METAL KID'S "BLOG"

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Hatabo's Album Best10 in 2008

2008-12-31 10:28:37 | Weblog

さてさて、早いもので2008年も終わりです。今年は仕事で大きな異動があったりして個人的にターニング・ポイントになった年だったと思っています。そして人生の中で1年が1番早く過ぎ去った年だったと思います。

 

と言うことで↓に書いている通り、2008年のアルバム・ベスト10をまとめてみました。ベスト10と言っても2008年に発表されたアルバムで良く聴いたアルバムを10枚選びだしただけですので順位はありません。また、2007年など過去のアルバムを2008年に購入していることもありますので、本当の意味でのベスト10ではないかもしれません。


Airbourne / Runnin' Wild
2008年で爽快感No1のアルバムです。AC/DCに似ているとか、真似してるとか野暮なことは言う必要なし。ただ、縦ノリで気持ち良くなれる1枚。そして意外に捨て曲がなくアルバム全体のレベルが高いのもポイントです。

 

Black Stone Cherry / Folklore and Superstition
国内リリースされていなかった1stも含めて2008年で一番聴いたバンドで間違いなし、そして2008年発掘バンドNo1でもあります。何と言ってもガツン!とくる力強さと渋さが超お気に入りです。泥臭く洗練されていない感じも良いですし、何と言ってもボーカルの歌声が最高なんですよねぇ~。

 

Black Tide / Light From Above
何だかんだでかなり聴いたアルバムです。ボーカルの歌い回しと言うか歌声が気に入ってました。そして曲も懐かしの'80年代を彷彿させるもので個人的にはポイントが高かったです。ただ、LOUDPARKでの情けないステージを見てからは一気に聴かなくなってしまったかも?

 

Buckcherry / Black Butterfly
デビュー当時から好きなバンドですが徐々に熱も冷めて来て、このアルバムもあまり期待していなかったのですがめちゃ気に入りました。そう意味では一番驚かせてくれたアルバムです。色々なタイプの曲が収録されているとまとまりがなく感じて気に入らないことが多いので、このアルバムは珍しいかも?

 

D-A-D / Monster Philosophy
2008年、最後の最後に股間にメガヒットしたアルバムです。往年の縦ノリサウンドはもちろん、ミドルテンポからスローな曲での絶妙なメロディーセンスと歌い回しに感服です。あとギターの音色も凄くイメージに残るバンドなんですよねぇ~。

 

Hellacopters (The) / Head Off
涙なしには語れないラストアルバム。最後に全曲カバーとはやってくれました。原曲を知らないこともありますがレトロ感、オルガンの入れ方、ギターの音色などセンス高いと思うのですよねぇ~。このアルバムと言うかこのバンド、聴いていると寂しいと言うか物思いに耽ってしまいます。ちなみに私の音楽感を変えてくれたバンドでもあります。

 

Motley Crue / Saints Of Los Angeles
メンバーの脱退・復帰を繰り返している期間はどうでも良い感じだったのですが、"Carnival Of Sins"でのLIVEはやっぱり格好いいの一言でした。そんな中、久しぶりに良い曲が揃ったアルバムを出してくれました。個人的にバンド自体に盛り上がっていたと言う感じですね。

 

Offspring (The) / Rise And Fall Rage And Grace
出会ってから外れなしのバンドで、このアルバムもツボに直球を投げられた感じでした。HM/HRで語ってはいけないバンドだとは思うのですが、私が軽めなサウンドが好きなことを象徴しているアルバムでもありますね。何も考えず元気にさせてくれる1枚です。

 

Sister Sin / Switchblade Serenades
妙なツボにはまった1枚。どこにでもありそうなB級バンドのサウンドですし、どこかで聴いたことのあるリフ、メロディーが多いのですが、これが癖になりました。ポイントの一つに女性ボーカルで歌声が好きと言うのがありますが、これもルックス、テクともにB級なんです。(笑)

 

Slipknot / All Hope Is Gone
賛否両論のアルバムで問題作とまでレビューされていることもありますが、私にとっては格好いいメタル・アルバムでした。こう言うアルバムと出会うので軽い方向ばかりにならないでHM/HRの世界に踏みとどまっていれるのですよね。

 


取り合えず、2008年BEST10を書いてみましたが、年が明けてからゆっくりと2008年に購入したアルバムや出来事を振り返ってみるつもりです。

 

最後に今年もお世話になりました。良いお年を!

