四鷺だより

お騒がせ一家のOX生活記

さよなら、チビネコ

2023年12月29日 | Weblog
今日チビネコを獣医さんに連れて行き、お別れしました。

今年の4月くらいから急激に体重が減少し、左の腎臓に腫瘍が見つかったチビさん。獣医さんに安楽死を提案されたにもかかわらず、それから半年以上生き延びました。
でも11月の終わりくらいから下痢がひどくなり、食べるところからどんどん下しているんじゃないかというような状態になりました。トイレに辿り着くまで持たないのか、それとも便意の感覚を失ったのか、次第に1階の床のあちこちに茶色い液状の便を垂れ流すようになりました。

獣医さんに連れて行くと、猫は痛みを隠すのが上手だから、この子もだいぶ苦しいはず。楽にしてあげるのが一番だと、また安楽死を勧められました。

ただでさえガリガリに痩せていたチビが今や骨と皮の状態になり、これまでだとひょいっと飛び上がっていた暖房のラジエーターの上にも飛び上がれなくなりました。じっとうずくまっていることも多くなり、頭を撫でてやると、私の手のひらの中に顔を埋めてぐったりと動かなくなることも多くなりました。その様子はまるで「もう疲れ切ってしまった」と言っているかのようでした。

ケンが大学の冬休みでうちに帰って来るのを待ち、そんなチビの状態を見た上で、みんなで話し合い、もうチビを楽にしてあげようということになりました。

チビさんの最期の日を私たちが決めてしまっていいのかという気持ちも当日の朝までありましたが。。

ケン、マークと私でチビを獣医さんに連れて行き、「静脈注射で、ゆっくり眠るように亡くなります」と説明されたにもかかわらず、実際に注射が始まると、ものの2秒ほどでチビの頭がガクッと垂れて逝ってしまいました。薬がきつかったのか、それともチビが弱り切っていたのか。。予期せぬ速さの最期には少なからずショックを受けました。

チビには、12年間本当にいろんな思い出をありがとうと感謝する一方で、ペットを飼うとこんな悲しい終わりがあるということも痛感しました。退職したらワンちゃんを飼いたいと思っていたけれど、もう動物は飼えないかも。。

スカフェルパイク(Scafell Pike)

2023年09月15日 | Weblog
私にはこの先2、3年かけてのちょっとした目標がありまして、今年と来年でイングランドとウェールズとイギリスで一番高い山に登り、2025年に富士山に登ることを目指しています。

今年2023年にはイングランドとウェールズで一番高い山、スカフェルパイク(イングランド、標高978m)とスノードン(ウェールズ、標高1085m)に登る、という目標を立てていたのですが、なかなかそれが実現できないまま今年ももう9月となってしまいました。

それでケンの引越しの手伝いでイングランド北方に行ったついでに、スカフェルパイクまで足を伸ばしました。

富士山の4分の1以下の山ではありますが、山登りに慣れていないので、一番簡単なルートを選びました。

出発地点では、よーし行くぞーと元気満々。


だんだらだんだらと続くでこぼこの坂道。


途中の斜面から見える景色を背景に・・


まだこの時は写真のポーズをとる余裕がありました😅

途中、石を積み上げたこんな塚みたいなのがあちこちにあるんですが、これ実は登山道の道しるべなんです。


山の天気は変わりやすいとよく聞きますが、私たちが登っている時も途中から霧が発生し周りがぼんやりとしか見えなくなりました。


途中で私たちの前を行く人がいなくなり(見えなくなり?)、この点在する道しるべの塚にほんと助けられました。



早い人だと2時間くらいで登れるらしいですが、私とマークは2時間半かかって頂上に到着。頂上には石を積み上げた第1時世界大戦の戦没者追悼碑があります。





頂上に到着ー!長かったー!


頂上にいた他のグループの人に写真を撮ってもらったけど、霧で背景は真っ白。頂上からの眺めなんて何も見えない😅



下りは2時間かけて、まただんだらだんだら続く下り道を降りて行きます。霧に加えて軽く小雨も降ってきて、足元が滑りやすくなっていたので、すごく足に力を入れて歩いていたら、最後の方は膝がガクガクしてきました。駐車場に着いた時にはもうくたくた😵‍💫

駐車場の近くから振り返ったスカフェルパイク。真ん中のあの雲のような霧の中に頂上があるんですね。


大変だったけど、これで2023年の目標の1つをクリアできました😄👍

[後日談]
その後数日はふくらはぎがスゴい筋肉痛で家や職場の階段の上り下りがきつかったー!😭(今もまだちょっと痛い・・。)

(タイトルのスカフェルパイクの写真はウィキペディアから拝借)

順繰り順繰り

2023年09月15日 | Weblog
6月に大学2年生を終えたケンですが、6人の学生でシェアしていた家の大家さんが7月から家賃の値上げをするとのことで、大学最終学年の3年生はまた大学の寮に戻ることにしました。

が、寮は新しい学期が始まる9月からしか入れないということで、6月の終わりにケンの荷物を全部オックスフォードに持って帰ってきました。

9月に入り先週末、ケンとケンの彼女と2人の荷物を大学の寮まで運びました。

私も自分が大学に入った時や寮から学生アパートに引っ越した時、また就職して就職先の近くに引っ越した時など、いつも両親が車で手伝ってくれたなぁと思い出します。
今度は私が自分の子供にそうする番。順繰り順繰り。

私が大学で家を出た後や、夏休みなどでいったん帰省し それが終わってまた実家を離れた後など、よく母が「寂しいなあ」って言っていたのを覚えています。
今オックスフォードでまたマークと龍さんとの3人だけの生活に戻り、ご飯を作るのが2人分になると、やっぱり寂しいなあと思います。こんな寂しさを感じるのも順繰り順繰りなんですね。

