はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

誤字脱字

2007-01-31 00:18:48 | 
このブログ、結構誤字脱字があるみたいです。
ここ最近は全て外部のパソコンから更新していて、時間に追われながら文章を入力しているので、あまりゆっくりチェック出来ないままアップしてます。あとからふと記事を見た時に間違いに気がつきます。でもこのブログはモバイル版だと記事の投稿は出来ても編集は出来ないのよね。
編集するのを忘れそうなのでメモ代わりに書いておきます(^_^;)
それまではお見苦しい点はご容赦下さいm(_ _)m

舞妓さんの髪型・奴島田

2007-01-30 21:17:20 | 京都・舞妓さん変身体験(髪型いろいろ)

年長の舞妓さんの髪型の一つで奴島田という髪型があります。
この髪型は本衣装(黒紋付)と替え衣装(色紋付)の時に結うそうです。
鬢付け油をたっぷりと塗ったかもじを使っているのでとても重い髷です。

今回、初めてこの髪型を結って正装の舞妓さんの格好をしました。
お正月らしく本衣装(黒紋付)です。
金糸などの刺繍が入った豪華な物で、襟もプラチナ糸です。髷には本物の翡翠と珊瑚の根掛けと、赤い手絡で飾って頂きました。
舞妓さんはこの髪型でお座敷に出る時は、お正月の花簪などの他に正装の時しか挿せない鼈甲の櫛と簪を挿します。
通常の衣装の時は襟足は二本足に塗りますが、本衣装の時は左下の画像のように三本足になります。一番右下の画像にある専用の金具を使って三本足に白粉を塗ります。

  

本衣装は祇園甲部では1月7日(一部の置屋では15日も)、替え衣装は1月14日まで着用し、祇園甲部の大きい舞妓さんは1月15日まで奴島田を結い続けます。
小さい舞妓さんは割れしのぶを結います。
でも最近聞いた話によると1月8日から1月14日まで、大きい舞妓さんは奴島田ではなく通常のおふく髷を結っていることもあるらしい、という情報を聞きました。
以前髪結いさんからは15日まで奴島田だから大変、という話を聞いていたのですが、置屋によるのかここ数年の話なのか?
祇園甲部以外の他の花街で、大きい舞妓さんがこの時期におふく髷を結っている姿も見かけたことはあります。
まぁ、奴島田を何日も結い続けるのはかなりしんどいので、特定の日だけにしているのかもしれません。

私は年末からお正月まで6日間この髪型で過ごしました。
舞妓さんは冬季は普通一週間から10日程度は日本髪を解かないで維持させるそうですが、この髪型は通常の髪型よりも髷が重く維持するのも大変なのだそうです。
私は結っている間は高枕で寝ましたが、寝ている時に髷の重みで根が緩んで下がって行くように感じました。
舞妓さんもそうですが、昔の人はよく重たい日本髪を結って寝られたと思います・・・・

お正月の舞妓変身体験」「お正月の舞妓変身体験その二」でも奴島田についての記事と写真があります。

 

※画像は全て私が変身体験した時のものです。 

 


お正月の舞妓変身体験

2007-01-11 00:06:07 | 京都・舞妓さん変身体験

お正月の舞妓変身体験をしました。
今まで舞妓変身をした事はあっても正装は初めて。素敵な黒紋付を着せて戴きました。髪は本物の舞妓さんが通う美容室で正装の時に結う髪型の一つ、奴島田を結いました。ストレス太りでまん丸で公開するのは恥ずかしいですが・・・(^^;)
今回着せて頂いた黒紋付は縫い取りがたくさんあるのでより重いです。私は図体の割には腕の力がないので褄を持つのに耐えられず、凄く変な持ち方になってしまいました。帯は新しい帯だそうで絞めるのが大変そうでした。襟はなんとプラチナが織り込まれているという大変豪華な物でした。簪は何年か前のデザインで、ある芸妓さんが舞妓さんの時に挿していた物だったそうです。

 

  

 

変身をしたお店は元置屋さんなので町屋の造りです。変身が終わった後に玄関で縁起物の福玉を持って写真を撮らせて戴きました。最近は滅多にないようですが、大晦日は舞妓さんがお茶屋さんを廻って、ご贔屓さんがお茶屋さんに預けた福玉を貰うそうです。私は福玉は自分で購入しましたけど。

 

 

今回はお正月は日本髪で過ごしたので、元日は新しいお着物と草履をおろして初詣に行ってきました。今年は去年よりもずっと良い事があるといいなと思います。舞妓変身体験を通して花街や京都の伝統や文化に触れられるのが嬉しいですね。   

 

 

※舞の振り付けについては素人が見よう見まねで真似をしているだけです。
※画像はすべて私が舞妓変身した時のものです。


お正月の花簪と稲穂の簪

2007-01-07 22:16:59 | 京都・舞妓さん変身体験(その他いろいろ)

舞妓さんが挿すお正月の花簪は毎年デザインが変わるそうです。
松、竹、梅、寒菊、羽子板、扇、鶴などのおめでたいものをモチーフにするとか。
今年は梅と羽子板。舞妓さんが挿すのより小さい簪を買いました。可愛いし、毎年のデザインが可愛いので、来年も買おうと思います。

お正月は稲穂の簪も挿します。普段はあまり簪を挿さない芸妓さんもお正月の正装の時にはこの簪を挿すそうです。
稲穂の簪には白い小さい鳩と、梅の花か結び文が付いていて、梅の花は赤ピンク白と三種類あります。梅は舞妓さん、結び文のは芸妓さんがそれぞれ挿しているのを見たことがあります。

稲穂の簪は本物の稲穂でちゃんとお米が入っています。
芸舞妓さん達はこの稲穂の粒を千社札でくるんだのをお客様に渡す事があるそうです。籾の中にお米が入っているのが、実を結ぶとか実になるとかそういった意味があったと思うのですが、うろ覚えなので違うかも(^_^;)
鳩には目が入っていないので、好きな人に目を入れて貰ったりするそうです。
私のは目を入れてくれる人がいないので目は入りません…