レガスピへの道 (でも時々、菊川)~Road to the Legazpi City Albay!~

37年7ヶ月の会社生活を終え、次のステップをフィリピンで過ごす事に決めた男のつぶやき
レガスピ市に興味ある方ご連絡を

2023年8月31日のまにら新聞から

2023-08-31 11:04:19 | フィリピン
8月31日のまにら新聞から

民間投資が大きな役割 マハルリカ法施行細則発表
政府系ファンドの施行細則策定。役員の選任プロセスや資本金の財源が明らかに
https://www.manila-shimbun.com/category/economy/news272579.html

 財務省理財局は29日、7月に設置法が成立した政府系ファンド「マハルリカインベストメントファンド(MIF)」の施行細則を策定したことを公表した。同規則は9月中旬に発効する。同日、比日経済協力インフラ合同委員会会合出席のため東京に出張していた経済閣僚らは、初の同ファンドの諮問委員会会合を開催。また、国際協力機構(JICA)本部で日本の大手商社をはじめとする民間企業、政府関係者など約130人を相手に同基金の説明会も開いた。

 ジョクノ財務相は声明で「海外投資家からは好感触を得ている。民間部門がMIFの成長に大きな役割を果たすだろう」と強調。

 その上で「われわれは道路網、クリーンエネルギー、水資源、農業ベンチャー、通信事業の開発を追求している。これらの領域は高い投資効果を期待できる」と説明。さらに「大きな潮流となりつつある『環境・社会・ガバナンス(ESG)』や、最新技術への投資にも活用可能」とした。

 施行細則は、MIFを運用するマハルリカインベストメント公社(MIC)の新設を規定。MICは通貨や商品、債権、国内外の社債、株式、スクーク(イスラム債)などの取引を通じ、幅広い事業・活動に投資できる。

 経営を担う理事会のメンバーは、財務相が職権上の理事長となるほか、MICの社長兼最高経営責任者(CEO)が副理事長に、政府系銀行ランドバンクの社長兼CEOと比開発銀行社長兼CEOに加え2人が常任理事に、民間から3人が独立理事に選ばれる。

 まだ空席となっているポストの中でも、注目されるのがMICの社長兼CEO人事だ。その資格者は「『信頼できる大学』で経済・経営分野の修士号以上の学位を持ち、有名な金融機関や官民組織で上級管理職として最低10年の経験を有する者」。任期は3年で、再選可能だ。

 その選任プロセスは、財務相、予算管理相、国家経済開発長官、財務相理財局長からなる諮問委員会が推薦し、それに基づき大統領が任命するというもの。

 マルコス大統領は「政治的影響を与えない」と豪語するが、理事人事を担う諮問委員会は閣僚で埋め尽くされている。マレーシア政府系ファンドの「ワン・マレーシア・デベロップメント」の元首相を巻き込んだ不正事件が記憶に新しい中、汚職への懸念がなおくすぶる。

 その一方で、MIF設置法は理事らに厳しい法的責任を課す。欠格事由があるにもかかわらず故意に役職に就いた場合、財務諸表が著しく不完全または不正確であるにもかかわらず故意に認可した場合、自ら進んで詐欺に利用されることを容認した場合、接待や汚職行為に対して制裁、報告、適切な措置を取らなかった場合など、さまざまな管理者責任を刑事罰とし、100万~1500万ペソの罰金および6~20年の拘禁刑という厳罰を明記する。

 ▽初期資本金の財源明確に

 MIFは5000億ペソの資金運用を目指すが、来年をめどとする創業当初の投資資金は1250億ペソ。政府系ランドバンクが500億ペソ、比開発銀行が250億ペソ、政府が500億ペソ拠出する。

 今回の施行細則で政府拠出分500億ペソを税外収入から捻出することが明らかとなった。中銀の配当金収入の100%(最初の2カ年)、比娯楽ゲーム公社(PAGCOR)およびその他の政府系娯楽事業者の収入の10%(最初の5年)、政府資産の払い下げ収入などが充てられる。

 それ以外の資金はMICが有価証券の発行で集める見込みだ。MICは自社債や株式など全ての種類の証券を発行できるが、それらの証券に政府保証は付かないという。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230831.html
「非伝統的な防衛協力を」 英外相との会見で大統領
英外相との会談で大統領が「欧州諸国との非伝統的な防衛協力が必要」と指摘

