日々の細道

手持ちの回数券が一枚また一枚、残り少なくなっていく老いの日々、どう生きていくか?

「ラジオ深夜便」「五木寛之 わが人生の歌がたり」昭和49年特集

2008年09月29日 | Weblog

 昭和の歌謡曲を振り返る、「五木寛之 わが人生の歌がたり」は、

 NHK「ラジオ深夜便」で、月に一回、4時台の特集コーナーで放送される。

 毎回楽しみに聴いています。

 しかし、昨日、9月28日(日)朝4:00~(昭和49年の特集)は、

 最初の方だけ聴いて、眠入ってしまい、残念。

 番組の最初の部分で聴いた曲は、

◎「私は泣いています」 作詞・作曲・歌リリィ

 「私は泣いています ベッドの上で」~

 このフレーズは何度もくり返され、最後は、

 「あなたの幸せ 願っているわ 私だけは いつまでも」をくり返す。

 歌っていた、リリィは、1972年、東芝EMIより歌手デビュー。

 独特のハスキーヴォイスで一世を風靡。

 1974年のシングル「私は泣いています」が大ヒットになった。

 76万枚とも100万枚ともいわれている。

 また、近年、リリィは、テレビドラマにも出演。

 「嫌われ松子の一生」(2006)

 「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」(2007)に、

 徳本洋子役で出演している。

◎「昭和枯れすすき」作詩山田孝雄 作曲むつひろし 歌さくらと一郎

・「貧しさに負けた いえ世間に負けた」

 「花さえも咲かぬ 二人は枯れすすき」

・「踏まれても耐えた そう傷つきながら」

 「流れ星見つめ 二人は枯れすすき」

・「世間の風の 冷たさに こみあげる涙」

 「苦しみに耐える 二人は枯れすすき」

*この曲を昔聴いた頃は、ただ、暗い歌で、

 世相にマッチしていないように思った。

 しかし、36年後、平成の昨今、この歌を聴くと、現実味を感じる。

 時代を超え、格差社会で、この歌が蘇ったのか。


◎「酒場にて」山上路夫作詞 鈴木邦彦作曲 江利チエミ歌

「好きでお酒を 飲んじゃいないわ

 家にひとり帰る時が こわい私よ

 あのドアを開けてみたって

 あなたはいない

 暗い闇が私を 待ってるだけよ

 また長い夜をどうして すごしましょう

 愛の香りも 消えたあの部屋」

*この曲は、通勤の行き帰り、車の8トラックカーステレオでよく聴いた。

 このカセットの歌手は井上ひろしだったが、

 愛に破れた女の悲痛な叫びをうまく歌っていて、

 当時、私のお気に入りの曲だった。

 いま、この曲を聴いて、江利チエミの実像と重ね合わせる。

「どうぞお店が終わる時まで ここにおいて

 ひとりだけで 飲んでいるから

 死ぬことも出来ず今でも

 あなたを想い

 今日もひとり酒場で 泣いてる私

 また長い夜をどうして すごしましょう

 愛の香りも 消えたあの部屋」

*江利チエミは、デビュー曲「テネシーワルツ/家へおいでよ」でスタート。

 「ガイ・イズ・ア・ガイ」など、ジャズ・ポップスを皮切りに、

 ミュージカル、そしてオリジナルもポップス系から演歌と、

 幅広い楽曲をこなすレパートリーの広い歌手で、

 歌と共に、飛び抜けて明るいキャラクターとアクションが魅力だった。

 江利チエミ・美空ひばり・雪村いづみとともに「三人娘」と呼ばれ、

 一世を風靡、「ジャンケン娘(30年)」などの一連の映画で共演した。

 映画の「サザエさん」シリーズ(31年から全10作が作られた)もヒット。

 のちにテレビドラマ(40年~42年)、舞台化もされ、生涯の当たり役。

 昭和57年(1982年)2月13日、

 自宅マンションの部屋でうつ伏せの状態で倒れているのを

 マネージャーに発見されたが、既に呼吸が止まっており死亡が確認された。

