気紛れ貴婦人願望バーバの徒然草~カムイミンタラに憧れ、悠々自適人になりたい

ご訪問いただきありがとうございます。安政の探検家松浦武四郎足跡を訪ね、音楽と自然、いにしえのロマンを愛する旅人です。

ツイン・タイム・トラベル イザベラバードの旅」写真展を見る

2014-03-03 10:50:06 | 日記
2014年2月4日の北海道新聞文化面に「イザベラバードの足跡をたどる」札幌で写真展という見出しで掲載されていたので、2月15日、丁度札幌での会合があり、行ってきた。
北海道新聞掲載記事

会場は北海道大学の総合博物館。クラーク博士の銅像の付近にある旧理学部の重厚な建物である。
写真展は撮影者である金坂清則京都大学名誉教授。氏の講演は1月25日、トークがあったが・・・参加できず。しかし、博物館3階にある展示室の前ではテレビで放映されていたので若干の様子が伺えた。
イザベラ・バードはイギリス生まれで、明治11年に日本各地を訪れ「日本奥地紀行」を著している。日本以外ではアメリカ・カナダ・中国・香港・モロッコ・マレーなどを旅行している。金坂氏はパンフレットによると20年をかけて撮影した写真から選んで、展示したとある。
金坂清則氏の『旅行記を読むとは、その基になった旅を読み、旅する人を読み、旅した場所・地域を読み、旅した時代を読むことである』と言葉があった。
北海道大学総合博物館写真

パンフレット写真

1階展示室表示写真

3階展示室(向側から撮影)
    

展示室内は撮影ご遠慮・・・のことであったので、部屋入口からの様子や、私の持っている平凡社発行の「日本奥地紀行」にあった同様のアイヌを描いた絵。興味を引いたのはバードのパスポート。漢字でビショップ夫人(イザベラバードのこと)の1894年の『護照』が展示されていた。英国人のパスポートが漢字で発行されていたのは意外であった。調べたら、「護照」は中国語で身元証明の公文書であるということが分かった。(ジョン・マレー社蔵)
その他、同志社大学図書館蔵の1896年にバードがスケッチした「極東の風景」や「天国への旅(ラスト・ジャニ)ディーン墓地(エジンバラ・スコットランド)や中禅寺湖畔でベルツと昼食をしたことなど・・・写真撮影が出来たら私の記憶にも残ったであろう・・・と少々残念な思いであった。
晩年のイザベラ・バード  

北海道のアイヌの像


クラーク博士写真