比豪両政府が承認 南シナ海合同哨戒
比豪両政府が南シナ海での合同哨戒実施を承認。「法の支配を保障する」

中国への士官派遣停止 国軍
国軍参謀総長「(南シナ海で発生した事象で)中国への士官派遣を停止」

開始2日目で2人殺害 バランガイ選立候補届け出
[ 1050字 ]
社会 (society)
有料
バランガイ(最小行政区)選挙の立候補届出が開始されて2日で2人死亡

生産5000万トン目標 比ニッケル協会見通し
比ニッケル産業協会は今年の鉱石産出量目標を5000万トンに引き上げ

伊に敗北で順位決定戦へ FIBAW杯比チーム
強豪イタリアに挑んだ比男子代表「ギラス・ピリピナス」は83―90で敗れた

公立学で校新学期始まる
29日、全国の公立学校で一斉に新学期が始まった

大衆紙の話題
U18ソフトで比が香港負かす
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1693407600.html
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の2024年U18女子ソフトボールワールドカップの予選を兼ねたソフトボールアジアカップが中国福建省福州市で開催されている。フィリピン代表は29日、香港を7-0で退け、初戦を勝利で飾った。比は初回に2点、5回に5点を獲得し、危なげなく試合を運んだ。シェリーロウ・バレンズエラ・コーチは「投球面が芳しくなかったものの、攻守でカバーできた。次の試合も全力を尽くす」と意気込んだ。次戦は中国、最終節は韓国と対決する。(30日・テンポ)


2023年8月31日のまにら新聞から


2023年8月30日のまにら新聞から

2023-08-30 12:02:10 | フィリピン
2023年8月30日のまにら新聞から

8月30日のまにら新聞から

中進国入り後の協力を議論 14回比日経済協力合同委員会
ジョクノ財務相ら経済閣僚が訪日。岸田首相を訪問し、比日経済協力合同委員会会合に出席
https://www.manila-shimbun.com/category/economy/news272561.html

岸田首相を表敬訪問した比代表団=28日、比外務省提供

 ジョクノ財務省、パガンダマン予算管理相、バウティスタ運輸相、ウイ情報通信技術相、バリサカン国家経済開発長官など経済閣僚や高官からなる訪問団が28日から29日にかけ日本を訪問した。28日には今年中の比訪問を予定する岸田文雄首相を表敬訪問。29日には明治記念館で開かれた第14回比日経済協力インフラ合同委員会会合に臨んだ。

 合同委員会会合で両者は、2025年までに比が上位中所得国(中進国)入りを果たした後の経済協力も議論。投資を呼び込む「民間資本導入型」の無償資金協力や、日本の強みを活かした協力メニューを提案する「オファー型」などの経済協力の選択肢について意見を交換した。 

 会合でジョクノ財務相は、ODAの中でも日本企業の技術を導入する「本邦技術活用案件(STEP)」について「日本のODAを可視化し、日本の最先端技術とノウハウを活用できる譲許的枠組みだ」として、引き続き積極活用していく意向を表明した。STEPは首都圏地下鉄建設事業にも活用されている。

 さらに同相は、「現在28の日本ODA借款事業が実施されており、中でも南北通勤線延伸事業、首都圏鉄道3号線(MRT3)再整備事業など重要鉄道事業に計3944億円の資金供与をしてもらっている」として感謝を表明。今後も様々な形態の協力を通じて今後も日本が比の強いパートナーでい続けてほしい」と述べ、中進国入り後を見据えた協力継続に期待を表明した。

 両国代表は、インフラ協力のほか、海上保安能力の向上、ミンダナオ和平プロセスなどの案件が着実に進展していることを確認。クラーク、スービック両経済特区を含む地方の開発、情報通信、エネルギー移行、防災などの分野でも協力を推進していくことで一致した。

 同合同委員会は2017年に故安倍晋三元首相が比を公式訪問した際、ドゥテルテ前大統領=2016年就任=に対し、5カ年で1兆円の経済協力とともに設置することで合意した。両国閣僚が経済協力の実施状況を定期的にレビュー、協議する同合同委員会を通じて両政府は目標額以上の協力の実施に成功した。

 岸田首相は今年中に比を公式訪問することが決まっており、その際に安倍元首相の前例を踏襲して中期的な支援パッケージを提案するかどうかも注目ポイントとなる。

 比外務省によると、比が日本から供与を受けているODAは無償・借款合わせて129億2000万ドルで、日本は比のODA構成の40・5%を占める最大援助国となっている。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230830.html
「安全保障で協力強化を」 枠組みづくりに取り組む
比英外相が会談。「恒久的な関係」に向けた経済・安保協力強化に向けた枠組みづくりで合意

