オタクは きもい！のブログ発言で企業が謝罪？

最初に質問！おたくはきもい？
じゃなかったオタ（ク）はきもい？
女子中高校生、女子大生をはじめ１０代、２０代の女性に
気軽にね、気軽にだよ、「オタ（ク）ってさ、きもいよね？」
ってきいたら「きもー」というのが普通だろうなぁ
仮に即答しなかった、ちょっと自分もオタクかな？っと内心
ドキッとした何人かも「どんなオタのこと？」って聞き返して
「コミケに来る男だよ」ってきいたら
まず１００人いたら９８人か９９人は「きもい」いうんでは
ないかなぁ

さて舞台は８月１２日から１４日の３日間に東京ビックサイト
で開かれた「コミックマーケット（コミケ）」でのことなんだ
な。おれは最初にこの話を聞いたときに「（がせ）ネタ？」
「やらせ？テレビの電車男の宣伝か何か？」とホント思ったさー
コミケといわれてオレが思ったのはフジテレビで木曜日かな
放送してるエルメスが伊東美咲の番組ね、その前回か前々回の
放送で、まさに東京ビックサイトでコミケの場面があったからね。
まあ、とにかく実在したコミケだから、そこにはいろんな店が
出ていて、そのなかのアメリカ系ホットドッグチェーンで
ネイサンズフランチャイジーオブジャパンのバイトの女の子が
個人のブログでだよ、バイト先の客がきもい！
と書き込んだことが、しばらくして大手掲示板で話題になって
このような書き込みにたいし、ネイサンズがＷｅｂサイトで謝罪
したんだな

彼女がバイトしたのは都心や駅前の路面店ではないから、彼女が
自分のブログで客がきもい！といったら、そのコミケにきていた
人たちをさしてしまう。おまけに写真つきだったんだなこれが。
１枚はホットドッグを売っている店舗（といっても小型バスみた
いなもの＝それで「移動店舗内スタッフによるブログ上の発言」
の意味がわかる＝後の写真は彼女が
「大量オタ。これはほんの一部ですからね。これがぶぁあああって
（正確にはぁぁぁぁあ）っているの。恐い！きもい！」と書いた。
あと「東京ビックサイトでバイト。コミケのやつらを相手に・・・」

さて・・・
これってそんなに騒ぐような、ネイサンズが謝罪するようなことか
なぁ？と思う部分もある。が、ネイサンズがいうように「人種の
るつぼであるニューヨークからやってきた会社なので、偏見、差別
的なことに関しては慎重に十分に対応します、ということなんだろ
うね」
今回の騒動で気になる事が２つあった。ひとつはその「きもい」と
書き込んだ彼女の文章には、きもいの前に「恐い」があることだな。
この件の報道、配信された記事では、どーも意図的に「オタ」と
「きもい」に重点がおかれ、恐いが抜け落ちてる。

きもいではなく「恐い」のほうが問題だ。若い女の子の「コワイ」は
文字になればそのニュアンスはさらにつかみにくいが、世の中には
オタクは本当に薄気味悪い、恐ろしいと思っている人たちがいること
も事実だ。
１９８９年８月。連日のテレビ、新聞を騒がせていたのは「連続幼女
誘拐殺人事件」で幼女に異常な関心を持ち、誘拐、殺人を行いとても
文字にできない残虐な行為を行った事件で、犯人の住まいから膨大な
量の異常な映像、印刷物が発見され「マニア」とよばれる変質な趣味
を持つ者への恐怖と偏見が生まれた。なぜ彼らはそこに喜びを見出せ
るのか？
事件の異常性や同様の事件の再発を恐れて、子供を持つ親だけでなく
あらゆる世代、組織、社会の人々が特殊な趣味を持ち、家族、友人、
近隣との交流を絶ち自分の世界にひきこもる変態、変質者、やがて
オタクと呼ばれていく人々の基盤となったアニメ産業に対する社会的
バッシングに賛同した。誰もがオタクを嫌ったし、怖いと思った。
（アニメオタクなどと大人にいうときは相手の年齢に気をつけよう！）

