そう
このお店、一皿一皿のボリュームがおかしいということをすっかり忘れておりまして。
いつも二人とかが多いから、人数増えてちょっと注文感覚も馬鹿になってる感あり。 (オーダー&ホームパーティーあるある)
前回から話は1時間ほど遡り、私たちがまだ本当の地獄を知る由もなかった頃。
前菜を確か3~4種頼んで、なんかそのうち一つがあり得ないくらい盛り盛りのサラダだったりして、もうその時点でちょっとお腹いっぱいだったの。
そこで来た、このあまりにもワイルドなブロッコリー。
そうだお前が欲しいと俺は確かに言った、二言はないぞブロッコリー。
ご丁寧に再構築されて来やがったな、ありがとうお気遣いブロッコリー。
どこの農家さんの傑作だ、普通よりだいぶ立派なボリュームじゃないかおいこのすくすくブロッコリー。
そしてクレイジーな奴は一口食べてフォークを置いてすっとオフにしてるから、お皿に取り分けてあげようとしたら
「実はブロッコリーが1番嫌いなんです」
とか突然言い出す相変わらずのクレイジーキャッツぶりでいやがるもんだから、まだメインにすら辿り着けてもないのに一人半株決算確定!
食べても食べても減らないじゃないか、このお得ブロッコリーめ。
普通サイズの一株分結局食べたぞああそうだ確かに俺がお前を欲しいと言ったんだ、来てくれてありがとうこのブロッコリー野郎!
アンチョビ風味、本当においしかった。
でもね、ちょっともう今日は野菜だけ食べてもう帰ろうか、って気分だった、既に。
クレイジーキャッツのクレイジーぶりにはわりと慣れたつもりだったのに、まだたまに油断してるとやられちゃう。
あのね、注文してるタイミングとか届いたタイミングとか、言うチャンスそれなりに用意されてたでしょ、とか、普通の理論を振りかざす私達がなんかもはや違う感じ?
1番嫌い、って口に入れる前から自分じゃわかってるんだから、とりあえずまぁ遅すぎるけど、一口食べる前から言えばいいと思うの。
1番嫌い、ってそれもうわりと嫌いだよ?(笑)
こんなのもういつものことなんだけども。
またこいつはクレイジーで、と無言で舌打ちブロッコリー。