災害復旧借款に署名 上限300億円
比政府とJICAが300億円の「災害復旧スタンド・バイ借款」(フェーズ3)を締結

「誰にでも起こりえる」 強制失踪の被害者家族らが会見
「国際行方不明者デー」を前に、首都圏ケソン市で強制失踪の被害者家族らが記者会見

台風9号で6万人被災
国家災害対策本部によると、台風9号(比名ゴリン)の被災者が1万9370世帯7919人に

各界から悼む声 オプレ氏死去
死去したオプレ移民労働者相を悼む声が大統領や支援を受けた元OFWらから寄せられる

水藤眞樹太氏死去
元まにら新聞副社長。23日に死去。85歳。葬儀は近親者で行った

大衆紙の話題
自分の子どもに性的暴行を加え逮捕
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1693321200.html
 バタンガス州バタンガス市アラギランでこのほど、自分の子どもを性的暴行したとして40歳の男が逮捕された。バタンガス州警察本部のサムソン・ベルモンテ警視による報告によると、逮捕されたのはビコール地域南カマリネス州出身のドゥリックス容疑者(仮名)。同警視によると、同容疑者は州レベルで最も重要な指名手配犯の1人だったという。容疑者には不同意性交および法定レイプの容疑で逮捕状が発付されていた。被害者の年齢・性別については公表されていない。(29日・Pジャーナル)



2023年8月29日のまにら新聞から

2023-08-29 17:19:58 | フィリピン
2023年8月29日のまにら新聞から

8月29日のまにら新聞から

マニラ港で艦内公開 空母化進む「いずも」
海自最大護衛艦いずもがマニラ港で比日メディアに艦内を公開。同艦の機能などについて説明
https://www.manila-shimbun.com/category/society/news272542.html

(上)護衛艦いずもの飛行甲板上。手前のタイルはF35B着艦のため強化されている。黄色のセンターラインは同機の発艦のためにあらたに引かれた。右奥は米強襲揚陸艦USSアメリカ。(下)マニラ南港に寄港している護衛艦いずも(全体像)=27日、竹下友章撮影=27日、竹下友章撮影

 海上自衛隊は27日、初めて首都圏マニラ市に寄港した海自最大護衛艦いずもの内部を比日メディアに公開した。ヘリを最大14機搭載でき、5機同時の発着艦が可能な護衛艦いずも=2015年就役=は、「ヘリ空母」とも呼ばれてきた。それが20年度予算による第1次改修を経て、第5世代ステルス多用途戦闘機F35ライトニングの艦載機仕様F35Bの搭載が可能となった。21年10月3日には初めて米軍のF35Bの発着艦実験に成功。24年に控える第2次改修では、尖った船首部分の飛行甲板を矩形(くけい)することで戦闘機用の滑走路を延長。より空母の形に近づける。

 円形のヘリ用巨大昇降機で艦内から飛行甲板に上ると、そびえる船橋、甲板を地平線とする青い空が目に飛び込んでくる。まるでロボットアニメの出撃シーンのようだ。全長248メートル、全幅38メートルの大型艦の甲板は、まさに小型飛行場だ。

 左舷側の甲板を縦に走る黄色のラインは、F35Bの滑走のため改修時に引かれた。同機は垂直発艦も可能だが、助走によって揚力を得たほうがスムーズに発艦し燃料消費を節約できる。そのため、通常は向かい風も揚力として利用しながら、助走を付けて飛行するという。

 飛行甲板の後方の1画だけ、他の部分より若干色が異なる。第1次改修で垂直着艦する際に下方に吹き出すジェットに耐えられるよう新たに敷設した強化タイルだ。熱伝導が異なるため、触れると他のタイルより熱いのが分かる。

 操艦・指揮を行う艦橋内部に入ると、モニターが窓の上部にずらりと並び、操縦席は速力などを指示するためのボタンがひしめく。飛行機の操縦席のような印象だ。

 このようにシステム化が進み、レーダーや無線が高度化する中で、海自は旗信号や光信号など伝統的な交信方法も重視する。傍受技術の発達により、「無線通信は『相手方』(仮想敵)にこちらの情報を渡してしまうリスクも増えた」ため、視認できる範囲の味方艦船と連絡を取る伝統的な方法の必要性が近年高まっているという。


