日曜、月曜と立川市議選の調査をしてきました。仕事の内容には触れる事はしませんが、市内の状況だけをお伝えします。
圧倒的に勢いのいいのが、公明党。運動員の多くが青年層のためか、他陣営とは平均年齢で20歳くらい違うようです。
選挙カーのアナウンスのキーが高い。そして実績重視の遊説をしています。
好対照なのが自民党。明らかに地元の有力者といったグループばかり。まさに地域の代表といった感じです。
そして民主党は寄せ集めの状況。公認4名、推薦2名で選挙に望んでいます。公認4名のうち、労組(東京電力)出身が1名、民社系が1名。推薦では1名が市職労組。
この面々は、明らかに勤労者が主力メンバーでした。
一方、純然たる民主党公認候補といっても、長島昭久代議士の直系ではありません。あくまでも地域の代表が、自民党ではなく民主党公認・推薦を選んだ結果にしかすぎません。
日曜日、月曜日と市内を見たのは、休日という組織的な動員が可能な状況のときと、平日のときの違いも見てみたかったからです。
動員力も公明党の圧勝。驚くのは平日にも、2人一組の運動員が市内の至る所にいたことです。もちろん、買い物作戦もしていました。
自民党は、日曜日の動員はそこそこでしたが、平日は静かなもの。地域の代表でそれなりの支持があってのことですからこれでいいのでしょう。
民主党で特徴的だったのは、労組系は平日の夕方からの動員力です。仕事が終わってから応援に駆けつけるのでしょう。選挙カーでの遊説にも男性の声が響き渡っていました。
労組以外は、自転車に一日乗ったりとパフォーマンスに力を入れているところが特徴でしょうか。支持者が少ない分、浮動票ねらいにも思えます。
二日にわたって見てきたなかで、一番思ったのが選挙カーの効力です。大きな音で叫んでみても、本当に有権者に届いているのかどうか。
国会ではネット選挙解禁に動いているようですが、HP、ブログ、メールでできることは選挙活動の補完的なところしかないでしょう。有権者がPCや携帯で確認しようとしなければ、候補者側からだけの一方通行。
結局は、人と人との信頼関係を築くことしかないのが選挙。信頼を築くには有権者に会う事。双方向で意志が確認できる手段があればいいなと考えています。
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