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静岡県 富士登山 今夏から1000円

2014-01-23 11:30:31 | 観光

保全協力金のあり方などを決めた富士山世界文化遺産協議会=富士宮市役所で

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 静岡、山梨両県が今夏から富士山保全協力金として登山者一人当たり千円を集めることが二十二日、正式に決まった。両県の知事や関係市町村長らでつくる富士山世界文化遺産協議会が富士宮市役所であり、承認された。

 協力金は五合目以上を目指す登山者から任意で集め、子どもや障害者らの金額は自由。登山者のためのトイレ新設・改修といった環境保全や救護所新設などの安全対策、富士山の普遍的価値を伝える啓発活動などに使う。

 四つの登山口の五合目付近に人を配置し、静岡は三登山口で午前九時~午後六時、山梨は吉田口で二十四時間体制で集める。インターネットやコンビニでの納入、自動発券機設置も検討する。

 協力金を集める開山期間は両県の合意がならず、今夏は静岡の三登山口が七月十日~九月十日、山梨は七月一日~九月十四日の予定。来夏以降の統一に向け協議を続ける。

 集めた協力金は、両県が基金を設けて管理。登山者以外からの寄付も受け入れる。収支と使途は毎年公表する。将来は強制徴収も検討する。

 川勝平太知事は「登山料ではない。富士山が信仰と芸術の対象だと理念がうたわれている点の啓蒙(けいもう)が大切」と話した。山梨県の横内正明知事は「模範になり、評価される制度にしたい」と語った。

 協力金は昨年二月、両知事が世界文化遺産としての環境対策や安全対策に充てるために導入する考えを表明した。六月の世界遺産登録を受け、専門委員 会や作業部会などが制度を検討。昨年の夏山期間中の十日間、任意で千円を試験徴収し、静岡側で約千五百万円、山梨側で約千九百万円が集まった。登山者から は好意的に受け止められた。

◆富士山保全計画、年内に構想策定

 富士山世界文化遺産協議会では、ユネスコから二〇一六年二月までの提出を求められている保存管理計画の構想を年内に策定し、来年十月末までに改定することも決めた。今後は、二十五ある構成資産を一体的にどう守り伝え、利用するかといった理念や手法を検討する。

 登山者数の管理や安全対策は大きな課題。登録後の急増が懸念された昨年夏の登山者は約三十一万人にとどまり、平年並みだった。ただ夏場の二カ月は 登山道が渋滞するほどで、環境保全や安全面からマイカー規制期間の設定など登山者抑制策の検討が急務。周辺の開発を制御するための方針も協議する。

 川勝平太知事は「相手は自然で、なかなか一律にはいかないが、関係者一丸となって、ユネスコに提出する報告書をまとめる」と述べた。 

 

 

リサーチ:テック サイバーファーム ウェア(半田貞治郎)



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