 ▽対照的な日米の装備

 「あれが寄港するためにマニラに来ている護衛艦さみだれが追い出されてしまった」(自衛隊員)。この日、護衛艦いずものすぐ横には、佐世保基地を母港とする米国の強襲揚陸艦USSアメリカ(257メートル)も停泊していた。いずもの甲板からは同艦の左舷が見え、垂直離着陸機V22オスプレイが7機、戦闘車を空輸可能な重輸送ヘリMH53Eスーパースタリオン3機に加え、「最強戦闘機」の一つと称されるF35B4機が威容を誇示していた。

 右舷側や艦内格納庫にも駐機できるため「さらに航空機を搭載している可能性がある」(同隊員)。離島奪還など海から陸への急襲作戦を目的とした同艦が軽空母としての機能も持つことを、いやでも理解できる。同時に、空対地・空対艦長距離ミサイルを装備できるF35Bをわざわざ飛行甲板上に駐機していることには、南・東シナ海で海洋進出を強める中国へのけん制の意図もうかがわれた。

 それに対し、いずもの飛行甲板には航空機は1機も見当たらない。理由を聞けば、甲板駐機すると潮風や雨にさらされ保守管理の面から好ましくないことから、自衛隊は艦内に格納するのを原則としているという。「今回何機のヘリを積載しているか」と尋ねたところ、哨戒ヘリSH60K(19・8メートル)が2機のみとの回答。海上保安庁の大型巡視船が搭載できる数と変わらない。その理由は「艦載機を増やすとその分国内運用するヘリが少なくなる」ため。

 限られた防衛アセットをやりくりする自衛隊の苦境が垣間見えると同時に、地域の平和と安定のためにプレゼンスを高め、国際法に反する航行に対しいわば「にらみを利かせる」意図で5ヶ月インド太平洋に派遣されている艦隊の旗艦の装備としては頼りない印象も受ける。


 ▽女性隊員40人

 約400人の隊員が乗るいずも。そのうち約40人が女性隊員だ。「他の船の女性隊員は1~2人くらいなのもざら。新しい船であるいずもは設計当初から女性自衛官の活用という方針が反映されていて、私たちも住み心地がいいですね」(女性自衛官)。女性自衛官の活躍状況については「自衛隊では、もうほとんどの職種で女性が配置されている」という。

 潜水艦に幹部として女性隊員が初めて乗ったのが2020年。また、初の女性将官となった近藤奈津枝海将補は、大湊地方総監部幕僚長などを経て、現在は海上自衛隊幹部候補生学校長を務めている。さらに、2016年に女性初の護衛艦長、2019年には女性初のイージス艦長を経験した大谷三穂1等海佐のような隊員もいる。

 また自衛隊では産休・育休の導入も進める。育休は女性だけでなく、「妻が主婦の男性隊員であっても関係なく育休を取得するよう奨励している」。ただ一方で、海自は一度任務に就いたら長期間帰宅できない性質を持つため、出産を契機に隊を離れる決断をする女性隊員もまだ多いという。(竹下友章)

きょうのニュース
https://www.manila-shimbun.com/20230829.html
「中国の高圧的行動を懸念」 初の比日米艦隊司令官会合
護衛艦いずもがマニラ港に初寄港。同時に初の比日米艦隊司令官間会合が開かれた

「出来悪い」と問題点指摘 24年予算案でイボン財団
イボン財団のアフリカ事務局長が、2024年予算案の問題を検証する論文を発表した

「一人ひとりが英雄に」 英雄記念式典で大統領
マルコス大統領は28日、首都圏タギッグ市の英雄墓地で開かれた英雄記念式典に参列

立候補届の受付開始 28日から銃器携帯禁止
バランガイ選の立候補受け付け開始。銃器携帯禁止も28日から11月29日まで続く

世界陸上で銀メダル 男子棒高跳びオビエナ選手
ハンガリーで行われた世界陸上で、男子棒高跳びのオビエナ選手が銀メダル

大衆紙の話題
ムール貝採取禁止
https://www.manila-shimbun.com/tabloid/tabloid1693234800.html
  漁業水産資源局は26日、ビサヤ地方パナイ島の10に上る沿岸地区で、赤潮が発生しており、一時的にムール貝をはじめとする貝類や小型に限定したエビなどの採集・売買を禁じることを命じた。同島では赤潮を取り込んだムール貝を食べた少年が死亡する事態が起きているという。特にカピス州における赤潮が深刻で、アクラン州でも3カ所、イロイロ州では少なくとも1カ所で赤潮が確認された。同局は「魚やイカ、大型のエビ、カニは新鮮であれば食用可能だが、しっかりと洗い、えらや腸など内臓を取り除くよう」求めている。(28日・テンポ)