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検証!「原発」! Part2(10) 「隠される核の真実」!
「隠される原子力=核の真実」(著)小出裕章
1、原発(核発電)の平和利用とは大ウソ!
(本当の目的は大量の「核兵器の保有」にある。)
そもそも原子炉、核発電とは第2次世界大戦の中から大量破壊兵器として核爆弾を作り出すだすために生まれたものです。(アメリカのマンハッタン計画が起源)
強烈な破壊力はもともとが爆弾向けなのであり、生物や環境を無差別に破壊するために作られたものです。制御不能、未確立の技術にもかかわらず、戦争のために急いで作られたものです。
日本の広島と長崎に原爆が落とされて第2次世界大戦は終わりましたが、戦後も大国を中心に自国を誇示し、他国を威嚇し、支配しようとするために原子力開発(核開発)は続けられました。核爆弾の材料である、ウラン濃縮と原子炉を使った使用済み核燃料から取り出すプルトニウム生成作業が中心です。
飛ばすための弾道弾ミサイルや移動するための原子力潜水艦なども開発され続けました。原発(核発電)を進める本当の理由はエネルギーの供給ではなく、「大量の核兵器」を保有しようとすることにあります。
☆アメリカでは原発(核発電)を安全保障(原子力行政=核戦略)として位置付けている。
(原発=核発電の平和利用とは国際上と国民向けの蓑隠し=本質は核戦略)
原発(核発電)はエネルギーの供給(平和利用)のためと言っていますが、とんでもありません。ももともとウランは自然界に極めて少量しかなく、石油の数分の一、石炭に比べても数十分の一しかありません。貧弱なウラン資源はエネルギーの資源としても使いものにならないものです。
猛毒のウランを原子炉で燃やす理由はただ一つ、高性能のプルトニウム核爆弾を保有することです.
アメリカだけでなく、世界のどの国も原発(核発電)はエネルギー問題としてだけでなく、安全保障上の問題(核戦略)として捉えているのです。
☆日本は世界有数の「大量核保有国」!
既に日本では使用済み核燃料を再処理して作り出したプルトニウムと仏、英から輸入したプルトニウムは、長崎型爆弾にして4000発以上も保有しています。日本のウランは7割以上がアメリカからの提供によるものです。
すなわちアメリカの公認のもとで日本の原発は進められているのです。日本は国際的には表向き「非核保有国」と称していますが、実は「核開発」の中心3大技術「ウラン濃縮、原子炉、再処理」を持っており、世界有数の「大量核保有国」となっているのです。
国際的な核不拡散条約(NPT)の「核開発」の先頭にたって違反し続けてきたのは、イラクでもアフガニスタンでも、北朝鮮でもイランでもなく、実は日本政府とイスラエルなのです。日本の持つ猛毒のプルトニウム量は世界の最たるものです。それを証明しているのが日本列島に林立している日本の原発です。
日本列島は既に処分することさえできない核廃棄物(死の灰)で溢れています。日本政府が無責任であるため公表していないだけのことです。
2、アメリカの支配下(従属下)で進められている!
(日本列島は核兵器製造工場にされている=「日米安保条約」が原因!)
1955年、「日米原子力協定」により日本はアメリカから濃縮ウランを提供されました。原子炉も原発技術もすべてアメリカの提供によるものです。すなわち日本の原子力行政は最初からアメリカの計画のもとで進められたのです。当時日本は使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す再処理は、アメリカにより禁止されていました。
しかし1988年に改訂された「日米原子力協定」では公然と高度なプルトニウム製造を目的にした「核燃料サイクル」が容認されました。
「日米原子力協定」は「日米安保条約」の深化と一体となって進められてきたものです。
日本政府はその後も地震大国日本に原子炉を増やし続けてきました。その理由はただ一つ「大量の濃縮ウランとプルトニウム」を保有することです。
「日米安保条約」はアメリカが日本を守るためと称していますが、実はアメリカの世界支配(覇権)のために日本をその足場として活用することです。日本国内に数多くある米軍基地や日本の原発はそのために活用されているのです。
3、リトルボーイ(広島=濃縮型)とファットマン(長崎=プルトニウム型)から始まった!
(「大量の核保有」は世界覇権の象徴!)
1945年8月、日本の広島と長崎に原爆が落とされ第2次世界大戦は終結しました。広島と長崎では軍人ではなく一般市民が何十万と亡くなりました。その後も放射能被曝により何十年と苦しむことになりました。
広島と長崎に落とされた原発名はリトルボーイ(広島=濃縮ウラン型)とファットマン(長崎=プルトニウム型)と名付けられています。
大戦後も列強大国は自国の力を誇るために、軍事費を増強し続けました。そして地上最大の軍事兵器である「核兵器」の量と質で競い合ったのです。戦後しばらくの間は米ソ冷戦状態が続いていましたが、1986年、チェルノブイリ原発が爆発し、ソ連が崩壊すると今度はアメリカの一極世界覇権の時代になりました。
アメリカはその後も「核兵器」の量と質の両面による「核開発」を続け、今や圧倒的な「核兵器」を保有しています。アメリカの持つ「大量の核兵器」はまさに世界覇権、支配者の象徴といえるものです。
☆アメリカの矛先は小国へ!
