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「SANYO」消滅、パナソニックに統一へ

2010-07-30 06:30:58 | 知財経営事例
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「SANYO」消滅、パナソニックに統一へ

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

パナソニックが、子会社である三洋電機の「SANYO」ブランドを原則廃止し、パナソニックブランドに統一するとのこと。

三洋は、1947年にパナソニックから独立。1953年に日本初の噴流式洗濯機を売り出したメージャーです。乾電池形蓄電池「エネループ」を大ヒットさせたのは2005年でした。

三洋電機は、こんな登録商標を今も保有しています。


▲登録商標第409808号 商標公報より


登録商標第409808号は、1951年4月30日に出願され、1952年3月20日に登録。10年に1回の更新が今日に至るまで5回行われています。

誰が見ても使っていない商標なのに、なぜ更新され続けてきたのか? あくまで想像ですが、三洋電機に関係する人々の思い入れなのではないでしょうか。

財産的価値はないかもしれませんが、象徴的な意味での価値が認められ続けてきた結果だと思います。

が、パナソニックブランドとなることが決まった今後はどうなるのか?次の更新期限である2012年3月20日までに更新されるか?


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パナソニックは三洋が得意とする太陽電池など環境・エネルギー事業を同社の主力事業に切り替え、世界的な競争に打ち勝つ仕組みを整えようとしています。

では、次の登録商標は、パナソニックにとって大事なものとなるのでしょうか、それとも電池にもパナソニックブランドを使うのでしょうか? 興味があります。


▲商標登録第5306202号公報より



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著名な商標「enelope」を使用したほうが、その商標に対して抱く消費者の信用を引き継ぎやすいのではないかと思います。

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