デクスター～警察官は殺人鬼 ♯１０

うちに来る前のことを何か思い出したか？


　マイアミ警察に血の入った瓶が届く。中に入っているのはホテルの鍵。現場に急行するがそこは血の海だった。捜査のため中に入ったデクスターはフラッシュバックに襲われる。
　泣き叫ぶ子供
　女性の悲鳴
　血の海


　血の海を見たとたん倒れこむデクスター。セラピー以来のフラッシュバックに襲われる。子供の前では殺さないでと嘆願する母親らしき人・泣き叫ぶデクスターと思われる幼児・チェーンソーを持った人影。
　一方、エンジェルはひょんなことから冷凍車キラーに対する重要な証言を得る。半信半疑のエンジェルは一人調査をするが、それとは知らずに冷凍車キラー本人にアドバイスを受けてしまう。襲われるエンジェル
　さらに一方、酔った元夫ポールを殴ったリタは告訴されてしまう。いい加減ポールの存在が疎ましくなったデクスターは強攻策をとる

デクスター～警察官は殺人鬼 ♯９ 父親たち

ケン　なぜ冷たくするの？　
愛してる　バービー

ジョセフ・ドゥリスコルという男性が亡くなりデクスターが相続人となった。実の父親は死んだと養父ハリーに聞かされていたデクスターは、自らのルーツを探ることとなる


　リタを連れジョセフの元へと向かったデクスター。そこへ恋人を連れたデボラも強引に合流する。
　家の整理などをする一行だが養父ハリーと実父ジョセフの間でゆれるデクスターに家族は私と詰め寄るデボラ。
　遺体と対面したデクスターは死因に疑問を抱く。そこには人知れず冷凍車キラーの姿が

　一方、ドークスは一人の外国人を射殺する。署内で問題になり監査が動き出す。しかし軍からの横槍が入りうやむやに。ここにきてなぜかドークスのキャラに肉付けが。元特殊部隊


バービー　待ってろ　
今度一緒に楽しもう

デクスター～警察官は殺人鬼 ♯８ 危険なカウンセリング

残された日々は少ない
大切にしよう

　女性の自殺体が発見される。冷凍車キラーからのアクションが無く焦りを感じていたデクスターは気を紛らせるため捜査に乗り出す。程なく似通った事件が浮かび上がる。有能で上昇志向の強い女性３人の自殺。３人とも同じカウンセラーに掛かっていた。デクスターは探りを入れるためセラピーを受ける。
　一方、ペリー逮捕の手柄を上司に奪われたラベルタはペリーが偽者であるというデクスター助言を信じ、尋問を行う。しかし知るはずの無い情報を口にするペリーに翻弄されてしまう。


あっさりと冷凍車キラーの正体が明かされた。前回でこいつと思った奴だったけど、引っ張らずにすぐに正体を明かすなんて。そりゃ怪しいわけだよ

　元夫ポールの出所以来、振り回されてきたリタはいつしか吹っ切れたようでデクスターとの関係を進めようとする。困惑するデクスターはセラピーによって進む道を見出す。リタとの関係も自分が殺人犯であることも

デクスター～警察官は殺人鬼 ♯７ 仲間たち

俺に言わせれば
被害者の体の刺し傷は名人芸だった

　冷凍車キラーが逮捕される。彼の生活・風貌・言動に対しデクスターは本命ではないと感じるが証拠は発見され、自白までも導き出される。
　一方、高校生刺殺事件の被害者を見たデクスターは、その手口から以前見逃した少年犯が犯人だと断定。忠告を無視し無意味な殺人を犯した少年の真意を問うが…


うわ、俺　冷凍車キラーが誰なのか解っちゃったんですけど
この話数であの立ち位置、そのキャラクター。犯人はあいつだ!!!

　犯行現場での交通違反を調べた結果、目撃者として尋問したことのあるペリーに注目するデボラ。マイアミ警察は総力を上げて逮捕に漕ぎ付ける。しかしデクスターはペリーが敬愛する冷凍車キラーであると認めない。
　一方、以前獲物として狙ったことのあるジェレミーが殺人を犯す。逮捕されたジェレミーはデクスターの問いかけに「何も感じない」と吐露する
　ジェレミーとペリー。二人の”仲間”の逮捕にデクスターはかつて感じたことのない孤独を感じていた

デクスター～警察官は殺人鬼 ♯６ 嵐の予感

新しい友は
俺を調べていったようだ
俺の人生
俺の秘密を


　デクスターが呼び出されたのは、ホルへ夫妻を殺害した現場だった。横たわる死体はホルへの妻バレリー。デクスターが殺して海に沈めたものを冷凍車キラーが引き上げたのだった。さらに現場では廃車から少年が保護される。少年はバレリー殺害犯はホルヘ出はないと証言する。次第に追い詰められるデクスター


　感情が薄い割には意外と動揺するデクスター。恋人リタのことやら義妹デボラのことやらいろいろ気になる様子。
　少年の似顔絵・デボラの的を得たプロファイルと危機感を増す中、なんとかホルヘの犯行に見せかけるため奔走。冷凍車キラーの試練を乗り切ることができるのか

