Carpe Diem-Seize the Day-

Because life means just right now for us...

ゆきの変化-用無しなんかじゃないから。

2012年07月31日 09時43分17秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他

自分のトイレや、或いは飼主が

草抜き等の為に庭へ行く際も

ゆきは付いて来る事が多い。

 

茹だる様な暑さ故、

最高でも5分までが限界だろう。

ほんの数秒日光に当たる

だけでも黒い被毛は直ぐに

火傷しそうに熱くなってしまう。

 

飼主草抜きの際には、

一応庭点検のつもりか、一周をし

これまで自分の掘った穴を

確認する、ゆき。

一通り済んだろう頃、

ゆきだけ汚家の中に入る様

促す。

この流れが、猛暑中これまでの決まった

暗黙のルールだったのだが

 

この数回、同じ様に

入ろう?もう焼けちゃうよ?

大変大変、ほら、ゆぅこ~

熱いよ、

と玄関ドアを開け、促す。

既に身体は燃えかかって居る状態にも

拘わらず

入りたくない!!!と

これ以上無い程、嫌な表情をする。

 

こういった事が最近、4~5回あった。

 

原因は解らないが、

一つ大きく思い当たるのは

ふくぎんの事が嫌なのではないか?

と。。。

いや、元々それは解って居る。


ふくぎんの居る汚家の中には

戻りたくはない、と。。。

あからさま、如何にも露骨に

ふくぎんを嫌った事は

無いのだが、何と無く

ゆきはふくぎんを相当嫌なのだ、と

改めて感じた。

 

優し過ぎるゆきは、けして意地悪はしない。

勿論、苛め等をする事は皆無。

 

日増しに体調が思わしくなくなる中

比例し、ふくぎんの存在が

更に疎ましくなって来て居る側面は

否めないない。

全て飼主のせいだ。。。

飼主が与えて居る多大な

マイナーストレス。。。

す・べ・て

自分が悪い。

 

この様な事を記して居る最中、

振り返ると

ケージの中から

真っ黒なビー玉の様な光が二つ

こちらを凝視して居た。

 

おまえに罪が有るってワケじゃ

無いんだがなぁ。。。

心の中で呟く。


ナナちゃんママさんが言った、

---若い新しい子が来ると

元々居る子は用が無くなった、

って思って死ぬケースが

多いらしいよ---

エコーが係った様木霊する。


その様な話をした際、

逆に年取った先住が

元気になるって聞くよ?

と応える。。。

ゆき飼主は、その様な事を

実際には

露程も思って居ない。


知って居る、ナナママが言った事が

真実に限り無く近いと。


若い新入りが自分のテリトリーに

入って来た事に因り

老齢の先住に若さが

甦った、と見えるのは

対抗意識や消極的にも自分アピール

を示して居るだけだと強く思う。


それがヒト目には

「元気になった」と単純に

映るだけであるのか、

或いは飼主は先住が元気そうに

見えるようになった本当の事由を

解って居るが

敢えて真実に目を瞑って居る

だけなのか判らないが。。。


どちらにしろ、

ゆき飼主は最低飼主だ。


だってあのまま放って置く

なんて事出来るワケない、

虚しい言い訳が

頭を巡る。


。。。ゆき、本当にごめんな。。。

おまえが居てこそ、

この飼主は生きて居るんだよ?

おまえが大事、

おまえが一番。。。

本当なんだ、ゆき。。。

どうやって示せば良いんだろう?



月と話す

2012年07月31日 06時57分44秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他

20:04

汚家西隣地がまだ空き地の頃;

昨年まで;

寝転がると

ゆき部屋西側の窓から

必ず月が見えた。

 

散歩時に会うご年配の方々の

多くは

朝陽に向かい

今日も一日お願いします、と

言うのだそうだ。

 

自分はいつも月と話して居た。

 

今日も一日、何事も無く

良かった。

あ、でもまだ今日終わってない、

後3時間あるから取り敢えず今日を

無事終えます様に。。。

と妙にリアルに。

しかし、先理由に因り今は

汚家、二階西の部屋からすらも

月は見えない。

 

劣悪な視力の為

常にボケて見えてしまう。

増して外で見る月は高い位置に在り

益々、霞む。

 

ゆき散歩時は、余り上を向き

歩く事も少なくなった。

特に彼女が老齢に差し掛かってからは。。。

 

これからはゆきと、ゆっくり月を見、

夜散歩を満喫するか。

 

そして、ゆき亡き後、

月を見る度に思い出すのだろうな。。。

 

そうだ、涼しくなった頃

夜、公園にでも行き、

二人で月鑑賞をするか。

 

その時、ゆきが居てくれます様。。。

 


こんな事も嬉しいそして切ない

2012年07月31日 05時06分06秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他

20:02

飼主が散歩準備の為

立ち上がるも

汚部屋でグッタリとするゆきは

反応を見せず

バタバタとする飼主を目で

追うのみ。。。

お散歩行こうか?

と言うと義理の様に尻尾で応えるも

本心では無さそうだった。

 

玄関まで行くと

自分で降り、さも行きたそうに、

待ち切れないのよ、早く出ましょう

と言う。

。。。この様な何でも無い事が嬉しい

年齢になったのか。。。

まだ13才台、少し早い気がする。。。

例え、飼主を喜ばせる行動であり

彼女の本意でなくとも

まだ、その様に動こうとする意思表示が

出来る事;飼主を喜ばせ様と;

そして例え、習慣的な行動であっても

斯様に動く事が出来る事に

感謝だ。

 

体調が優れず動けなくなったとしても

イヌ、ゆきは

何としても今まで通り、

自分の行動に因り飼主を喜ばせたい

と思うのだろう。

頭すらも擡げる事が難しくなった際も、

常に視線の先に

飼主を捉える、そして

もし視力が奪われたなら

嗅覚で飼主を探すのか。

何だかな。。。

 

そして無理をするかも知れない。

 

散歩へ行きたいと意思表示出来る

嬉しさも去る事乍ら、

一抹のイヌの切なさを感じる。

しかし、それがイヌなのだろうか。


ゆきに無理はさせたくない、

して欲しくはない。

が、その「無理」が或意味、

ゆき自身の存在する証と無意識に

彼女の脳に擦り込まれて居るのであれば。。。

イヌはいつ何時であれ、飼主を

喜ばせたい存在だという事が

真実ならば、だが。。。

少しばかりの「無理」が

生きる糧となる様

飼主は気付かぬ振りをし

脳天気に

テンションを上げ

あぁ、お散歩行きたいのかぁ?

と嬉しい気持ちを伝え様。


ゆきが本意であれそうでなかれ

意思表示をしてくれる内は

。。。