「大量の核兵器」と軍事力を背景にしたアメリカは矛先を小国に向けます。朝鮮戦争後もベトナム、中東(湾岸、イラク)、アフガニスタンに直接介入します。現在は北朝鮮、イラクを「ならず者国家」と呼び核兵器の先制使用もありとしています。(アメリカは傀儡政権を利用して中央アメリカ、アジアなどいたる所で介入しています)
アメリカと(NATO軍=英軍)は全面戦争を避けるために劣化ウラン弾を使用しました。
※ベトナム戦争では枯葉剤(化学兵器)、ナパーム弾(高熱焼夷弾)使用。400万人の死傷者が出た。(ウォール、ストリート、ジャーナル)
※劣化ウランとは濃縮ウランやプルトニウムを生み出す工程で、核分裂性ウランの割合が減ったゴミ。戦車砲の徹甲弾や装甲材として用いられている(劣化ウラン弾)。
4、日本国民を欺き、危険にさらし続ける日本政府と東電(電気事業連合会)!
(国策に「原発ありき!」=背景にアメリカの強い圧力!)
日本の原発政策(国策)は最初から最後まで大ウソで塗り込められています。最初の原発(核発電)の平和利用などという言葉は国民を欺くための美辞麗句にすぎません。「原発は安全だ。」「原発はコストが安い。」「原発は二酸化炭素を出さないから温暖化によい。」
これらの大ウソの大宣伝費用は電気料金に含まれる、(国民には公表していない)莫大な「電源開発促進税」を原資とした資金から出ています。
いわば内密に国民から取り立てている莫大な税金です。
こうした大掛かりな行為は国家(権力)を挙げた国策としてしかできないことです。国家(権力)はまたジャーナリズムの主役である新聞社やテレビ局、NHK(国営放送)にまで圧力を加え、都合の悪い原発村や政治献金などの問題などを報道させないようにしています。
逆に何としても原発推進するための自分たちの都合のよいニュースだけを流させています。(情報操作)
しかしどれもこれもが国民の安全を省みることのない、全くの大ウソと隠ぺいで塗り固めたものです。
原発は福島事故が起こるまでも既に何千回と事故とトラブルを繰り返し起こしてきました(死傷者も数多く出してきました。)。もともと原発(核発電)は人間には制御することのできない未開発の技術であるからです。日本政府は事故、トラブルのたびに事実を隠ぺいし、ウソで塗り込め、口封じと推進のためには莫大なカネ(国民の税金)を注ぎ込んできました。
日本国民には事実を何も知らされなかったのです。現在もそれは依然として続いています。
☆またまた出てきた反省のない東電の反国民的行為!
(天然ガスを自分の関連会社から米国向けの9倍値で購入。)
5、3/11福島原発人災事故。「風向き」が夏風であったら日本は終わっていた!
(3/11、海から内地へ吹く浜風(夏風)だったら日本は投了していた!かろうじて天に助けられた!)
そもそも3/11、12,13日!福島原発事故のあった当日は冬風で西北の風が主流でした。雨雪も降っていた。
原発から出た放射能の大半は海(太平洋)の方向に向かって流れたのです。ごく一部の風だけが気象の変化で北西に流れて行ったにすぎません。
雨雪の影響で遠くまで飛ばず飯館村付近で止まったことは不幸中の幸いだったのです。まさに千載一遇の天の助けで、被害を最小限で止められているのです。
もしも爆発した当時が雨雪の多い冬でなく、春、夏、秋の風であったのなら一体どうなっていたのでしょうか?
国土が狭く人口が密集した日本では、仙台市、福島市、郡山市、新潟市、東京都など都市部まで広がったことでしょう。環境破壊もさることながら数多くの人命にも関係したことは否めません。おそらく日本の国は崩壊していたことでしょう。
こうしたことを日本政府とマスコミは一体どう考えているのでしょう。マスコミもこうしたことはあまり触れることはありません。
日本政府は財界(原発産業体、原発村)の金儲け優先とアメリカの都合だけしか考えていないのではないでしょうか?
ウソで塗り固めた「安全神話」は国民を犠牲にしたものであまりにも無責任すぎます。ねじ曲がり、歪んだ日本の国策が日本国民と国を不幸にしています。
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