 死因は脳卒中と、胃から戻した食物が喉に詰まっての窒息によるもので、

 45歳という若さでの死だった。

 異父姉との葛藤、経済的試練、高倉健との離婚、

 華々しい芸能活動の裏側での悲運も多く、家庭運に恵まれなかった。

◎この年、リチャード・バック作、哲学的寓話「かもめのジョナサン」が、

 五木寛之訳で発売、3ヵ月でミリオンセラーになった。

 五木さんは、海外旅行中、この本が、どの書店店頭に並んでいた。

 読んでみたところ、易しい英語で書かれ、時代にマッチしている。

 早速、翻訳、出版に至った経緯を聴く。

 残念ながら、五木さんの現在の感想は、聞き洩らしてしまった。

「ひとりぼっちが寂しいなんて嘘さ。もっと速く遠くに飛んでいくんだ。」

 そう、重要なのは食べることではなく、飛ぶことだ。

 風になることだ。急降下、宙返り、きりもみ、そして全速力

 ――飛ぶことだけのよろこびを味わうために、

 光りかがやく空の果てまで飛んでいく一羽のかもめ、

 ジョナサン・リヴィングストン。

 群れから追放された異端のかもめは、

 強い意志と静かな勇気をもって、今日もスピードの限界に挑戦する。

 夢と幻想のあふれる現代の寓話。」(新潮文庫より)


◆昭和49年(1974年)には、こんなことが・・・

(参照:第17回 あの日あの時 昭和49(1949)年)
http://www.jrt.co.jp/radio/natsumero/anohi/anohi17-S49.htm

●出来事

・「三木武夫内閣誕生」(田中前首相の金権問題の真相究明へ意欲 国民の政治不信払拭に努力)

・「ニクソン大統領辞任」(アメリカ最大の疑獄事件「ウォーターゲート事件」の責任をとり辞任 )

・「フォード米大統領来日」(米現職大統領として初の公式訪問 日米首脳会談を行い、天皇のアメリカ訪問を正式要請)

・「佐藤栄作元首相ノーベル平和賞受賞」(核兵器反対など国際和解の推進が主な理由 首相在任中の諸政策で批判の声も)

・「三菱重工ビル爆破事件」(「東アジア反日武装戦線」がビル前に爆弾をしかけ爆発 8人死亡376人が重軽傷を負うテロ事件)

・「小野田寛郎元日本兵帰国」(フィリピン・ルバング島に28年間潜伏した元陸軍少尉帰国。その後ブラジルに渡り農場を開き、社会活動)

●スポーツ

・「長嶋茂雄引退」(選手生活17年で最優秀選手5回・首位打者6回など。後楽園球場での引退挨拶、「わが巨人軍は永久に不滅です」)

・「中日20年ぶり優勝」(V9巨人の10連覇をはばみ2度目の優勝。 日本シリーズはロッテに敗れる)

・「さわやかイレブン」(選抜高校野球で蔦監督率いる部員11人の池田高校が準優勝)

・「尾崎将司ゴルフ日本シリーズ制覇」(この年の公式戦四大タイトル獲得 4年連続賞金ランキング1位)

・「北の湖史上最年少横綱に」(大関在位3場所で第55代横綱に 21才2ヵ月・引退後相撲協会理事長就任、今年引責辞任)

・新システム「アメダス」(地域気象観測システム 全国の自動観測器と気象庁を通信回線で結び降雨量などを瞬時に観測)

・「コンビニ1号店開店」(セブンイレブンが東京都江東区豊洲に開店 小規模店舗で長時間営業。コンビニの先駆け。朝7時出勤、夜11時退社、企業戦士へのハッパ材料ともなった)

●映画&テレビ

・「エクソシスト」(少女に乗り移った悪霊と神父が闘う恐怖映画で配給収入30億円 オカルトブームを巻き起こす。不気味でも怖いもの見たさ)

・「ニュースセンター9時」(キャスターがニュースを伝え解説や意見を述べる新しい報道番組 後の報道番組に影響を与える)

・「寺内貫太郎一家」(作曲家・小林亜星が頑固で涙もろい父親役で初出演したホームコメディー。卓袱台をひっくり返し、怒り狂う父親は今?)

