それが条件故、仕方が無い。
。。。と携帯で撮影して貰った、
なるべく顔半分のみ極小写真を送るも、
何故か主人公のゆきより
かなり大きな画像になって居り
何とか出来る限り小さく、と依頼をする。
内容も決定稿は残念乍ら
飼主の意向と少しズレ、割愛も多く、更に単語も
細々と修正されて居た。
可哀想、という言葉は使いたくなかったのだが。。。
出来れば「不憫」にして欲しかったな、等他色々。
しかし冥途の土産が出来た。。。
ゆきが公のＨＰに載り
嬉しい。もう二度と無いであろう、
当に最初で最期の土産か。
。。。共立製薬さんに感謝。。。
来年は高い確率で無い、幻の１５才。
今年は、結構多くの方々にゆきの事が
知れたかも知れない。。。
生粋雑種の薄汚れた、怯えるだけの
殺処分になる一歩手前の黒い塊が、
こんなにも素晴らしい原石だったと。。。
ショップ等で命を買わず、保護犬、放棄犬の
家族になってくれる人々が
増えれば嬉しい。
08:37
。。。又、二度寝してしまい、目一杯寝坊をした。
その様な際にも、ゆきはジッと待って居る。
けして催促等せずに飼主が
起きるのを、ひたすら待って居る。
目を開くと、飼主の顔を覗き込む、ゆきの顔が
視界に飛び込んで来た。
相変わらず優れぬ体調で今一、パッとしないが
超速の散歩。。。否、最早散歩ではない。
唯の「トイレ歩き」だ。。。
08:40
ネギ畑横を通る。猫さんを探して居るのか。
08:40
。。。トイレ。。。
08:41
ゆきに申し訳無いが、又ショートカットを。
08:41
いつも詰まらない後姿ばかり故、
前に回り撮ってみる。
08:45
除草剤小径を抜け、右折し
畑上断崖を歩く。
08:46
この道を歩く場合には
散歩は短いぞ、と何と無く解るのだろうか？
08:46
頭が垂れ切る、ゆき。。。
08:49
いつもの汚家上パーキングへ。
昨日は行きたいと言う。
08:46
ザッと警備作業に回り帰路へ。
08:52
汚家着。
大凡、１０分のトイレタイムは
敢無く終了。
。。。以前の様に、もっと行きたい、
まだ帰りたくない、といった仕草を見せる事は
無くなって来た。。。
寂しい。。。
いつもの見慣れた風景---
鬱蒼と茂る、手入れのされて居ない木々、
割れたままのアスファルト、
無駄に広い畑。。。
田舎には大凡相応しくなかろうこ洒落た
戸建と古びた家屋の混在。。。
どれもこれも。。。ゆきと見る風景。。。
全てゆきと歩く道。。。
ゆきが居なくなってしまったなら
これ等は、夢と同じ様
色が有りしかし無い、全体が灰色に
染まるのだろうか。。。
今、雑草が顔を出す汚れ無き大地を
踏み締める。
二度と戻らないその瞬間を
足元から心に焼き付ける。。。
寂しい。。。
