は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

【1/2Time】はじめてのツーリング

2017年06月17日 | 1/2Throttle
ネタ不足対策でお届けする、私の「はじめて」シリーズ。
今日は、初めて自分の運転でツーリングに参加した時のお話です。
その日は、大佐スキー場でかつてのゲーム仲間たちがジムカーナ大会をやっていました。
新しい仲間たちと一緒に彼らに会いに行くことは、ある意味、彼らの世界との決別でもありました。

「初めてのツーリング」(2004年10月末)

「おはよう●●ミーティング」という車の集まりは、全国各地に見られます。
公共施設の駐車場を使うので、一般のお客さんが来るよりも早い時間に集まり、迷惑がかからないよう早く解散するのが基本です。
早朝は道路が空いていて走りやすいだけでなく、その日の予定を変えずに参加できるという利点もあります。

私の参加しているミーティングでは、特に何をする訳でもなく、車を囲んで話をしながら、思い思いに時間を楽しみます。
同じ「ロードスター」という共通語があるので、初めて顔を合わせる相手とも、自然と会話が生まれました。


(2004年4月・はじめての「おはもみ」 車の向きに注目)

ミーティングの後には、時々ツーリングを行うこともありました。
でも、まだその頃は自分のペースで走るが精一杯で、皆と一緒に連なって走るのは無理だと思い、断っていました。

ロードスターに乗り始めて半年ほど経った頃。
ミーティングと同じ日に、友達が近くでジムカーナをやっているというので、解散後はそちらへ遊びに行くことにしていました。
ミーティング後のツーリングも同じ方向で、私は皆が出発した後から1人で向かうつもりでいたのですが、せっかくだから一緒に行こうという話に。

こうなったら仕方ない。何事もチャレンジです。
不安に思いながらも、ツーリングに参加することにしました。

「運転が下手だから最後尾をのんびり走ります」と主張したものの却下され、「ペースは抑えるから」と隊列の間に入れられました。
車間を広すぎるくらい空けるし、何でもないカーブでもすごく減速するし、私の運転は後続車をイライラさせるのではないかという不安がありました。
1人の時なら、いくら煽られても「事故するよりマシ」と図太くマイペースを貫いていられるのですが、前後を知った車に挟まれて走るなんて初めてのこと。
とにかく迷惑にならないように、遅れないようにと走ることばかり考えて、ツーリングを楽しむ余裕などありませんでした。


(2004年10月の「おはもみ」 ベストシーズンでもこの台数)

コースの半分ほどいったところで、広い駐車場のあるお店で昼食をとることに。
そのツーリングは16人が参加していましたが、こんな大人数でテーブルを囲むのは久しぶりです。
運転の緊張から解放され、空腹も満たされた頃には、すっかり周囲の人たちと打ち解けていました。
そういえば、昔やっていたゲームのオフ会でも、終わった後の食事会の時の方が盛り上がり、参加者との距離を縮めることができたのを思い出しました。
ミーテイングに参加して半年。
これまでも何度かツーリングの誘いはあったのに、皆と親しくなれるチャンスを逃してきたことを残念に思いました。


(キッチンたまがわで昼食後、温井ダムを見学して大佐に向ったようです)

この昼食がツーリングの目的だったので、ここで一旦解散となり、残った人で目的地に向かいました。
当初の計画よりも長い距離を走らせて申し訳なく思いましたが、お陰で自分が考えていたよりもずっと早い時間に到着することができました。
やっぱりペース速いじゃん!と思いつつ、いつの間にか連なって走ることを楽しんでいた自分に気づきました。
それが皆と食事をしたことの効果だと思ったのは後の話ですが、食事の前と後で、明らかに自分の気持ちに変化があったことは、その時に感じました。

スキー場では、かつてのゲーム仲間が「リアル車」で交流を続けていました。
久しぶりに見る顔に懐かしさを感じ、短い言葉を交わしながらも、もうそこに自分の居場所がないことを漠然と感じていました。
そして、振り向いた先に並んでいる車と人が、新しい私の世界なのだと。

少し肌寒さを感じ始めた頃、ツーリングもお開きの時間となりました。
私は同じ方面に帰る人と一緒に、もうしばらくツーリングの続きを楽しみます。
稲刈りを終え、色を無くした田んぼの広がる景色の中を、隊列を組んで駆け抜ける色とりどりのオープンカー。
ロードスターを買っていなかったら、決して見ることのできなかった光景です。

「出会い」って素晴らしい。
緩やかに下る坂道で、淡い西陽に包まれた車たちを眺めながら、同じ道の上にいることの喜びを感じました。

やがてインターチェンジの近くまで戻り、高速道路に乗る私は皆さんとお別れです。
幌を閉めると、また車と私だけの空間が戻ってきます。
楽しかった1日は終わってしまったけれど、ちっとも淋しくはありません。
この車に乗る限り、こんな1日はまた何度でも訪れるのですから。

(おわり)
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