はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

総裁候補の「通信簿」

2006年09月20日 | 政治

 今日の夕方には、自民党の新総裁が決定します。党員・友党の投票は終了していますから、残すは国会議員の投票のみ。まぁ、予想通りの結果でしょうが、投票箱が開くまで待ちたいと思います。
 待ち時間に、総裁選を振り返って勝手な「通信簿」を付けてみたいと思います。学生時代を思い出して、届け出順に、コメントを付け優・良・可・不可で採点してあります。(独断と偏見です)

1・安倍晋三---可 (狭く浅い視野が気になります)
雑感:演説に関して、最初の頃は早口で聞き取り難いこともありましたが、後半は落ち着いてきました。まぁ、首相になったら報道官を置きたい意味も分かります。
全体的には、「無難に無難に」とまとめようとしていましたから及第点は取れているのですが、具体的なコメントをあえて避ける作戦だったのでしょう。
「これをやりたい」という熱意が弱かったと思います。世論調査の人気度がなければ、候補に選ばれなかったというのは事実でしょう。無理に背伸びしているように見えたのは私だけでしょうか。

2・谷垣禎一---良 (自らの主張を丁寧に説明しました)
雑感:東京ブロックの党大会で演説を聴いて、やる気十分という感じはエントリでも書きました。とにかく、まじめに一生懸命語る姿勢は、頭が下がりました。三人のなかでは、一番“熱さ”を感じさせてくれました。
消費税率のアップばかりが先行しましたが、「福田康夫の不出馬」が確定した時期に舵を切るべきでした。そうすれば、もう少し国会議員の支援も集まったかもしれません。
残念なのは「絆」という言葉の意味が浸透するには、説明する機会が足りなかった点です。

3・麻生太郎---優 (政治家の底力を示してくれました)
雑感:ターゲットを絞り込んだ演説の切れ味、そして知識を鼻に掛けないユーモア溢れる点などは、タレント政治家より本物の政治家が必要だと多くの国民に伝わったはずです。
活力を与える演説と言えば、麻生がNo.1でしょう。5年間、小泉首相のもとで積んだ経験は、半端な物ではなかったことがよく分かりました。
党員・党友の票が予想外に集まっていることを期待しています。地方組織の人たちも、政治家を見る目は肥えているはずです。

 最後に、以前のエントリで書いていた、麻生太郎を支持していた議員とは下の写真の方です。
 薄々気付いていたとは思いますが、推薦人の筆頭である鴻池祥肇・参議院議員でした。
 「自分が国会議員を目指したのは、麻生が先に議員になったから」と笑いながら言っていたのですが、総裁選の話になると「今度の戦いは、キッチリやります」ともの凄い形相になったことを思い出します。
最後に「○○○兼△△大臣になってもらって、次の次を考えている」と言っていました。この○○○と△△は25日には分かりますので、またその時にします。
 不可の評価がありませんでしたが、もちろん、民主党の小沢一郎に差し上げます。理由は、評価できる代表選にならなかったからです。


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