犯人がアニメ、まんがオタクだったことや、変質者が起こす事件の
原因や誘引が漫画、劇画にあるとする意見を声高に叫ぶマスコミ、
メディアが支持され、朝日新聞が社説で漫画は子供に悪影響と書き
特にあのころは「少年ジャンプ」が槍玉だったかな。ドラゴンボール
も北斗の拳も暴力表現が過ぎるっていわれてたなぁ
（ジャンプ好き、これらの漫画好きも大人には発言を気をつけようね）
そこから有害コミック問題がおこって、そこへさ例の事件が起きた。
今の２５才くらいまでのコは知らないかな。
関西で中学生がエロゲームを万引きしたんだけど、それは中学生より
もゲームに、さらに製作する側に問題があるとなったわけだ。
ここから有害図書の規制に拍車がかかっていったんだな。

とにかく世代に関係ないと思うけど、でも４０，５０代以上には
アニメでも、有害アニメに対する偏見は強いよ。過度の暴力よりも
性描写やそれらを連想させる関連もの、フィギュアやコスプレも
持っている、好きだと公表するのはオレに言わせりゃ自分で首を
しめてるようなものだけどね。

ついでに言えば、オタク君たち、特に秋葉原好きの方々ね！
最近はつくばエキスプレス開業や電車男ブームで秋葉原が話題に
なったりファッションでも、Ａ系、Ａ－ｂｏｙなんていわれて調子
に乗ってはいかんぞよ。
今日放送のフジテレビ（電車といいこれもフジか）トリビアの泉
これはいったい何をする気かなあ？
秋葉原にいるオタクに見える男をターゲットにいろいろ仕掛ける
らしい。
電車男と似た設定で路上で女の子がやくざ風の男にからまれていた
ら、オタクは助けるか？とかいうのを予告で流してたね。
さらにメイド服の女のコに路上で新規オープンのメイドカフェの
チラシを配らせて、何人が開店日に来るか、その店がセットだと
知らせて反応を見る企画もあるらしい（アキバ情報だけど、なんで
オレがしってるんだぁ！、いやだなーアキバのホームページに出て
るんですよぉ）
しかしさ、そういう風にオタクを、それも芸人でオタクを芸風に
してるのではない真正オタクを取り上げていいのかなぁ・・・
オレはおじさんなんで、オタク＝異常なマニアとしか見れないなあ
だから女の子が、きもい！こわい！って感じはわかるな。
まあ、オタクが気にならないっていうのは大半が若い男だろうし
彼らも親になって娘を持ったらわかるかもな
とにかくオタクって言葉もいやなんだなオレは正体を隠されてる
みたいで。だから「オタク１枚！」っていえば１７００円が
１３００円になる神奈川県藤沢の映画館のやり方は好きになれない
わけさ。これが反響を呼んで７月２６日までの予定が９月２日に
なったらしいけど、う・・・ん
自分でいうのかよ「オタク１枚」って。４００円の節約にねぇ。

正確にいえば映画館が何をアイデアにしてもいいさ、映画館の
オーナーのアイデアはいいよ。ＯＫだ。ただし、それに乗るのは
いやだなーてことね。オタクも許そう、ただし自分たちを嫌って
いるひともいるんだというのを知って自重してほしい部分もある。

最後に今回の騒動ね、ブログに書き込んだ件にもどるけどさ
バイトの女の子が、きもい、こわいと思う場所に出店するんだという
意識が企業の側にあったのかな？
本人がバイトだから？納得したからいいのかな？
企業として「ネイサンズのお客様へ」と記したＷｅｂでの謝罪文とでも
とれるような文章だが、その女の子や家族、友人、彼女に賛同する人も
いるのだから、どうせ謝るのであれば「出店の場所に適したスタッフを
今後は配し、みなさまへのサービスに今後も最善の配慮を尽くし・・」
というのがベストだったように思えるが・・・時間がなかったかな？

まあひとつ教訓かな、これも。
いくら個人が情報を発信する時代になったといっても
これからはファストフードをはじめ、バイトを雇う側は聞かなきゃね
「ブログ持ってる？」
なーんていうのは大変だよ堀江社長。




「オタクは危険？アキバは怖い」　9月21日