「月にむら雲 花に風 とかくこの世はままならぬ」
昨夜は皆さんのところで、中秋の名月がみられ
ましたか?
ベランダに出て眺めたら、まさに月に、むら雲で、
流れの速い雲の間から、こうこうと冴え渡った月を
垣間見ることが出来ました。
そして西の空に大きく明るい星が一つだけ
輝いて見られます。
ススキにお団子もなく、月見の宴は、淋しい
ものでしたが、月を見てると、いつも心が
洗われすがすがしい気持ちになります。
月に人間が到達する時代ですが、いにしえの昔人に
誰がそれを予測できたでしょう・・・
科学の発達めざましいものがありますが、
この日ばかりは、それを忘れ、うさぎの餅付き
だったり、星に願いをかけたり、日頃の雑念を忘れ、
しばしロマンチックな気分に浸ります。
私は秋が四季の中で一番好きです!
名月や池をめぐりて夜もすがら 松尾芭蕉
名月をとってくれと泣く子かな 小林一茶