goo blog サービス終了のお知らせ 

最速をめざせ!

レースのこと知りたい・・

車を語る NO.2 フェラーリ ディーノ

2006-01-17 19:36:06 | Weblog
みなさんはディーノと言う車をご存知だろうか?
かの「エンツォ・フェラーリ」氏の愛息子「アルフレディオ・フェラーリ」の愛称の「ディーノ」から命名された車である。
この「ディーノ」氏は白血病を煩いスイス病院で療養中に若干24歳の若さで逝去している。
記録では「アルフレディオ」氏は1932年1月19日生まれで1956年6月30日に死去ということになっている。
生前の「アルフレディオ」氏はしっかりと車好きにしてレース狂の「エンツォ」氏の血を継いでおり父の事業に加わってその才能をいかんなく発揮しようとしていたと伝えられている。
当時のフェラーリ社はすでにスポーツカーメーカーとして不動の地位を築いておりその社是精神は「カーレースを行なうためにスポーツカーを製作し販売した資金でレース活動を行なう」といった一貫したスタンスをもっていた。
その頃製作されていたスポーツカーはどれも大排気量12気筒エンジン搭載のモンスターマシーンばかりであったことに対して父「エンツォ」氏に意見したのが「アルフレディノ」氏だったという。
「お父さんこれからの時代いかにフェラーリ社といえども大袈裟で高価な12気筒エンジンの車ばかり作っていては経営がうまくいきませんよ。小型エンジンを搭載したスポーツカーも必要になってくるはずです」
そうしてア「アルフレディノ」氏は自社の次期スポーツカーに搭載すべくコンパクトな設計のV型6気筒エンジンの研究・開発に乗り出したのだがそのエンジンの完成を見ずに先述の理由で亡くなったとされている。
プロトタイプともいえる「ディーノ206GT」市販化が1968年の暮れからといわれているから実に「アルフレディノ」氏の病没10年以上経ってから彼の提案が実現されたわけだ。
ところでこれまでのフェラーリの車で「ディーノ」だけがかの有名な「プランシングホース」つまりフェラーリの跳ね馬のエンブレムが有るべきはずのフロントノーズを始め一切どこにもつけられていない…。この車のフロントノーズに有るには「Dino」と綴られた同車オリジナルのエンブレムであった。
この理由については定かではないが社運を変えたスモールフェラーリ誕生の契機をつくり若くして亡くなった愛息「アルフレディノ」氏のことをいつまでも慈しみ敬意を表した「エンツォ」氏があえてフェラーリのマークをどこにも付けなかったといわれている。
この車が世に生を受けてから35年もの年月が経とうというのにその魅力は色褪せることを知らない。
それはこの車だけがもつ数々の大きな魅力そして哀愁まつわる話がそうさせているのではないだろうか。

最新の画像もっと見る

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
・・・ (T・S)
2006-01-20 18:56:16
つっこむ所がないですね!でもこの文章なにかをコピーして貼り付けただけでは?
返信する