四鷺だより

お騒がせ一家のOX生活記

クリスマス・ディナー

2004年12月25日 | Weblog
待ちに待ったクリスマス!私達の気分を映して、空は青空!
まずは軽く朝食を済ませた後、マーク、私、龍、健の4人で、クリスマスツリーの下に並べたプレゼントの開封。1人ずつ順番にプレゼントを開けていきます。健はどこで覚えたのか、プレゼントを開ける度に、「オ~~~ッ!」、「ウ~~~~ッ!」と大きなジェスチャーで驚いてみせます。まるでこっちの人みたい(笑)。龍も健ほど反応は大きくないけど、手遊びの練習にも使えそうなおもちゃを持たせてもらって、ニコニコとながめてます。
大人もプレゼントを開けたら、今度は身支度をしてみんなでディックとクリスティンの家へ向かいます。オクスフォードで初めて迎えるクリスマスだからと、クリスティンが伝統的なクリスマス・ディナーに招待してくれました。
イギリスのクリスマス・ディナーは昼食の時間にとるということで、12時半頃、二人の家に到着。ドアには日本でもおなじみのクリスマス・リース、玄関を入った所には、ヤドリギの小さな束がつり下げられています。これはキリスト教が始まる以前からの習慣で、ヒイラギやヤドリギなど、冬になっても枯れない常緑樹は永遠の命、健康、豊饒の象徴として、昔は冬の間中、家の中に飾っていたそうです。今はこのヤドリギの束の下にいる女性にキスをしてもいいという、かわいい風習に変わってますね。ずっとこの下に立っていようかな (^_-)-☆。
玄関で「メリー・クリスマス!」と一人一人に抱擁。居間に入って、また食前酒のシェリーで「ハッピー・クリスマス!」と乾杯。ディックの末の息子さんクリスも来てます。
クリスティンの ‘Dinner is ready.’ の一声でみんなダイニング・ルームへ移動。席に着いたらクラッカーを鳴らしてクリスマス・ディナーの始まり始まり♪。クラッカーの中から飛び出したクリスマスの帽子をかぶってジョークを読み上げ、食事の前にひと盛り上がり。
スモーク・サーモンとサラダの前菜に続いて、ジャジャーン!!ターキーが登場!それと一緒にベイクド・ポテト、茹でた野菜が次々運ばれてきます。ニンジン、グリンピース、芽キャベツ、ブロッコリー、etc。あっと言う間にテーブルが色とりどりになります。ターキーをスライスするのはホスト(その家の主人)の役目。ディックがみんなのお皿に取り分けてくれます。後は「Help yourself. (各自で取ってね)」で、おしゃべりと野菜の深皿がみんなの間を飛び交い始めます。ふと外を見ると、雪がチラチラし始めました。みんなしばらく手を止めて外の雪を眺めてました。
龍はまだ口から食べられないけど、みんなと一緒にテーブルについてます。みんなのウキウキした空気を感じ取っているんでしょうね。「あ~。あ~~~~♪」とご機嫌な声を上げてます。一方、健は朝開けたプレゼントをしっかりクリスティンのうちまで持って来ていたんですが、それが気になって食事どころではありません。前菜のサラダを食べただけで、「ごちそうさまでした♪」と床で遊び始めました(^_^;)。
食事はものすごいボリューム。これだけでもうお腹がいっぱい。でもまだあるんです。クリスマス・プディング。こげ茶色のケーキ地に干しぶどうや干しイチジク、ナッツがたくさん入っています。そのプディングの上にプランディをかけ、マッチで火をつけます。暗くした部屋で青い炎がチラチラとケーキの上を踊る様子はとても幻想的。しばらく見とれていると、健が「あ、キャンドル!」とやって来て、炎を吹き消しました\(◎o◎)/! この間、クリスティンの誕生日にキャンドルを吹き消してから、どうもクセになってるみたいです (^_^;)。ケーキ地もフルーツもどっしり、ぎっしり詰まっているクリスマス・プディング。これにお酒の入った濃厚なクリームをかけて食べます。
これで仕上げのお茶を飲んだら、もうお腹はパンパン!文字通り 「ご馳走さま」でした(●^o^●)。いつの間にか雪はやみ、空は再び青空に戻ってました。
この後、またみんなで居間に移り、今度はクリスティン宅でのプレゼント開封。私達からクリスティンへのプレゼントも、彼女達から私達へのプレゼントも、クリスマスツリーの下に置いてあります。最初の二人ぐらいは、みんなが見守る中、プレゼントを開けていたけど、そのうちみんな他の人を待たずにどんどんプレゼントを開け始めました。あらら、これじゃあ、他の人のプレゼントを一緒に褒めたり、贈ってくれた人にお礼を言ったりできないじゃないの??! でも、ま、みんな嬉しそうに開けてるから、いっか(笑)。健はプレゼントに次ぐプレゼントで、すっかり舞い上がってます。今日は天国の一日だねえ(笑)。
お昼のディナーだけで、おいとまするつもりが、夕飯の時間になってもまだそこにいました(^_^;)。結局、夕食もいただくことになり、家路に着いたのは夜8時ごろ。冷たく澄んだ空気の中、満月のような月を見ながら幸福感に包まれて帰って来ました。

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