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ただ今、集計中!

2008-12-30 09:26:47 | Weblog

せっかくBLOGでNET復活したので以前ホームページでやっていた年間BEST10も復活させようかと思っています。

BEST10は相変わらず順位を付けるのは好きでないので、2008年に発売されたアルバムで良く聴いたと思うアルバムを10枚選び出してみます。要はその昔、ホームページでやっていたのと同じですね。

BLOGは3月からですが、確か始めた時にPCの横にCDが何枚か積んでありましたので、恐らく2008年に購入したアルバムは全てレビューしていると思います。つまり、このBLOGを読み返して10枚を選べば良いのですが、これが思いの外難航しています。

明日までにまとまるかな?まとまらなかったら中止かも?(笑)

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D-A-D / Monster Philosophy (2008)

2008-12-26 21:47:27 | Album Review
母国デンマークでは絶大な人気を誇るD-A-Dの10thです。
このアルバム、デンマークでは初登場1位とのことでデビュー25周年を迎えても母国では人気も衰えず、大活躍している様です。しかし、日本を含むその他の国では1989年発表の3rd、1991年発表の4thが若干話題になった程度で既に忘れられてしまったバンドになってしまっているのは事実で、このアルバムも2001年発表の7th以来、久しぶりの日本盤リリースとなっています。

サウンド方は良くAC/DCに例えられる縦ノリのリフは相変わらずで、ハードでありながらポップな味わいを出してくる、このバンドの代名詞的サウンドは健在です。そして'90年代半ばから新たに聴かれた独特のトーンを奏でるギターと癖のある歌い回しでユーモア感溢れるメロディーを出してくるサウンドは益々磨きがかかってきていると思います。

個人的にかなり好きなバンドでして日本盤がリリースされなかったアルバムも結構探したのですが、運悪く入手出来ませんでした。そんな中、突然日本盤がリリースされることになり嬉しかったですね。でも反面、ブランクが空いた分どの様なサウンドになっているのか不安な気持ちもありました。
ちょっとハードな曲が少ない感じがしますが、スローな曲がこれまた美味で個人的にはかなりツボに入ってしまいました。大満足の1枚と言えるアルバムです。○(^O^)○
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Mudvayne / L.D. 50 (2000)

2008-12-21 20:01:18 | Album Review
12/13のAlbum Reviewに書いた"The New Game"が思いの外、面白かったので"聴かず嫌い"を治す意味も含めて過去のアルバムも買ってみました。1stを選んだ理由は単に一番安かったからですが・・。

サウンドの方ですが、やっぱりかなり個性が強いですね。変則的なリズムと曲展開、当時プログレッシヴと言われた理由も理解出来ます。確実なテクニックがあるからこそ出来るトリッキーな演奏とわざと不調和にしている楽曲はかなり世界観が違うところにあると思います。そんな中、シャウトとメロディーを歌い分けるボーカルは天性的な魅力があると思います。

ただ、私にはちょっとミクスチャーの要素が強すぎてきつかったです。面白いのは事実ですし、Newアルバムを気に入った後ですので、変な先入観もなく聴いたのですが、"聴かず嫌い"じゃなかったのを再確認出来ました。(笑)

まぁ、こんなもんでしょう!
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個人的名盤 No.1

2008-12-20 20:40:34 | 個人的名盤

個人的名盤 No.1はOZZYの2ndであるDiary Of A Madmanです。

今更、レビューする必要のない名盤中の名盤ですが、発売された当時は1stの"Blizzard of Ozz"の方がアグレッシブで好きでした。ただ、このアルバムには私がOZZYの曲で好きな曲Best3に入る"Over The Mountain"と"Believer"が収録されているので、当時から手放すことの出来ない重要なアルバムになっています。

