今 ここ 自分

日々のつれづれ日記です。
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最近手作り石けんやアロマ
そしてダンスと旅に夢中

ミュシャ展で衝動買い。

2005年02月19日 | 気になる中欧とミュシャetc・・・
約一ヶ月ぶりにバイト復活。自分の中では一ヶ月ぶりだったのでえらい久々って感じがして、最初はなんとく場の雰囲気になれなかったが、毎日のように来ている人たちにとっては、いたって普通の「日常」で、気がついたらそこに普通に溶け込んでいた?という感じで午前9時から午後2時までの5時間は過ぎ去った。そして、バイト帰りにお待ちかねのミュシャ展を観に東京都美術館へ。あいにくの雨模様だったけど、土曜の午後とあって館内は人でごった返していた。

館内の展示は、「ミュシャ様式」と呼ばれる独特の表現でアールヌーボーの第一人者として活躍していた頃の「パリ時代」そして「アメリカ時代」晩年になり故郷のチェコに帰郷し【スラヴ叙事詩】やプラハ城のヴィート大聖堂のステンドグラスを手がけた「プラハ時代」又モデルやミュシャを撮影した写真などのテーマ別に分かれていて、絵画だけでなく1900年の万博用にデザインされたお皿やアクセサリーなどの展示などもあった。数多くの展示品の中で、特に「パリ時代」の【花】や【芸術】などの四部作や、【サラ・ベルナールの舞台ポスター】そして【ヒヤシンス姫】など、おなじみの作品の前には大勢の人だかりができていた。私は去年プラハを旅行した時に、たまたま訪れたミュシャ美術館で作品をみて一目ぼれしてしまった「にわかファン」なので、美術史などはまったくわからないのだけど、同じ時代でもリトグラフと同時に書かれたパステル画では同じ画家なのか?と思うくらい作風が異なっていた。一瞬ぎょっとするような怖い絵もあった。又晩年の壮大なスラブ叙情詩の作品をはじめ、いわゆるパリ時代とは対照的に油絵の作品もあり、そこには華やかなアールヌーボーの世界だけではない、ミュシャという人物の個人の歴史と共にチェコがたどった歴史的背景も映し出されているような気がした。

そんな中で私のお気に入りは、プラハでも見た【ヴィザンティン風の頭部:ブロンド】と【黄道十二宮】それから下の【モナコモンテカルロ】。100年以上も前の作品なのに、すごく新鮮な印象。


そしてこの【モエ・エ・シャンドン:ドライ・インペリアルのポスター】



このポスターの女性のまなざしをみて、私は何故かすぐにエジプトを想像してしまった。何度みても何故かイメージがエジプトなのだ。
(※画像は両方ともポストカードを撮影したものです)
その他印象に残ったのは「パリ時代」の作品では横向きの女性が描かれた【羽根】と、ビスケットのパッケージデザイン。実際にビスケットの箱も展示されていたのだけど、シャンペン風味やマデラ酒風味のビスケットってどんな味だろう?今も売っているのかな?それから「アメリカ時代」では【ミュシャ石鹸】屏風風のデザインと、そして日本では初公開らしい「プラハ時代」の【ボヘミアの唄】収穫祭に使う花冠を作る小作農の白い服の少女達の休息を描いた作品らしいのだが、ミュシャのようでミュシャらしくないような。でも見ていると何となく落ち着く。そんな感じの印象を受けた。これらの作品の背景となったボヘミアの森、プラハに早く行きたくなった。

と、ここまでは知的な美術館観察日誌のようなのだが、これだけじゃおわらなかった。最近家の事もあり自宅にまっすぐ帰る生活だったので、「ミュシャグッズ販売コーナー」で衝動買い病が炸裂。ビスケット箱やフィギュア、レターセットから携帯ストラップ、モンテカルロのあぶら取り紙まであれこれ買い物。所持金が底をついて「図録」が買えなかった。トホホ。しかも何を血迷ったか、買い物したあと後ろ髪惹かれるように再び展示場に後戻りして、そこでなん【ボヘミアの唄】の高級額入り装丁複製画を注文してしまった!「一ヵ月後のお届け」「着払い」のうたい文句についつい・・・配達料、消費税込み38000円。販売されていた中ではこれでも安い方で、ちゃんとしたレプリカはそれこそ60万とか100万とかしていたのだけど。これは初めてエジに行った時に「最後の審判」の巨大パピルスを買った時以来の大きな買い物。
さて、絵が届いたらどこに飾ろう。その前に絵の似合う部屋にしておかなければ~。

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