諦めない、諦めたくない夏

何かを求めるとき
それを手にすることを願い
それを手にしたときを考え
人は向かう

向かうもの、こと
また、動機も人様々
でも、求める気持ちは一緒

つかず離れず
常に、想い続ける
そんな気持ちになれたことさえ嬉しい
求める何かがあれば
人は、この世界を生きていける

諦めない、諦めたくない夏が
ここにある

気になるはあっても

ふとした瞬間に君を想う
そんな人は幾人かいれども

本当に想い続けられる
想い続けても不思議ではない人は
なかなか見つからない

想うことが日常になる人は
なかなか見つからない

気になるはあっても
それがスキという気持ちに変わる人
そんな人は幾人もいない

気になるはあっても
それがアイと呼べるものに変わる人
そんな人にいつどこで逢えるのだろう

大切な人

その人はどこにいるのだろう
遠い空の向こうで何を想っているのだろう
もしかしたら同じ空を眺めているのだろうか
まだ私には知覚はできない

同じことを想っていて欲しいという願いと
今同じ空を眺めていて欲しいという願いと
その願いが一つになったとき
大切な人は現れる

一つになるのは
現れるのはいつの日か
私が私たちになる日に
あなたは私の大切な人になる

頼られる

頼り頼られ、人は立つ
支え支えられ、人は立つ

この世に誰かがいなければ
この世に君がいなければ
人は、私は立つことができない

頼られること　支えられること
それは、生きる力の源泉

頼ること、支えること
それは、君の、私の果たすべき役割

一方通行

いきたいのにいけない
つたえたいのにつたえられない
つたえたいのにつたわらない

どれも、一方通行
どれも、持っているのは、想っているのは自分だけ
そんなことって、たくさん、たくさん、数え切れないほどある

どうして？
という疑問には、誰も、自分でさえも、まともに答えられない
そもそも、たしかな答えなんかないのかもしれない

でも、持っていれば、想っていれば
いつかは、だれかに届くと信じることならできる