はるにれの丘

広々とした草原の丘にそびえる一本のはるにれの樹 「いまここにあること」を存分に証明しています 

高幡不動のアジサイ

2014年06月29日 | 散歩道
鬱陶しい梅雨の時期、爽やかな色合いを見せ、
和ませてくれたアジサイもそろそろ終盤ですね。

関東三大不動のひとつ、高幡不動尊金剛寺は6月~7月にかけて、
たくさんの種類のアジサイが咲き誇ります。

個人的には、6月初旬に咲き始める、可憐なヤマアジサイがお気に入りです。

同日、この場所を訪れる前にある遊園地に咲くアジサイを、
撮影に行っていたのですが、期待外れでがっかり… 

「そうだ!!高幡不動に行ってみよう。。」ということで急遽、方向転換。
午後の遅い時間帯で紫陽花を愛でる方々も少なく、
見頃にも間に合って、じっくり撮影することが出来ました。



山門付近に咲く淡い色合いのガクアジサイ

カメラを持って人が途切れるところを見計らっていると、
記念写真を撮っていたある団体さんが、さぁ~と場所を開けてくださいました。

施設に入所されているであろうご高齢の方たちと付き添いの職員の方たちのようでした。
ニコニコされながら、その潔さと心配りに感動してしまいました。



大観音像とガクアジサイ



青系のアジサイがほとんどでしたが、貴重なピンク系のアジサイをパシャリ!!



本堂に向かって3人揃って、真摯な面持ちで手を合わされる方たち…
その姿に、またまた感動しました。

というのは、先ほど場所を譲って下さった施設の職員の方たちでした。
熱いものが胸にこみ上げてきたのは言うまでもありません!!

若いお兄さん写真家によると、この本堂には鳴り龍天井があるとか…
(まだ入ったことがありません)



境内山側には多摩丘陵の一角である緑豊かな不動ヶ丘が広がり、
自生のヤマアジサイのほかに、全国から寄せられた様々なヤマアジサイが植えられており、
西洋あじさいを合わせて、数え切れないほどの種類のアジサイが咲き乱れています。





斜面に咲くゆえ、玉ボケを上手く取り入れることが出来るので、
面白くて何枚も撮ってみましたが…
どれもこれも同じようなものでごめんなさい。



この不動ヶ丘は四国八十八ヶ所の縮小版コースにもなっています。



立派な五重塔を背景に咲くアジサイ

東京では希に見る名刹、高幡不動尊金剛寺
日本一のアジサイ寺だと思います。

そこで出会えた人たちにも感謝感謝の一日でした。

紫陽花散歩

2014年06月12日 | 季節の花
先週、友人たちと俄かにその日に決まった鎌倉散策
撮りたいシーンがいっぱいあったのに、その時は生憎カメラを持参していなくて…

ということで、数日後、再び行ってまいりましたぁ~~

数年ぶりに訪れた紫陽花ではあまりにも有名な北鎌倉の「明月院」
青い紫陽花ばかりが目に付く印象しかなかったのですが、
今回、変わった品種の紫陽花も植えられ、散歩道も充実していました。



こちらは、本堂にある明月院のシンボル円窓(満月窓)。
窓の向こうには、本堂裏庭園が見えます。
どこか京都のような雅(みやび)な雰囲気のお寺ですね。



本堂裏庭園は、また違った世界が臨めます。
ちょうど花菖蒲が色鮮やかに咲き誇っていました。



この縁取りのある紫陽花は初めて見ました。
ちょっと可愛いでしょ!?

品種の名前をいろいろ検索してみましたが、はっきりしなくて…
フラウ○○というものらしいのですが、もしわかりましたら教えてください。



明月院に植えられている紫陽花はほとんどが「姫あじさい」という日本の古来種です。
この美しい青に俗に「明月院ブルー」と呼ばれているそうです。
清涼な青を基調として端正で瑞々しい美しさですね。



こちらは山門そばに咲いていた、清楚な柏葉紫陽花

紫陽花づくしの明月院ですが、人づくしの明月院でもあります。
咲き始めの早い段階で見物に行くのがいいかもしれません。



場所は変わって、駆け込み寺(縁切り寺)で有名な「東慶寺」
明月院の喧騒から逃れ、ほっとする静かなお寺です。

金仏の背後には花菖蒲が彩を添えています。



お地蔵さまと、今の時期咲く可憐なお花、「イワタバコ」



最後は「浄智寺」の書院を通して臨む庭園
光と影の作る面白さを切り取ってみましたが。。

歩きなれている北鎌倉周辺のお散歩でした。