で、今更ながら"このアルバム凄いなぁ~"と感じています。特に"S.A.T.O."や"Diary Of A Madman"辺りは当時飛ばしていたことも多かったのですが、最近はこの2曲を繰り返し聴くことも多いです。ランディー・ローズが凄いと言うことになるんでしょうが、メロディー、リフ、ハード、バラード、テクニック、起承転結・・・何でもかんでも感じることが出来、アルバムの完成度の高さを感じている訳ですね。

そう言えば2002年に訴訟問題から1stと2ndはリズムパートを差し替え、リマスターされていますが私は何となくオリジナルの方が好きです。ボートラの"I DON'T KNOW"のライブもアルバムの緊張感を最後に崩される感じがして余計だと思います。まぁ、リアルタイムで聴いているアルバムですのでレコードのパチパチ音が入っていてもOKなんですよね。(笑)

何かジジィ臭い感じだなぁ~。( ̄□ ̄;)!!

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Unsun / The End of Life (2008)

2008-12-18 20:58:40 | Album Review
ポーランド出身4人組の1stです。
メンバーはギターにVaderのMauser、ドラムにInduktiのVaaver、ベースにVesaniaのHeinrichに女性ボーカルのAya嬢が加わる布陣。このメンバーからはデスメタルやブラックメタル系を想像してしまいますが、サウンドは簡単に言うとゴジック系。ただ、オーソドックスなゴシックと言うよりは普通のロック寄りでAll Ends辺りと同系統な感じがします。
最近、女性ボーカルと言えば何でもゴシック、またはエバネッセンスタイプと括られてしまうので正確な表現か不明ですが・・・。

で、何と言っても特徴的なのはソイルワークを彷彿させるヘヴィでダークな楽曲にAya嬢のキュートで甘いボーカルが乗るという特異なスタイルだと思います。楽曲はヘヴィなリフはもちろん、ヨーロッパらしい湿ったメロディーも満載、更にテクニカルとさすが実力派のメンバーが揃っているだけあってクオリティが高いと思います。そこにキャッチーで甘いボーカルが加わる訳ですので、面白さは充分だと思います。

ただ、この面白さが持続しないのが最大の欠点だと思います。Aya嬢の甘い歌声も2~3曲聴くと全部同じ様に聴こえてしまい、甘いを通り越して"甘ったるくてくどい"になってしまいます。楽曲はそれなりに押しと引きを心得ているのですが、それを打ち消してしまうぐらい、ボーカルが中心になっていますので、やむを得ない結果なのかと思います。1曲単位で聴くと面白さがいっぱいなので少々残念な感じがします。

まぁ、女性ボーカルなんでOKにしておきますが・・・。(笑)
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Kayser / Kaiserhof (2008)

2008-12-15 21:10:57 | Album Review
元SPIRITUAL BEGGARSのスパイスが結成したバンドの企画盤?再発盤?です。2008年となっていますが中身は2005年に発表した1stの「Kaiserhof」に2006年に発表したEPの「Good Citizen」をオマケで付けた2枚組です。

元々、SPIRITUAL BEGGARS在籍時の歌声が好きで、このバンドもシングルとなった"Good Citizen"が結構気に入って購入しようと思ったまま数年経ってしまいました。それで完全に忘れた今頃になってお得な再発があったので購入してみました。

サウンドの方はずばり初期スレイヤーそのものの激走スラッシュでオープニングを飾り、その後もゴリ押しのヘヴィなリフを中心とした楽曲が続きます。そして、気になっていた"Good Citizen"だけが妙にメロディアスで私の気に入っている最大の要素であるスパイスの歌い回しが聴くことが出来る結果に・・・。

かなり期待していたのとは違うイメージでしたが、スパイスがトム・アラヤに似ているのも面白いですし、少々古くさい感じのギターソロも懐かしさみたいな感じで許容範囲で、それなりに楽しませてくれたアルバムでした。
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Mudvayne / The New Game (2008)

