NPO個人ケイ&リルこの世界のために 全日本動物愛護連合 アニマルポリス 動物愛護党

平和と平等と幸福を! 知らないといけない様々な現実と、考えないといけない物語を提供します。命のために、協力してください。

 食品メーカーの犠牲に ◆『葬られた第二のマクガバン報告』上 時代の闇を照らす偉大な光

2015-11-08 15:43:46 | 読むとためになるもの

史上最大の研究結果がここに!

葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻) 動物タンパク神話の崩壊とチャイナ・プロジェクト



 時代の闇を照らす偉大な光 26P

ジョン・ロビンス(『Diet for A New America』(邦訳『エコロジカル・ダイエット』角川書店刊、品切れ中)著者)



もしあなたが現在、ごく普通のアメリカ人だとしたら、ファストフード・チェーンのレストランに取り囲まれて暮らしていることだろう。

ジャンクフードの広告の集中攻撃も受けているはずだ。
その一方で、好きなものを何でも食べることができて、「エクササイズをしなくてもやせられる」と誘っている減量プログラムの広告も見ていることだろう。

スニッカーズ(チョコバー)やビッグマック、あるいはコークなどはリンゴよりもずっと簡単に手に入る。
そして、「野菜はハンバーガーの上のケチャップだ」と考えている学校の食堂で、子供たちは食事をしている。

かかりつけの医者のところへ健康法をアドバイスしてもらいに行くと、待合室では、「ホームドクター――健康と幸せのための基本ガイド(Family Doctor:Your Essential Guide to Health and Well-being)」という題の高級雑誌が目にとまる。

二〇〇四年、アメリカ家庭医学会(American Academy of Family Physicians)によって出版され、全米五万軒のホームドクターに無料配布されたものである。

この雑誌を開けば、マクドナルドやドクターペッパー、チョコレートぷりん、オレオのクッキーなど、一ページ大のカラー写真の広告が満載だ。

子供のための健全な読み物を見つけるつもりで、ナショナル・ジオグラフィック協会が刊行している六歳以上の子供向け雑誌『子供のためのナショナル・ジオグラフィック(National Geographic Kids)』のページを繰ってみると、どのページもトゥインキーズ、エム・アンド・エム、フロステッドフレークス、フルーツループ、ホステスカップケーキ、イクストゥリーム・ジェロ・ブランドのゼリープリンスティック(注・いずれもアメリカの代表的なお菓子や朝食用シリアル)などの広告でいっぱいだ。

こうした状況はエール大学の科学者や食品問題活動家が「有害食品環境」と呼ぶものである。
すなわち、ほとんどの人たちが暮らしている社会環境のことだ。

不健康な食べ物を販売することによって、莫大な利益を得ている人たちがいるということは、誰にも否定できない事実だ。

食品メーカーは自分たちの売っている食べ物を、あなたがいつまでも食べ続けることしか望んでいない。

その結果、あなたが肥満になって、活力が低下し、寿命が縮まり、人生を惨めなものにしてしまうことになるにもかかわらずである。

彼らは、あなたが柔順でかつ無知であってほしい、と願っている。
知識をもったり、活発で積極的になることは願っていない。

そして、目標達成のためには、毎年何十億ドルもの大金をこうした広告に費やすこともいとわないのである。

あなたはこのまま黙認することもできれば、ジャンクフード業者に屈服することもできる。
あるいは、体と食べ物との間の「もっともヘルシーで人生を良くしてくれる関係」を見つけることもできるのだ。

もしあなたが輝くばかりに健康に生き、スリムで体内をクリーンに保ち、生き生きとしていたかったら、今の環境の中では協力者が必要だろう。

幸いなことに、あなたは今、まさにそうした協力者を手にしているのである。
T・コリン・キャンベル博士は優秀な学者であり、熱心な研究者であり、そして偉大な人道主義者として広く認められた人物だ。

私は友人であるという特権から、こうした彼の人柄について証言することができるし、さらにまた、ほかのことについても語ることができる。

博士は謙虚であり、人間的な深みがあり、自分のしてきた研究を後進に指導することをこよなく愛する人でもある。

そのキャンベル博士の新刊が本書である。
この本は今の時代の暗闇を照らす一筋の偉大な光である。

本書は「食習慣と健康」についての展望と真実をはっきりと伝え、そして見事に解明している。
そのため、あなたはもう二度と食品メーカーの犠牲になる必要はない。

あなたは、誤った情報や彼らの売っている食品をおとなしく食べ続けることから解放されるだろう。

本書に感謝すべきことの一つは、博士が結論を読者に伝えているだけではない、という点にある。

あたかもあなたが子供ででもあるかのように、高いところから説教し、何をすべきであり、何を食べるべきではない、と言っているわけではない。

それよりもむしろ、今日の食習慣と健康に関わることをきちんと理解するのに必要な情報やデータについて、信頼のおける親友のように優しく、はっきりと、上手に話しかけてくれている。

博士はあなたが「インフォームド・チョイス」(十分な説明を受け、よく考えたうえでの選択)ができるようにしてくれたいる。
確かに提言や忠告もあるだろう。
それらは納得できるすばらしいものばかりで、博士は、いかにしてそのような結論に達したかを常に明らかにしている。

本書のデータや真実は重要なものだ。
博士が本書でめざしていることは、あなたができる限り正しい知識を持ち、健康な人生を送るのを手助けすることなのである。

私はすでに本書を二回読んでいる。
そして読むたびにはかりしれないほどの知識を得た。

本書はたくさんの勇気と知恵が盛り込まれた本でもある。
有益であり、きわめて重要な本であり、影響を及ぼすという点においても画期的であり、内容の明確さという点に関しても非の打ちどころがない。

もしあなたが朝食にベーコンと卵を食べ、そのあとでコレステロール低下薬を飲みたいというなら、それでもいい。
それはあなたの権利である。

しかし、もしあなたが本当に健康になりたいと願っているのであれば、本書を読破することだ。
この優れた手引書の助言に耳を傾ければ、きっとあなたの体は生涯にわたって、毎日、あなたに感謝することだろう。
   

知ってる人は知っています(^o^)
子供たちは何を食べればいいのか 子供のからだは家族が守る!


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 飼い猫に首輪してても放して... | トップ | 薬や手術は病気を治すことは... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読むとためになるもの」カテゴリの最新記事