映画を観た～真夏のオリオン～

2009年06月14日 15時37分25秒 | 映画

真夏のオリオンの北川景子は
パッチギ!の沢尻エリカのようだった

クリックで公式にメインタンク・ブロー！！

ストーリー＆解説：1945年夏、沖縄南東海域。日本海軍所属潜水艦イ－77は米海軍の侵攻を防ぐべく、倉本艦長の指揮の下、防衛任務に就いていた。イ－77は倉本の的確な読みによって米軍の輸送艦を撃沈。しかし同じく防衛任務に当っていたイ－81は米海軍の駆逐艦パーシバルに葬られてしまう。親友である有沢・イ－81艦長の最後のメッセージを受け取った倉本は、パーシバル、そして敵艦艦長スチュワートとの戦いに臨むが……。

タイトルの「真夏のオリオン」とは、主人公・倉本の恋人、志津子が彼に手渡したオリジナルの楽譜のタイトル。冬の星座であるオリオンが真夏に輝けば、それは船乗りにとって吉兆となるのだという。作品ではそんなオリオンが輝こうとする空の下、米海軍との戦いに挑む潜水艦乗りたちをドラマチックかつリアルに描いていく。玉木宏演じる倉本艦長を中心にイ－77乗員たちが苦境の中を必死に生き抜こうとする姿には、熱い想いがこみ上げてくるはず。また倉本艦長と米駆逐艦のスチュワート艦長との知略にあふれた戦いは手に汗握る展開をみせてくれる。監修・脚色は『ローレライ』等の原作で知られる福井晴敏が務めた。（goo映画）

【五つ星評価……

.☆】

終戦記念日にはちと早いですが、僕らのじいちゃん達が命を懸けて戦ったことを分かりやすく後世に伝える方法としては、映画というのは一番手っ取り早い手段の一つです。

本編を鑑賞中、かなり綺麗ごとが多くて「戦争ってもっと容赦ないだろ…」とは思いましたが、こんな映画もあって良いとは思います。

ただ、物語が現代から始まって、経験者の感情や語りから当時の戦闘シーンなどに移っていくストーリーの進め方はもう止めないかね。

これは過去の作品の二番煎じでしかないので、もう止めましょう。

はい、つまらない小言はこのくらいにして！

映画としてはですね、迫力あり、敵同士の友情とかあり、ちょっとした恋愛あり、人間魚雷“回天”もあり、中々盛りだくさんな内容でした。

正直、あまり期待はしていませんでしたが、相互リンクもさせて頂いている『ぺんごろの平凡な日々』さんの管理人、ぺんごろさんの観賞記事を拝見させて頂いて、それがきっかけで劇場に足を運ぶことになったわけです。

ぺんごろさん、貴重な情報ありがとうございます！

ぺんごろさんは試写会でご覧になったようで、僕も最近は応募するようにしているんだけど、まったく当たらなくて……。

いや～、本当にぺんごろさんが羨ましいwww

さて、まず大作映画にとってＣＧというのは重要な要素になってくるわけですが、これがかなり良く出来ています。迫力は十分出ていますね。

戦闘シーンはもちろんですが、予告編にもある楽譜が入ったビンが海面に浮かんでくるシーンがあるじゃないですか。あれ全部ＣＧでしょ？すごいよね。（違ってたらすみません）

次に、ラストに描かれている敵同士の友情……ここに至るまでの過程にしても、甘っちょろいこと言ってんじゃねー！！とは思ったものの、命懸けで戦ったことなど一度もない若造が何を言っているんだって話で。

フィクションであっても、この映画で描かれている戦場で生まれる友情は見ていて気持ちがいい。

恋愛部分に関しては、北川景子が美人だったからそれでＯＫダロwww

ちょっと、パッチギ！における沢尻エリカみたいな、そんな初々しさがあって個人的にツボでしたよ。

逆にぺんごろさんは玉木宏ＬＯＶＥ

だったようですww

それ以外では玉木イケメン艦長の脇を固めていた吹越満や益岡徹がかなり良い味出していましたね。

さらに、ドランクドラゴンの鈴木拓が意外と隠し味になっていて面白いwww

「だからって汗を入れんじゃねーぞぉ」はコント観てるような面白さがありました。

映画に芸人を起用すると失敗する例も多々あるかと思いますが、本作の鈴木拓は大正解だったと思いますww

最期に人間魚雷“回天”について、これは本来の使い方とは違う戦術で使用されていて大変面白かったのですが、少し“回天”の描き方が薄い気がしました。

“回天”にまつわる背景がまったく描かれていないので、搭乗員の感情がうまく伝わってこなかったのが残念。

“回天”自体の知名度もそんなに高くないと思いますし…。

というわけで、最期が小言で終わってしまうレビューで申し訳ないのですが、邦画としては十分な完成度になっていると思います。

敵側の爆雷の落とし方とか、僕のようなミリタリー初心者には興奮できる描写もたくさんあって嬉しいかぎりです（贅沢言えば駆逐艦の一斉砲撃も見たかったけど）。

さらに、玉木宏ファン及び北川景子ファン、その他出演陣のファンの方々にも劇場観賞の価値はあると思います。特にドランクドラゴンのファンは観た方が良いwww

本当は☆四つでも良かったのですが、やっぱり現代から始まるストーリーがありきたりでマイナスポイントだったので、０.５を減点させてもらいました。

そんな感じで～す。

下に壁紙２枚置いておきます。