キッチンの窓が
爆発を映す様に真黄色に
染まり
同時にバリバリと雷鳴轟く。
庭に出しっ放しの靴の箱を
入れ、北側の窓を閉めに走る。
既にバケツを引っ繰り返した様な大水。
ゆきの震えはピークになる。
トイレの窓を閉めにトイレに入ると
ゆきも腰を落とし中まで付いて来る。
しかし出ない。
立てなくなって居る。
抱っこしたまま
窓に映る稲妻が見えない様、
布団を被るも
ゆきは飼主に身を委ねない。
硬直して居る身体。
心臓が止まるのでは
ないかと思う程の鼓動。
酷い心悸亢進状態。
電気が消えた。
ブレーカーが落ちたのかと
思い、暫くゆきを抱きしめた後、
懐中電灯を出し
脱衣場へ。
ブレーカーは落ちて居なかった。
ワケが解らずウロウロする。
気付くとゆきが居ない。
幾ら呼ぶも、何処にも居ない。
腰が立ったのだろうか。。。
テーブルの下もキッチンも
玄関にも何処にも居ない。
懐中電灯の影で黒いゆきに見える。
暗い中、あちらこちら見回る。
暫く探し、
まさかと思ったが2階へ行く。
二階の一番手前の部屋に蹲って居る。
幾ら行こう、と言うも来ず。。。
上るには上ったが、まず
この斜度の険しい階段は
下りられない。
上から二段目辺りで
座り込む。
20キロ近いゆきを抱っこしたが
下手な抱っこで
痛い前肢が益々痛そうだった。
30分程し、雷鳴は大分
治まる。
窓の外を見ると町中真っ暗。
皆、停電か、と安心する。
その内、外がバラバラと明るくなり
始めた。
しかし我が家は点かず。
慌てて、電気のスイッチを消して居た。
20時50分現在、
ゆきはパンティング激しく
相変わらず震えが
止まらない。
しかし飼主が幾ら宥め賺そうと
身を任せても来ない。。。
頼り無い飼主なのか。。。
改めて自分が
ゆきの助けにならない事を
確認した。。。
ふくぎんは特に怖がる様子も
見えず、せめてもの救いだった。
シートを見ると
きちんと排泄をしてあった。
大袈裟にならぬ様に
(一人で落ち着いて居た、いつもと
変わらなかった事を)褒める。
















