版画ギャラリー 浮世絵版画 広重・北斎・歌麿


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浮世絵版画 広重「東海道五十三次」ー(5)

2008年09月01日 | 浮世絵版画 広重「東海道五十三次」

浮世絵版画は、摺られて200年近くの年月が経過していますので、
 経年変化による古色によって、
その画趣は一段と輝きを増しています。
                                            

歌川広重画 「東海道五十三次」(保永堂版)
オリジナル版の画像でご鑑賞ください。
(石薬師~京師)
                               

 

 
広重 「東海道五十三次」 石薬師・石薬師寺
街道からはずれて、山懐に抱かれるように建つ石薬師寺(西福寺)。
夕暮れ時の寒村の風景が詩情を感じさせます。
 

 

 

  広重 「東海道五十三次」 庄野・白雨 
 庄野に限らず、どこにでもありそうな、にわか雨(白雨)の光景を見事に活写しています。
雨の様子や背景など、木版画の技術を巧みに生かして表現した名作です。

 

 

   広重 「東海道五十三次」 亀山・雪晴
薄紅から藍へと晴れ渡った空が、雪景色をきわだてています。
雪を踏みしめる音だけが聞こえてきそうです。
 

  

 

 広重 「東海道五十三次」 関・本陣早立
東海道と伊勢街道の分かれ道、関の宿。
大名が本陣を早立ちする様子です。
 

 

 

 広重 「東海道五十三次」 阪之下・筆捨嶺
鈴鹿峠にさしかかる手前、鈴鹿川の深い谷をはさんで眺めた
筆捨嶺(岩根山)の偉容です。

 

 

 広重 「東海道五十三次」 土山・春之雨
三重と近江の境、鈴鹿峠を下ると土山の宿。
杉木立に囲まれた田村神社と、春の長雨で水かさの増した田村川のようです。
 

 

 

   広重 「東海道五十三次」 水口・名物干瓢
街道は険しい峠道をすぎると、のどかな田園地帯が広がる近江路に入る。
明るい陽ざしのもとで、干瓢造りに励む人たちです。
 

 

 

   広重 「東海道五十三次」 石部・目川ノ里
石部宿の近くにあった目川ノ里。
菜飯と田楽で有名だった「いせや」の光景です。
ご当地名物の店が繁盛するのは、今も昔も同じようです。

 

 

    広重 「東海道五十三次」 草津・名物立場
草津宿は東海道と中山道の追分。
名物「うばがもち」屋の前、街道の賑わいが伝わってきます。
 

 

 

  広重 「東海道五十三次」 大津・走井茶店
大津は西の最後の宿場町。背景のうす青い山は逢坂山。
走井(湧き水の井戸)と、京の都に向かう牛車の列です。

 

 

 

  広重 「東海道五十三次」 京師・三条大橋
鴨川にかかる三条大橋。
東山三六峰を背にした京洛の家並みです。

  

 

 

 



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