Harukoの濾胞性リンパ腫日記【B細胞 Ⅳ期 B症状 50歳代後半 】 2008年4月28日~

悪性リンパ腫の入院日記。多くのリンパ腫病のうち濾胞性(低悪性)リンパ腫の総合情報サイトを目指して行きます。

治りにくいしびれへの対処法は?

2008-07-20 23:09:23 | 副作用と対処法
治りにくいしびれへの対処法は?

ビタミンB6・B12、タキサン系由来ならCOX2阻害剤が有効

手足の指先や足の裏がピリピリ、ジンジンするような痛みやしびれ、皮膚が1枚張り付いているような違和感、ほてり、知覚が低下し、力が入りにくくなるなどの症状は、抗がん剤が末梢の神経細胞を障害するために起こるといわれています。

「タキソールやオンコビンなどのタキサン系抗がん剤や、新しい抗がん剤のエルプラット(一般名オキサリプラチン)などで起こりやすく、個人差も大きいものです。初回投与後から起こることもあれば、数回の投与を経て起こることもあり、1度症状が出ると治りにくい傾向があります」

対策1 クルミなどで、手指を刺激
手を握ったり開いたり、クルミを握るなどの手指の運動や、手足の筋肉の曲げ伸ばしを積極的に行って、神経を刺激しましょう。また、温湿布で温めると症状が改善することがあります。

対策2 ビタミンB6やB12を補給
ビタミンB6やビタミンB12(メチコバール)は、神経の軸索に作用して、神経障害の回復を助ける作用があります。

対策3 COX2阻害剤が有効
「タキソールによるしびれの改善には、リウマチなどの関節痛や筋肉痛に使われるCOX2阻害剤(商品名モービック)が効果的、と当センターの呼吸器内科の臨床で確認され、実際に使われています。筋肉痛や関節痛の治療薬として保険が適用されるので、主治医に相談してみてください」

対策4 エルプラットの場合
エルプラットを含むFOLFOXなどの治療では、手、足、のどの周りのしびれや麻痺、痛み、のどがしめつけられるような感覚が、投与直後または数時間後に起こることがあります。

「カルシウムやマグネシウム製剤を投与すると、これらの神経症状を45パーセントから20パーセントに減らせると報告され、当院ではエルプラットの投与前後に点滴で予防的に入れています。症状は2、3日で改善することが多いのですが、治療期間が長期にわたる場合は数カ月続くこともあり、しびれて歩きにくい、ボタンがはずしにくい、細かい作業がしにくいなどと訴える方もあります。このような場合でも、一時休薬すると、ほとんどの方は症状が回復するといわれています」

エルプラットによる神経症状は、冷気や冷たいものに触れることで誘発され、悪化することがあります。投与後3日間はアイスクリーム、冷やしたビールなどを口にしたり、素手で触れたりしないように注意してください。スカーフや靴下で首や手足の保温に努め、水仕事のときや、金属製のドアノブやはさみに触れるときは、裏地つきのゴム手袋などを着用するとよいでしょう。


http://www.gsic.jp/measure/me_07/08/02.html



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。