チビ

2023年09月12日 | Weblog
ここ1週間くらいかな。チビの食欲が目に見えて落ちている。前みたいに「ごはーん!ごはーん!」ってニャーニャーくることがなくなった。ご飯をあげても、前のように待ってましたとばかりにガツガツ食べるのではなく、エサをじっと見て食べようか食べまいか逡巡しているかのように見えることが出てきた。

ちん、と丸まった状態でじっとしていることも多い。


チビの時間が尽きようとしているんだろうか・・。



森の散歩

2023年08月27日 | Weblog
友達と森に散歩に行ってきました。
木々の間をいろいろおしゃべりしながら歩いているとあっという間に1時間半とか歩いてました。

ウォーキングコースの終着点にパブがあり、そこでランチとビール🍺😁 同い年の友達で仕事も全然違うんだけど、役職が私よりも上なので、仕事の悩みを聞いてもらったりもして、そうかあ上から見るとそういうふうに見えるのかあってすごく参考になりました。

心もお腹もハッピーな森のお散歩でした🥰









食事会

2023年08月12日 | Weblog
友人のお義父さんが亡くなられ、ちょっと元気ない彼女を励ます会とお葬式等で忙しかったお疲れさま会を別の友人のおうちでしました。

亡くなられたお義父さんは私も会ったことがあるのですが、ロンドンでも有名な美術館の偉い方だったのに、とても穏やかな腰の低い方でした。

まだ龍さんが小学生くらいの頃、そのお義父さんも奥さんの介護をされていたからでしょうか。車椅子を押している私に「I admire you (尊敬します)」っておっしゃったことがありました。私は他のお母さん方と同様に、私もただ自分の子供の世話をしているだけだと思っていたから、自分の父親のような年齢の、しかもとても偉い方だったと聞いている人に「尊敬」とか言われて どぎまぎしたことを覚えています。

そんな謙虚で気さくだった方だったからでしょう。亡くなられた時は90を超えていらっしゃったにもかかわらず、お葬式場では席が足りなくなるほど大勢の人が参列されたそうです。

そんな素敵な人を義父に持つ友人もお義父さんが大好きで、お義父さんの話をしながら、ちょっとうるうるもしながら、心温まる、そしてとってもおいしい食事会となりました。

上の写真は、食事の後、お葬式で流したお義父さんのビデオを見せてもらっているところ。そのおうちの旦那さんが、私たちが知らない間に撮って下さっていたみたい。





結婚記念日

2023年08月12日 | Weblog
7月の終わりに結婚記念日がありました。ほぼ4半世紀。いやいやー、頑張りましたー😅向こうに言わせると「ボクが頑張ったんだよ」って言うんでしょうが😅 

性格が似ているのかよくぶつかるんですよねー。これからもまだまだ山あり谷ありでしょうが、ぼちぼちとやっていきます😁

写真は結婚記念日の前祝いに行ったイタリアンレストランで😊



チビさん、誘拐事件?!😅

2023年08月08日 | Weblog
仕事がたまたま休みの日に外出から帰ってくると、龍さんを見てくれていたナースさんが、「今獣医さんから電話があって、このうちの猫を捕獲してます、とのことだったよ」と言われました。
へっ?!うちのチビネコはさっきまで庭のゴミ箱の上に座って、窓からキッチンをのぞいてたけど?と見回すと、確かにチビの姿が見当たりません。

もらった獣医さんの電話番号にかけると、「通りでこの猫を見かけた人が、猫があまりにやせ細っているので、迷子になって何日も食べてないんじゃないかと、うちに連れて来ました。首に埋め込まれているICチップからお宅に連絡しました」とのこと。

なんとそれがたまたま5月にやせ細ったチビを診察してくれたのと同じ獣医さんだったので、5月にそこでおそらく癌という診断を受けたこと、安楽死を提案されたけれどもエサを変えてから今も食欲旺盛に食べていること(今も相変わらずやせ細っているけれど)等を説明すると、向こうのシステムでデータを確認してくれました。

すぐに車で迎えに行ったのですが、いやいやいやー、うちのネコさん、誘拐されたのね😅
これからもガリガリのままだろうから、また外を歩いてたら誘拐されるのかな😅 

それにしても、たまたまチビを診てもらったのと同じ獣医さんだったからよかったものの、そうでなければRSPCA(動物愛護協会)に連絡されて大ごとになっていたかも。いやいやいやー・・💧

写真は獣医さんちからうちまで帰ってきて、車の窓から外を眺めるチビさん。

その後のチビねこ

2023年07月16日 | Weblog
一時は安楽死の話さえ出たチビネコ君ですが、その後 水分補給も兼ねてネコ用のスープやネコ用のミルクをあげ始めると、食欲がV字回復。今も下痢したり、相変わらず痩せていますが、体重が少し増えてきたような気もします。


お健さんとも無事に再会し、今も1日に何度となく「ご飯くれ!ご飯!」とニャーニャー催促に来ます😅。

樹木希林の「死ぬ死ぬ詐欺」という言葉が頭をよぎったりもしますが😅、まあ元気が何より😊。

あの時、獣医さんの言葉に従って安楽死させなくてよかったです。

冒頭の写真は私のエクササイズマットで寝ているチビさん。

ヤングシェフ

2023年07月16日 | Weblog
6月末からお健さんが大学の夏休みで戻ってきています。

今や両親ともフルタイムで共働きとなっているので、お健さんと彼女がうちで時々夕飯を作ってくれます。

お肉を食べないマークとーさんに配慮したベジタブルラザニア。


マッシュルームリゾット


ふわふわのスフレオムレツ


どれもおいしいです🥰