リタイアしてから

リタイアよもやまばなし

やっと外歩き

2010-08-11 00:16:17 | Weblog


部屋の中では歩幅も狭く足を前へ動かしたら体も前へ進む。一歩一歩ゆっくり歩いても
行きたい場所へはすぐ行ける。ところが外ではそのスケールが全然違う。マンションの
同じ階のフロアの廊下の端から端まで体を左右に揺らしてペタンペタン音をたてながら
なかなか行き着かない状況を見た妻は「餅つきみたいな音が出ているのは歩き方が
おかしいから」と言う。歩き方など意識したこともなくどうおかしいのか見当がつかな
かったが数日続けていると分かった。少しでも歩幅を広げて歩こうした時に足の指先に
痛みが走ったのだ。
人は足を上手く使って歩いている。小さい歩幅ではかかとの部分で体を押し出している
が大きく速く歩きたい場合はつま先部分を使って飛び出すようにしている。それまでは
かかとで歩いているためペタンペタンと靴と地面が強く当たる音がしていたがそれに
慣れて少し速く大きくストライドをとったら足先を使う歩き方になり足先の筋力が弱く
て体が支えられないため痛みが出てしまったのだ。
インターネットで筋力アップのリハビリの記事を見つけた。足の指にタオルをかけて
引っ張り込むのは直ぐに出来たがつま先立ちは痛くてなかなかできない。それでも一日
ほんの一回でもいいから続けて行くと歩きにも変化があった。痛みは続くのだがペタ
ペタの異音は小さめに歩けるようになった。週を重ねるに少しでも変わってきている
ので回復している実感があり希望も持てるというものである。
いよいよ住まいの建物から外に出ることにした。事故から3カ月なんとかここまで
復帰してきたのだという嬉しい懐かしい気持だったがまだまだハードルは高い。
階段の下りがまったくだめで歩く歩数もほんの2000歩ぐらいが限界なので住まいの周り
を1周して帰ってくる事にしたけれど小さいでこぼこの舗装路面では体を支えている足首
の角度の変化などで痛みも増したりしてまだまだなのだ。
外へ出かけることが曲がりなりにも可能になった矢先やっぱりというべきか妻が
「出かけれるようになったら最初に行くのは散髪やで」
とのたまうので渋々このMISSIONを遂行した。結果頭サッパリもよかったがもっと価値が
あったのは散髪屋の御主人が私と同じような症状のお客さんから治療方法などを聞いて
いてアドバイスを頂けた事だった。長い間足を使っていないと筋肉が固まってしまう
のでマッサージをよくするようにという事であった。
目標 「以前のように1日2万歩を走(歩)破」 ***完全復活まで道のりは遠い***