●芸能界

・「花菱アチャコ死去」(横山エンタツとコンビを組み話術だけで笑わす「しゃべくり漫才」の基礎を確立 77才。無茶苦茶ではなかった。)

・「中年御三家がんばる」(若手歌手の新御三家に対抗して永六輔・野坂昭如・小沢昭一が武道館でコンサート。憎まれ爺御三家までは・・)

●流行

・「超能力ブーム」(イスラエル生まれの超能力者「ユリ・ゲラー」がテレビに登場 「スプーン曲げ」などがブームに。我が家でも盛んに試す)

・「ロングスカート」(石油ショック後ファッションも保守化し復古調やフォークロア調に人気が移る。高校生の頃、生物の女教師がいつもロングスカート姿で教壇に立ち、つけたニックネームがロングスカート。)

・「かばん持ち」(ジャンケンで負けた者が全員のカバンを決められた場所まで運ぶ エライ人のかばんは持ったが、これはやったことなし)

・「あやかり切符」(国鉄広尾線「愛国駅」から「幸福駅」行きの切符 前年7枚が300万枚を越すブームに)

・「かもめのジョナサン」(リチャード・バック作・五木寛之訳の哲学的寓話 発売3ヵ月でミリオンセラーに)

●流行語

・「青天の霹靂」(せいてんのへきれき)(大方の予想に反して三木武夫氏が指名されたことで三木氏自身が発した言葉)

・「クリーン」(清潔・誠実を掲げた三木武夫首相が「クリーン三木」をキャッチフレーズにして流行。昨今はグレー、ブラックの流行)

・「パンダ型社員」(おとなしいが人に慣れにくく飼い方を誤るとすぐ退社するタイヤ<自動車>が好きな新入社員をさす)

・「ストリーキング」(全裸になって公共の場を走ること アメリカの大学で始まり日本でも各地に出没した。今でもお好きな御仁が時折出没)

・「英語でやってごらんよ」(テレビCMで流行 「クイントリックス」と連呼する外国人に坊屋三郎が発音を直すとぼけた内容)

●人気商品

・「蛍光ラインマーカー」(蛍光染料インクで文字が光って見える「暗記ペン」1年後月産250万本の大ヒット、1本70円。資料がカラフルに)

・「あさげ」(フリーズドライ方式で風味が損なわれない粉末即席みそ汁 「ひるげ」「ゆうげ」とシリーズ化。意外と旨い。主婦労働の省力化、単身赴任者にも恩恵)

・「ゲイラカイト」(三角の翼が特徴のビニール製の凧 半年で60万枚以上を販売 電線に絡む事故も急増 750円。子供に良く買わされた)

・「防水型ポータブルラジオ」(水に浮く2バンドラジオ レジャー用・災害時用に使用される 17900円)

・「くるくるドライヤー」(美容院で使用しているものと同じ設計で寝ぐせ直しやカールが簡単にでき人気 5900円。我が家でも早々に導入)

●ヒット曲
・あじさいの雨/渡哲也
・あなたにあげる/西川峰子
・甘い生活/野口五郎
・妹/かぐや姫
・うそ/中条きよし
・宇宙戦艦ヤマト/佐々木功
・おかあさん/森昌子
・学校の先生/坂上二郎
・傷だらけのローラ/西城秀樹
・結婚するって本当ですか/ダ・カーポ
・酒場にて/江利チエミ
・下町の青い空/森昌子
・十九の春/田端義夫
・精霊流し/グレープ
・昭和枯れすすき/さくらと一郎
・青春の影/チューリップ
・そんな夕子にほれました/増位山太志郎
・母に捧げるバラード/海援隊
・ひまわり娘/伊藤咲子
・二人でお酒を/梓みちよ
・ふれあい/中村雅俊
・星に願いを/アグネス・チャン
・岬めぐり/山本コータローとウイークエンド
・燃えよドラゴンズ/板東英二
・旅愁/西崎みどり
・わたし祈ってます/敏いとうとハッピー&ブルー
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脳を科学する・ロボット工学入門、近畿大生物理工学部公開講座受講

2008年09月27日 | Weblog

 今日の午後、家内とお勉強に出かけました。

 「知るは楽し」。とても良かった。

 いくつになっても、未知のことを知るのは楽しい。

 好奇心を持続させることは、健康維持にも役立ちます。

■奈良ロイヤルホテルで、13:00~14:55。

◇「平成20度 第12回 BOST Science Cafe in Nara」

 「近畿大学生物理工学部公開講座」を受講。

◇講座内容は、(パンフレットより引用)

◆①13:00~14:00「脳を科学する」
   矢野史子(生物工学科教授)

◎「脳機能はどこまで解明されているのか?

