ある日、新潟で

【New-Lagoon Days】-αで描く新潟の光-

溜めていた想いを吐き出せ!

2022-10-17 | フォトラン♪

4年ぶりにここに立つことができました。

腰痛に苦しめられながら、どうにかギリギリで完走してから6年。
 → 6年前のブログ
4年前は前日受付まで済ませたのに、台風接近のためまさかの中止。
そして新コロ感染拡大のため、2年前の大会は「止まっていた時が動き出す」ことなく中止。
ずいぶんと時が流れました。
2年おきに開催という大会の特徴から、6年ぶりの開催となりました。
6年というのは、自分のウルトラマラソン歴よりも長い年月です。

エントリー受付が始まって、感染対策費として値上げになったエントリー代をものともせずエントリー。
今回は必ず完走するんだ、という強い気持ちを持って過ごしてきました。
4月に恒例のウォーキング大会に出た際、70kmの関門までは行けそうだなという手ごたえをつかんでいました。
あと半年で、残り30km分の体力をつける。
そう意気込んでいたのですが、5月にオンライン大会で日々走っていたところ、
右足首に痛みが。
それからまったく走ることができませんでした。


感染対策として、今回はエントリー時に申告した完走予想時間を元にブロック分けされ、
ブロックごとにしかスタート会場に入ることができなくなりました。
検温・問診アプリに大会前から入力をし、会場へ向かう前に抗原検査キットで検査を行い、
アプリに表示される入場コードを提示して、ようやく会場に入ることができます。

参加者全員に抗原検査キットを配布し、感染対策のため色々と経費が掛かっているでしょうから、
びっくりするような値上がりとなった今回の大会ですが、自分としては適正な価格かなと思います。
まぁ、高いんですけどね。
今年は春のウォーキング大会と、この大会しか出ない一点豪華主義と決めていたので、
なんとか捻出。
でも、運営が負担して今後の開催に関わるようなことになるより、
参加者に負担を分散してくれた方が、お互いのために良いとも思いますし。

自分は、制限時間いっぱいの14時間でエントリーしたので、
(先回大会までは制限時間13時間半)
一番スタート時間が早いAブロックでした。


リージョンプラザインサイドスタジアム。
同じスタートブロックの人しかいないので、広々しています。

トランジット袋を預けられますが、
今回は手ぶらです。
みんなフィニッシュ行きの袋持ってていいなぁと思う。


受付完了すると、リストバンドを渡され、
大会終わって会場出るまで外さないようにと書かれています。
証明書みたいなものですね。

シューズは信頼と実績のミズノ「ウエーブライダー24」
ウルトラで走っていると毎回後半で靴が重いなぁと感じる時間帯がありますが、
その点以外はとても信頼しているシューズです。

ハーフタイツとふくらはぎから足首までのレッグカバーと、
足首のサポーター。
頼むぞ、道具たち!君たちが頼りだ。

5月に痛めたまま、足はまったく良くなることはなく、
さすがに整形受診しようかと思ったのですが、思った頃に仕事で陽性者対応することになり、
行きづらくなり、自分もなって余計に行きづらくなり……
走らないまま半年が過ぎてしまいました。
大会の1週間前、さすがに半年走らないでそのまま行くわけにはいかないだろうと、
ちょっとランニングに出たら、4kmでバテました。
とても100kmなんて完走できる気がしません。

もう会場にも行かないで、やめようか。
こんな状態で走って大会に迷惑がかかるんじゃないだろうか。
でも6年ぶりの開催、会場に行かないでやめたら後悔するんじゃないか。
台風で直前中止となった4年前、コース上に車で行って日の出を見て、
絶対にこの場所に帰ってくる!と誓ったのに。
大会前の1週間は、鬱々とした気持ちで過ごしました。

6年ぶりの開催、仲間たちのエントリーが嬉しい。
走れない間も、大会までに治して完走する。
その気持ちがあったので、走らなくても我慢できたし、
ずっと前向きな気持ちでいられました。
しかし、鬱々とした1週間のなかで、妻に、
でも、本当は俺すっごい悲しいんだ。
そう言ってしまって、言って後悔しました。
涙が出そうでした。
6年ぶりの大会なのに完走できない。
そもそも走ることができない。
口に出さなければよかった……


大会当日、嬉しい気持ちも、悲しい気持ちも全部抱えて、スタートラインに立つことにしました。
やっぱり来なかったら後悔すると思ったし、
単純に、エントリー代払ったんだから行くことにしました。

みんながスタートゲートの向こうにフィニッシュゲートを見ているのに、
俺が見ているのは10km先のおにぎりです。

最初のレストエイドにあるおにぎりを、いつも楽しみにしています。
事前に走ることができたのは4km。
10kmだって走れる保証も自信もありません。
「おにぎりを食べる」という目標が欲しかったのです。
「10km走る」より、「おにぎりを楽しみに走る」の方が、目標として強い。
それと、自分よりあとからスタートする仲間たちが、
後方から追いついてきてくれるハズです。
みんなを見送るまでは走ろう、そう思いました。
だから、俺はくびき野に帰ってきました。

「溜めていた想いを吐き出せ!」は、今回の大会のコピーです。
なので、ここに吐き出しておくことにしました。

さぁ、スタートラインに立ったらウダウダ言うのはお終いだ。
行くぞ!!!
おにぎりが待っている!!!

【Cyber-shot DSC-RX0】

【iPhone7】



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