沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

ディープ・ブルーからの生還

2007年09月01日 | ダイビング

 行ってきました! 沖縄本島随一の秘境ダイビングポイント辺戸岬ドームに! いやぁ、感動しました。天候も、ハチローの短いダイビング史上最高のコンディションでしたし(快晴の上に凪!)。その報告をば、させてください。

 利用したショップは北谷町にある「サクセス・マリン」。ネットで検索していて見つけました。通常なら交通費等で「最低4名様から」という条件が付く辺戸岬に「2名様からでもOK」というのに飛びつきました。もちろん、こちらが2名しかいなかったからです。代表のARAさんは「うちはいつもヒマですからねぇ。2名さんでも行きますよ」と苦笑い・・・(大丈夫っすか?)。ハチローのバディは会社の同僚で同い年のシモG。彼もケーブダイビングは初めてとのこと。二人してワクワクしながら向かいました。

 国頭村宜名真まで車で2時間以上、宜名真港からは地元の漁師さんの船で移動。ドーム前にはわずか5分で着きました(分かりやすく言うと「茅打ちバンタ」の下になります)。太陽をいっぱい浴びた海はまさにクリスタル・ブルー。アンカーを下ろして、いざ、海へ! 

 下写真は神秘の海底鍾乳洞に入り込んだシモG(左)とガイドの一人まこっちゃん。明るい外界から暗黒の世界へ向かう緊張感が伝わってくるでしょうか? Photo_331

 ライトだけが頼りの水中洞窟探検。ハチローはでっかいD200(ハウジング仕様)を持ちながらもBCジャケットに装着した小型のライトを点灯。かなり不自由でしたが、何とかみんなに付いていきました。ちょっとでも遅れると、みんなのライトの光が届かなくなり周囲は真っ暗に! なかなかの恐怖体験でした。あそこで「もしはぐれたっらどうしよう」とか「もしライトが消えたら」「もしエアーが切れたら」などと考えるとパニックになるんでしょうねぇ。

 さて水中を上に行ったり、下に降りたりしながらたどり着いた辺戸岬ドームが下写真です!

Photo_332

 どうです、この迫力!・・・・・・・え?、迫力ないって?(笑)。そう言われると確かに・・・。まぁ、写真では伝わらないかもしれませんねぇ。しかし、実際に行った僕らからすると真っ暗な洞窟の中にいきなり現れた半水の鍾乳洞は、まさに驚き以外の何ものでもありませんでした。中央部分が明らかにつららですよね。何万年もかけて作られた自然の芸術・・・そして海中にあるために、一万年もの間、人間の目に触れることがなかった芸術です。※ちなみにこの構図は頭に描いていたものと近いのですが、下の海水の部分に「ライトを持ったダイバー」をいれようとシモGに「海面下を泳いでくれ」と指示を出したのですが、うまく伝わらず(泣)。待てど待てど彼はこの構図に入ってきませんでした・・・。「浮いてくれ」といったほうがよかったかな(笑)。

 2DIVE楽しんで乗船。写真の出来には不満でしたが、ダイビング的Photo_338満足度100%気持ちで港へと向かいました。途中で漁船が大きな弧を描いて一回転。「何だ、今の」と思っていると船が停まりました。すると運転室から出てきた船長が、いきなり縁からワイヤーを手繰り始めたではありませんか。疑似餌で魚を釣っていたのです。上がったのは右写真のカマス(オオカマス?)。70~80㌢はあったでしょうか。すごい歯をしていますね。このあとえらから血を噴出し(!)、あばれまくりましたが、数分でぐったり・・・。断末魔を目の当たりにしましたよ。

Photo_335  さて、漁港について荷物を下ろし、陰のあるところで、遅めのランチを。名護市の「前田屋」という弁当屋で買ってきた弁当です(左写真)。大勢のお客さんでにぎわっていたので人気店なんでしょうね。ボリュームたっぷりの島弁当。2DIVE後なのでメタボを気にせず食べました。美味しかったです。大阪出身というガイドのまこっちゃんは「沖縄にきて28㌔太りました。弁当のせいです」と笑っていましたよ(太りすぎじゃ!)。

 「ほれ、これも食べてごらん」との声に振り向くと、何と船長Photo_337 が大量の刺身を持ってきました!(右写真)。そうです、カマスをさばいていたのです。手際のよさにビックリです。さすが海の男。淡白ながらもプリプリしていて美味しかったです。ハチローの人生で最も新鮮な刺身だったと思われます(笑)。ありがとー!船長!

 さて、冒険感覚を味わえた辺戸岬ドーム。思い出に残るものとなりました。次回いつ来るか分かりませんが、その時は、もうちょっといい写真が撮れるような気がします(笑)。やはりハチローのバディはヤスーン!だなぁ。

 ところで、一応マイログを付けているハチロー。今回の辺戸岬ドームでめでたく20本ダイブを達成しました!!! いやぁ長かった! ・・・ん? 特にめでたくない? そうですねぇ(汗)。100本がある程度の一人前といわれるこの世界。200~500本なんて人はたくさんいます。しかし、ハチローのように10本満たないうちに与那国を体験したというダイバーが他にいるでしょうか(笑)我ながら意義ある20本だったと思っています。会社にも感謝しなければ・・・。

 最後の写真は、辺戸岬ドームの出入り口で、定番の構図に挑戦。これまたシモGが上にあがりすぎて、意図したものと違う写真に・・・(涙)。何だかSFの世界みたくなってしまいましたねぇ(笑)。

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 さて、明日はモーリーとの初ダイブ。日曜日ということで、ほとんどのショップがブランクダイバーをいやがり、なかなか予約できませんでした・・・。そこで「うちはいつでもヒマですから」という言葉が脳裏に浮かび、早速サクセス・マリンへTEL(笑)。ARAさんは「いいですよ」と快くOK!(マジで大丈夫っすか?笑)宮城海岸での2DIVEが決定しました。ハチロー初の北谷DIVEです。ソフトコーラルを楽しんできます。

 その模様は明日お伝えしますねー。今日はこれにて・・・。