2008-12-13 21:28:58 | Album Review
イリノイ州出身、過去の変態メイクでお馴染みの4人組が3年ぶりに発表した4thです。
発表したアルバムが全てゴールドを獲得、前作は450万枚も売り上げたと気になる存在ではあったのですが、1stの変態メイク、2ndの宇宙人メイクで完全に引いてしまい、今まで手を出していませんでした。
それがLOUDPARKのバンド入れ替え時に「容疑者は11人!」と何度もこのアルバムの宣伝が流れていたもんで、買ってしまいました。要はまんまと戦略にはまった訳です。(;´Д`)

で、サウンドの方ですが当初、"デジタル系のスリップノット1st"何て勝手に思い込んでいたのですが、これが驚くぐらいにメロディアス。気が付けば変態メイクもなくなりナチュラルになっていたんですね。
基本はヘヴィネスながらもメロディーをうまく消化したキャッチーな楽曲、シンプルながらも個性的なリフでグイグイ押してくるアグレッシブな楽曲とアルバムを通して聴いていても飽きがこないです。
そして、テクニックも凄いですし、何よりボーカルがメロディアスな曲で良い声出しているが良い感じでした。

最終的にはかなり面白いアルバムで気に入った訳ですので、聴かず嫌いだった訳ですね。まぁ、発表されるアルバムを全部買う訳にもいかないので、そんなもんなんでしょうけどね。
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Nickelback / Dark Horse (2008)

2008-12-10 22:36:22 | Album Review
全世界で何千万枚も売り上げるカナダのモンスター・バンド、NICKELBACKが前作より3年ぶりに発表した6thです。自らがプロデュースしていた前作までとは違い、このアルバムではDEF LEPPARDやAC/DCなども手がけた名プロデューサー"John Mutt Lange"と共同で製作されています。

サウンドの方は"さすが!"の一言で良いのでは?と言う感じでこの系統のサウンドの第一人者らしく、ラウドでダイナミックなリフのヘヴィ・ナンバー、印象的でこのバンドの代名詞であるパワー・バラード、そして少々コミカルなナンバーとバラエティに富んでいながらも全てが"NICKELBACK"と言える楽曲が並んでいると思います。

ただ、前作までの作りではヘヴィーナンバーとパワーバラードが交互に収録され、ちょうど半々だった感じがしていますが、このアルバムではややヘヴィーなナンバーが多い感じがします。この辺はプロデューサーを起用したのも影響しているかもしれません。全然問題のない範囲と思いますが・・・。

個人的に"現代・アメリカン・ハード・ロック"なんて勝手なジャンルを付けて凝りに凝っているサウンドの親玉みたいなバンドですので、外して欲しくない気持ちが強かったですが、この仕上がりならば文句なしです。好きだな、このバンド!(笑)
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たまにですが・・・。

2008-12-07 20:46:58 | Weblog

アルバム購入の間が空いて、特に聴くアルバムがない休日になると、一つのバンドのアルバムを1stから飛ばさず、繰り返さず、ただ順番に聴くことがあります。

特に目的もなく何となくバンドを選ぶのですが、2~3枚しかアルバムを出していないバンドだと面白くないので最低でも5枚以上はアルバムを出しているバンドを選んでいます。当然ながらそこそこ名の知れた大物が中心になりますので、何度も聴いたアルバムばかりになりますが、これを1stから順に聴くとなかなか面白いです。

どのバンドもサウンドの変化があり、どんどん変化していって1stと最新作ではかなりサウンドが変わっているバンドもあれば、試行錯誤や変化に失敗して元の路線に戻っているバンドがあったりとバンドの歴史が分かって面白いです。

特にメンバーが変わって微妙な表現が変わっていたり、路線変更に失敗したアルバムの前のアルバムで実は実験的に同じ様なことをやっていたりとバラバラに聴くと気が付かないところもあるのを発見出来た時はなんか嬉しい感じになります。

まぁ、単なる暇つぶしと言いますか、ただBGMで流しているだけの話しなんですけどね。( ̄□ ̄;)!!

