それでは、具体的な使い方について
■起動直後はまず「Win+B」でデスクトップを出せさて・・・
起動時。従来の操作に慣れたユーザーは、「まずはデスクトップ画面を表示してほしい」と思うはずですよね。
そこでWin+Bキー([Windows]キーを押しながら[B]キー)を押してくれ。
これだけでデスクトップ画面が表示される。
キーの呼び名が「ウィン・ビー」というそうです。
なお、Win+Dキーに慣れている人は、それを使ってもいい。
そして一端デスクトップ画面を表示すると“ロックが外れ”(こう表現するのがふさわしい動作なのだ)、Windowsキーだけでスタート画面と デスクトップ画面の往復が可能になるのです。
■スタートメニューは使うな。アプリは「Win+Q」で探しましょう。
次に従来ユーザーが迷いやすいのが、アプリを起動するとき。
スタート画面はWindowsストアからダウンロードされたアプリが優先されるため、デスクトップ画面のアプリはすぐに表示されません。
そこで、この画面は使わなくていい方は、黙ってWin+Qキーを押しましょう。
これで「アプリ」画面が表示されます。
表示した次の瞬間から、右端の検索欄にカーソルがあるので、キーボードから文字を入力するとメニュー検索が可能なようです。
そして、この検索メニューをキャンセルし、右にスクロールすると、フォルダごとにまとめられたアプリ一覧表示も見られます。
そして、いわゆる“電源を切る”(シャットダウンやスリープ)ためのメニューの表示がわかりにくいこと。
ここは正直、理論的な階層を優先して、すごく複雑になったように思える。
しかし、しっかりと解決用のキーがあります。
Win+Iキーだ。これで右側に「設定」画面が表示される。
中央下付近に、あれだけ探し求めた「電源」があるだろう。
■Windows 8ならではの“スーパーメニュー”「Win+X」を使いましょう。
ここまでは、Win 7までのユーザーが8を使うための、防御的ショートカットキーだった。
最後に紹介したいのが、PCを管理するためにつかうアレコレが1つにまとまった、“スーパーメニュー”と言えるでしょう。
これがいかにスーパーかは、画面を見て頂ければわかると思います。
エクスプローラーやコントロールパネルの表示やファイル検索、「ファイル名を指定して実行」画面の表示からデバイスマネージャーやディスクの管理画面、管理者権限でのコマンドプロンプト表示までがまとまっています。
これを出すには、Win+Xキー。
とっても便利なのは、このキーです。なんと、スタート画面でも使えます。
ここで「デスクトップ」を選ぶと、Win+Bキーの代わりにもなります。
なので、「これは便利」と思ったら、まずはこのキーと、Win+Iから覚えたらどうでしょうか。
ちなみに、モバイルPCにWin 7とVistaを入れた場合、このキーは「Windowsモビリティセンター」という特殊メニューが表示されます。
つまり同じキーでありながら機能が変更になっているので、注意してくださいね。