デクスター～警察官は殺人鬼 ♯５ 自由というワナ

奴は誘惑に負けると思ったようだが俺は耐えた
俺は怪物じゃない。俺なりのルールを持った新しい存在だ
俺はデクスター


　デクスターは恋人リタが持ち込んできたキューバ人失踪事件を追う。密入国の仲介人ホルへを調査し標的を見定める。
　一方、生存していたトゥッチから情報を得ようと奔走するデボラ。その証言から冷凍車キラーの証拠品を発見する


　目隠しされ肉体を切り刻まれたトゥッチに証言を強く求めるデボラは、荒療法として目隠し状態での尋問をする
　ホルへの犯罪を目撃したデクスターは彼を新たな獲物とする。しかしその犯行を見ていた者が…


　

デクスター～警察官は殺人鬼 ♯４ 切断された手足

奴に溶け込む気はなく
自分が何者なのか俺に見せたがっている


　ビーチに切断された手首が、続いて公園で切断された足首が発見される。何らかのメッセージを思わせる装飾された現場。冷凍車キラーの新たな犯行と思われたがその切断された肉体には生活反応があり、検査の結果行方不明の夜警トゥッチのものと判明する。


冷凍庫じゃなくて冷凍車だったーー

　”冷凍車キラー”を行方不明のトゥッチと断定して指名手配をしてしまったラゲルタは責任を感じ母親へ謝罪をする。しかし予想外の反応をされ戸惑う
　ドークスへのゲレロの嫌がらせはエスカレート。遂に拉致されてしまうが…

　冷凍車キラーのメッセージはデクスターへのものだった。家族写真の場所へ置かれる切断されたトゥッチの肉体。密かにトゥッチの身柄を探索するデクスターだったが…

デクスター～警察官は殺人鬼 ♯３ 指先のない死体

動揺し屈辱さえ感じて同然なのに俺は違った
それどころか”遊ぼう”という友好的な誘いに思えた

　冷凍庫キラーの次の犠牲者が発見される。アイスホッケーのコートに置かれた血抜きの死体にデクスターは恍惚とする。
　ラゲルタは行方不明の夜警に容疑をかける。夜警の部屋から監視カメラのテープが発見されたことから指名手配をかけるがデボラは娼婦仲間から聞いたウッドパネルのステーションワゴンを追う。
　一方、ドークスは不倫の罪悪感から必要以上にマフィアのゲレロに拘り、身辺に危機を招く。


　デクスターの次の獲物は殺人を犯した少年犯罪者。4年で少年院みたいなところを出てきた獲物を付け狙う。その過程でデクスターは過去に思いを馳せる。それはハリーの掟と最初の殺人

デクスター～警察官は殺人鬼 ♯２ 空涙を流す男

世の中には許し難い奴がいる
見分ける方法は俺が教える
こいつ腕を上げている　何て奴だ
芸術的なんだ

　裁判で証言をした帰り傍聴席で獲物を物色するデクスター。狩の獲物はひき逃げ犯。
　一方、潜入捜査官が殺害される。訃報を伝えに向かった先では妻が銃撃されていた。仲間の死に奮起するマイアミ警察。
　そのまた一方、デボラは冷凍庫キラーの冷凍車を発見。その功績で殺人課へと転属する。
　冷凍庫には被害者の指先が残されていた、その指にはカラフルなマニキュアが塗られている。それはデクスターのアパートに残されていたバラバラ人形に施されていたものと同一のものだった。


　３つの事件が同時進行。マフィアのボスに憤る位の感情は持ち合わせているデクスター。ひき逃げ犯より優先するか迷う。意外と感情豊かなデクスターになかなかキャラが掴めない。
　デボラは晴れて殺人課へ。ラベルタだのドークスだの濃いメンバーに苦労しそう。俺ならあの職場は選ばない。なんだか同じマイアミを舞台としているＣＳＩとは対照的な前時代的な感じ？

　ふたたび冷凍庫キラーは部屋に侵入。バラバラ人形を持ち去っていった。つかまえてみろ

デクスター～警察官は殺人鬼 ♯１ 正義の殺人者

俺の中は空っぽだ

　マイアミ警察の鑑識に勤めるデクスター。感情が希薄だがなぜか殺意だけが溢れている。里親の掟を守りその殺意を法の裁きを逃れた殺人犯に向けていた。
　
　ある日警官の妹デボラから呼び出しを受けたデスクター。向かった先で起きていた殺人事件。死体は完全に血を抜かれ、解体されていた
「こんな清潔で乾いた死体は始めて見た」
　殺人課への転籍を狙うデボラに促され捜査に協力するデクスター。その目の前に一台の冷凍車が現れる


　子供のころから殺意だけを持ち合わせていたデクスター。動物を殺すことで何とかごまかしていたが限界を迎えていた。里親の刑事ハリーはそんなデクスターに証拠の消し方、犯人の捜し方を伝授して殺意を犯罪者へと向けさせた。
　周囲に紛れるため自分を偽り笑顔を振りまくデクスターは非常に優秀な鑑識で推理力もある。殺害した者の血を集めるのが趣味。
　冷凍庫キラーからメッセージを受け取ったデクスターは、ワクワクするゲームへと足を踏み入れた