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Thieves & Liars / When Dreams Become Reality 2008

2008-12-06 09:35:08 | Album Review
アメリカ・サンディエゴ出身3人組の1stで、ハードコア系専門レーベルのFacedown Recordsが新たに設立した"Dreamt Music"からの第一弾リリース・バンドです。

宣伝ではLED ZEPPELIN、PINK FLOYD、AC/DCの名前が出されていて、これだけ個性が違う音楽性の要素を持ったサウンドってなんだ?要はごちゃごちゃなのか?なんて思っていたのですが、これが本当にこの3バンドの要素を持っていました。
サイケデリックな要素を持ったプログレあり、叫ぶような歌声や静かなバラードからハードな展開に移行するオールド・ハード・ロックあり、ブギーの要素を持ったギターリフが特徴的なタテノリ・サウンドありと、まさしく上記3バンドを代表する要素がありました。
そして、これだけ個性の違うサウンドが収録されているにも関わらず、アルバムとして良くまとまっています。この辺はレトロと言う音色でまとまっていることだけでなく、個性の違う楽曲に更に違うバンドの要素を加えているのが隠し味になっているからだと思います。要は'70年代ハード・ロックの様々な特徴を
ごちゃ混ぜにしたけど、アレンジ能力が高く、センスが良いので自らの個性に出来た訳ですね。

プログレ系の曲が7~9分と大作でアルバム全体も70分を超えているので気楽に聴けるサウンドではないですし、最近この手のアプローチを行うバンドが増えているので目新しさもそれほどではないですが、かなり面白いバンドだと思います。

個人的にはプログレの要素を除いてくれれば、かなり好みになるのですが・・・。(笑)
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樋口宗孝

2008-12-04 21:55:50 | Weblog

LOUDNESSの樋口宗孝って亡くなっちゃったんですね。
治療に専念するためLOUDNESSが活動を中止していたのは知っていたのですが、亡くなったの知ったのは昨日でした。ここ最近と言いますか、渡米してからですからかなり長いこと、それほど注目していたバンドではないのですが、ホームページにも思い出で記載している様に、初めて見たプロのバンドのLIVEがLOUDNESSでしたので、やっぱり悲しいものですね。

ジャパメタ全盛期、と言いますか当時のメタル系はツーバスが当たり前、ワンバスで頑張っていたのはイアン・ペイスと樋口ぐらいしか印象に残っていないです。そのワンバスに拘っている姿が格好いいと感じたこともあったなぁ~。とか、当時我らのアイドルだった浜田麻里との噂なんかを思い出してしまいました。

49歳・・・いくらなんだでも若すぎですね。ご冥福をお祈りします。

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Rev Theory / Light It Up (2008)

2008-12-02 22:32:37 | Album Review
アメリカ出身、5人組の2ndです。
元々REVELATION THEORYと言うバンドでインディーズではそこそこの人気と実績があったみたいですが、このアルバムではHinderやDaughtryを手がけたBrian Howesがプロデュースを行っており、質の高いアルバムに仕上がっていると思います。

サウンドはプロデューサーを見ればピンと来る様に、現代アメリカン・ハード・ロックです。グランジ以降の重めのリフにコーラスワークで盛り上げるロック・ナンバー、ハスキー系ボーカルが渋くメロディアスに歌い上げるパワー・バラードと、この系統の定番通りの楽曲が並んでいます。

現在、この系統のサウンドがマイブームで色々なバンド、アルバムを買っていますので、どれもこれも同じ様に聞こえ出しているのですが、このバンドは大きな特徴がないながらもツボを押さえていると言うか、すんなり耳に入り心地良い感じでアルバムを通して聴くことが出来ました。
さすがに大物がプロデュースしただけあって1曲1曲の完成度は高いですし、ロックナンバーとバラードの曲順、バランスが凄く良いのですよね。そして、この系統の生命線であるパワーバラードの仕上がりが良いのが最大の勝因ですね。

ところで、3分程度の曲が10曲と言うのはこのご時世にどうなんでしょうか?個人的にはLP時代からの生き残りですので10曲で充分ですし、逆に駄作が少なくなり、ダラダラ感がでない状態で聴き通すことが出来るので好きなんですが、ブームの勢いがあるうちに出せるバンドは次から次へと出してしまえ!的なレーベルの商売根性が見え隠れしているのが気になるのですよね。
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