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by hamarie_february

氷の世界のホットな話題

2006-12-17 14:03:50 | サイカフェ神戸

サイエンスカフェNo.28「太陽系の外縁部―氷の世界」に参加してきました!!!

面白かったです!第一に向井さんがとてもダンディですてきな雰囲気の方でした.

 ...えっと...ここで,サイードを出してくるのが適切かどうかはわかりませんが,戦略としての外見(例えば武田徹さん「オンライン日記」12/9を参照)は重要だと思います.(注意:これは,先日,ドキュメンタリーについていろいろ書いたことに矛盾しているわけではありません.あそこで「未成熟」と書くのは,違う位相の話と思っています)

.. というわけで,向井さんはダンディなセーターをとてもおしゃれに着こなしておられてイケてました.だまされました

...な~んてこと,書いちゃってていいんでしょうか.すみません^^;;; いや,もちろん,ダンディじゃなきゃいけないとか,ダンディだったら何でもOKってワケじゃなく(当たり前ですよ),それぞれの人柄や魅力が,理論,思想,生き方プラスαの要素として必要ではないかってことです.(あんまり書いちゃうとセクハラかしら...)

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...正式な報告は別途されるとはいえ,あまりにどーでもいい感想ですね...反省して...内容についても,いくつかキーワードにしてご紹介します!実はいろんな話題をかなり濃密に話されましたので,基礎知識がなく,わかりきらないところもありました.ご容赦を.

 

秋田県 我々のいる太陽系の位置が銀河系内でどの辺かということを,日本列島に例えてみると,秋田県のあたり.しかも,その占める面積は,オールト雲(後述)まで含めて,たったの4平方センチ.銀河は広いとは聞いていましたが,ホント広いんっすね^^;;;

プラトン プラネット(惑星)はギリシャ語で浮浪者の意味.不規則な動きをし,序列を乱すことから,プラトンが名付けたそうです.海王星は天王星の不規則な動きから見つけられ,海王星の不規則な動きから,冥王星が発見されたとか...うーん,含蓄があります.

冥王星とカロン 冥王星が発見されたのは,250年に一度という偶然の幸運.しかも観測期間はたった1年間という激短.巡り会う必然ということの凄さを実感しました.また冥王星の軌道などの説明で,衛星カロンが発見される1978年まで地球程度の大きさと思われていた理由がよくわかり納得できました.

略奪? 冥王星とトリトン(現在は海王星の衛星)は,もとは双子だったのでは?という仮説.ふたりで(笑)仲良くまわっていたのに海王星が略奪したかもという話.力学的には無理がある話だそうですが...その後しばらくは,カロンというパートナーを見つけ,ぴったり寄り添ってまわっていた冥王星さん.重ね重ねスミマセン(海王星はワタシの星座の守護星です^^;;;)

オールト雲とカイパーベルト ともに理論的予測に基づいて探索が開始されました.オールト雲はまだ見つかっていないが,そこから飛んでくる彗星(West彗星?)は観測されているとか.カイパーベルトは,海王星の外側,つまり太陽系の外縁部に広がる氷の世界.海王星の動きと共鳴する位置であり,それゆえ天体が溜まっていると思われているそうです.

氷天体 NASAの打ち上げた「Pluto Express」は,トランス・ネプチューン・オブジェクト(海王星以遠天体)を目指しています.2015年頃に到着予定.太陽系からは外されたが,今後,冥王星は氷天体の代表例として,21世紀の重要な研究対象となるだろうとのこと.何が重要か.その天体にどんな氷が残っているかがわかれば,どこで出来た天体かがわかるため.

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...ただ,ぶっちゃけ...これまでは,太陽系の起源と進化を解明するために,「太陽系内の小天体」を調査する重要性が説明されていたようなんですけどね.まぁ,それだからこそ,今回の「冥王星外し」が,かなり大きなトピックになったのだろうと思うわけです.

もちろん科学者の興味,あるいは科学の進歩において,やはりプラトンからの伝統で,「不規則な動きをするもの」への注目は避けられないのでしょうし,そうだとすれば,「太陽系の起源と進化を解明するために,太陽系内の小天体を調査する」という前提自体が間違っていた,ないし成り立たなくなったということなのでしょう.言うまでもなく,それは観測技術の進展によって,もたらされた進歩ではあります,

...しかし,ワタシとしては,「どこで出来た天体かがわかる」ということが,どうしてそんなに重要なの?という根本的な疑問があるのですが...人類が移り住める星を探そうとか知的生命体を探そうというワケではなさそうなので.....(爆)^^;;;

 

...とはいえ,もちろんホットジュピターなど太陽系外惑星を探す試みも紹介されました.「地球と同じような惑星は必ずあるでしょう」ということでしたが,太陽系が銀河の中で4平方センチしかないのであれば,絶対ないとは誰も決して言えないよねぇとは思います.

ただ,あることを証明するには,特に二つの点で困難で,ひとつめはコンタクトを試みてもレスポンスに100年かかるだろうということ.ふたつめは現在の地球と同じような「時期」の惑星が偶然たまたまに見つかるのかということです.

ふたつめの意味は,よく知られている例え話で,地球誕生を1月1日に設定すると,人類が登場するのは12月31日になるという壮大なタイムスケールの話.

まぁ,言われてみれば,そうなんですけどね...地球は今年も押し迫っています

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