petit内観のススメ

タイトル変えちゃいました。でも、内容は変わらず、好きな事に焦点あてながら、ついでに自分も見つめてみよう。

ミッション2 - 三輪山を制覇せよ!

2010-07-21 13:02:04 | Weblog
よく食べ、よく寝て、気力充分な翌日。
さらに無料のホテルブレックファーストを大盛りでいただき、いざ、三輪山へ!

山といっても、神社の裏手にある低山である。
なに、大したことないさ・・・・と思っていたら、大間違い。

低山であることには変わりは無いが、標高467m。
往復標準2時間はかかるらしい・・・・

本格的やんか

高尾山みたいなもんか?

おいおい、足元こそスニーカーで来たけど、ジーンズはいてきてもーたやんか!!

一度でも山登りを趣味とした方なら、お分かりでございましょう。

いかにジーンズが山には不向きかということが・・・。

加えて、膝に爆弾を抱える身。

前日の室生寺の石段で、若干膝に水がたまっとるのである。

狭井神社本殿横の受付にて、入山手続きを済ませ、一通り説明を聞く。

やばい、この私の装備はやばい!

すでに11時を回り、太陽は更に強烈に照りつける。
ジーンズが汗とむくみでもう、パンパン・・・。

困った・・・足が上がらん・・・。

しかし、そこは関西第一のパワースポット・・・神がおわす場所でございます。

登山道が優しいのである。

優しいって、どうゆうこと?かというと、木の階段や石段の高さが調度いいのである。
歩幅にフィットする間隔なのであります。

そこへいくと、富士山なんぞはワールドワイド仕様なんでしょうか?
日本人の歩幅には合わないような気がします。
まあ、世界の各地からご来光を目指して観光客がくるのである。
日本人向けだけに登山道を整備する訳にも行くまい。

話は戻って、狭井神社を詣でる前に手水舎に立ち寄るわけだが、作法どおりに
清めをしていると、いきなりザバザバと水溜りでタオルを洗う不埒者がおる

」と、横を見てみると、
玉の汗をだっくだくにかいた小僧が・・。

「にいちゃん、登ってきたの?」ときくと、「ひーーー、つかれたーーー、水も無くなったし、あついよーーー

うーーーん・・・・そんなに大変な行程なのか?
「頂上まで行った?」
「うん、きつかった・・・」と再度、手水でバシャバシャ顔を洗い出した・・・

・・・にいちゃん、この水は万人が手を口を清める為の水なんやがな・・・

まあ、いいか、ここ狭井神社は水が豊富。
なんたって、万病を治すといわれる御神水が湧き出ているのでありますから。

入山前にはここの水をペットボトルにつめて、余計な荷物はロッカーにあずけ、
社務所でもらった鈴つきのたすきと地図と水とタオルだけ持って、いざ、禁足地へ!

そう、この三輪山、実は禁足地だったんですよね。

明治時代だかくらいからきちんとルールを決めて、入山をみとめだしたとか・・。

其のルールも、簡単に言えば、御山に余計なものは持ち込まない、持ち出さない、
(非核三原則のようだ)写真をとらない、荒らさないなんて感じの当たり前といえば、
当たり前のルール。

昔から、神社のある御山ってのはどこも禁足地だったみたいですが、
現代の住宅事情によりそれも守られることが少なくなったんでしょう。

むかーーし、話に聞いたことがありますが、御神山(神社を祀ってある)を宅地にして
そこに数件人家が建ったのですが、数年たって、其処の住人たちは精神に異常をきたしたり、病気でなくなったりして、その理由が、御神山に住んだ(穢した)からだって・・・。
怖いですね。

ご利益を預かりに霊峰に登りたい気持ちも、分かります。
私だって、登ったもの。
でも、ある程度の畏敬の念というものを持たないといけないと思う。

日本でも代表的な霊峰である富士山

毎年のように登山者が増えているようですが、あたしが登った時でも、
(外国人の方でしたが、)登山道につばを吐いたり、スリッパみたいなもので登ったり、
まるで渋谷に買い物にでも行くような格好で6合目7合目あたりまで行って、ガイドの人に
止められてたり・・・
マナーがなってない人が多すぎ。
最近になってやっと登山道も綺麗になってきたし、トイレの問題も解決してきたようだけど、マナーを守らない人たちってのは、一体何の為に富士山にわざわざ登ってるんですかね?
ご自分お国にも霊山や霊峰はあるのに・・。

そして、なにより本日も樹海で清掃活動をされている富士山クラブをはじめ、野口健さん、
その他、富士清掃に尽力なさっている皆様方、ありがとうございます。
熱中症などになりませんよう、体調には万全を期して活動してくださいませ。

まあ、話は逸れてしまいましたが、三輪山であります。

社務所で貰った地図をたよりに登ると、途中で距離感がわからなくなり絶望しそうになります。

途中の滝(滝行の場所)で水場は無くなります。そして、ここの水は飲み水ではございません。
あくまで修行用。
こっからが、地図と実際の山道の距離がわからなくなる。

この行場、地図上ではまだ全行程の1/5程度。

ここまでだって、ぜーはーぜーはーいってたのに、まだこの5倍もあると思うと、
ここから引き返す人も居るかも。
でも、せっかくの3度目の正直ですもの、頂上は見たい!

心臓バクバク、足はガクガク・・でも登る。

1時間半くらいかかったでしょうか?やっとなだらかな遊歩道のような道に・・・。
ここまでくれば、もう、頂上を制したものも同然!

木陰の木漏れ日を楽しみながら、自然の恩恵に感謝しつつ・・・
木々が開けて・・・・ドピーカン、アゲイン

頂上にはしめ縄を張られた盤座。
其の周りを取り囲むように頂上を制した猛者どもが休憩をしておりました。

ああああ、自然ってありがたい

登りは急勾配に度々泣かされたけど、下りはらくらく

通りすがりのおばあさんも「下りは楽よ」と元気に下山していった。

さあ、Tシャツはモスグリーンだが、黒のインナーには確実に塩を吹いているはずである。
このどろどろの格好で奈良市内に向かうのである。

なに、観光者ですもの、誰一人見知った人なんて居るもんですか!
少々汗臭くったって、気にしない。

昼飯食べに、市内へGO!



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