 脳研究はどのように発展していくのか?

 学習、記憶、運動調節などの研究例から、

 脳を科学する大切さや難しさ、面白さを紹介・・・。」

◎「人間の脳は、身体の各部から送られてくるさまざまな情報を

 受け取って統合し、一方では、多様な命令を全身に送り出しています。

 しかし、脳が全体としてそれらの仕事を行っているのではなく、

 脳の場所ごとに特定の役割が決まっています。

 脳の特定の場所同士が連携して、

 正しい行動や反応をとらせているのです。

 研究者は脳の特定の場所が障害を受けた時に起こる症状から、

 その場所がどのような働きを担っているのかを推測してきました。

 また近年は、脳の活性化部位を可視化する機器

 (CT、MRI、PETなど)の開発によって、

 脳の部位と機能の関係がより明らかになってきました。

 本講演では、発声、学習、記憶、運動機能などに関する

 いくつかの研究例を紹介し、脳を科学することの大切さや難しさ、

 そして面白さを理解していただきます。」

◆②14:05~14:55「ロボット工学入門」
  渡辺俊明(知能システム工学科準教授)。

◎「産業用ロボットは1960年代に、マイクロコンピューターは、

 70年代に開発され発達し、

 自分でロボットを作られるようになりました。

 ロボットに関して分かり易く紹介・・・。」

◎「産業用ロボットは1960年代にユニメートと呼ばれる機種が開発され、

 日本でも自動車産業などで広く使われだしました。

 80年代には世界の産業用ロボットの60%程度が

 日本で稼働しているという調査結果もあります。

 70年代にアメリカで開発されたマイクロコンピューターが

 80年代から90年代にかけて大きく発達し、

 それを応用したロボットはより高機能化、知能化が図られました。

 加えてアメリカや日本で、80年代頃から

 いわゆるロボコンなどがはじまり、

 工学系の学生たちが多数自分たちでロボットを作るようになりました。

 この様な社会的背景から、

 大学でもロボットに関する講義科目が見られるようになっています。

 ここでは、それらについて
 
 私が大学で講義していることを分かり易く紹介します。」


 講演が終わった後、参加者全員、

 美味しいケーキと香りの良いコーヒーをご馳走になりました。

 参加者の多くは、熟年、どちらかと言えば高齢者、特に、男性。

 やはり、女性は、理系が苦手なのか、関心が薄いのか。

 講師の先生方は、大学での授業と違い、

 受講者が真剣に聴いてくれるので、やりがいがあったことでしょう。

 金を払って授業を受ける大学生が居眠りしたり、無関心が多いやに。

 無料参加の公開講座で、熟年者が真剣に聴いている。

 勉強は今のうち。若い時にしっかり、勉強、将来に役立てて欲しい。

 今回の公開講座は、

「2002年度・文部科学省21世紀COEプログラム・研究教育拠点(生命科学分野)」。

 少子化、生涯学習について、大学の思いもあるようですが、

 こうした大学の学外地域活動は、人材育成に有益、

 究極、大学、地域双方の利益になります。

 今後も、どんどん、続けていただきたい。

 講師の先生方、大学関係者の皆様、ありがとう。

 また、国、地方自治体も、財政難の現状であっても、

 こうした事業への支援は、最優先で配慮したもらいたい。


「平成20度 第12回 BOST Science Cafe in Nara」

 「近畿大学生物理工学部公開講座」は、まだ続きます。


◇第13回 平成20年10月11日(土)13:00~

 ・会場 三重県四日市市 四日市都ホテル(3F鈴鹿)

 ①「ブレイン・コンピューター・インターフェースの魅力」

 ~考えるだけでコンピューターや機械を操作する技術~

  講師 山脇伸行(準教授)

 ②「ロボットの時代がやってくる」

  講師 中川秀夫(準教授)

◇第14回 平成20年10月18日(土)13:00~

・会場 静岡市葵区紺屋町11ー1 浮月楼(本館2階月光の間)

 ①「植物と地球温暖化のかかわり」」

 ~C1化合物の代謝と環境浄化植物の開発にむけて~

 講師 泉井 桂(教授)

 ②「バイオマスエネルギーと地球環境問題」

 講師 沢井 徹(教授)


●申込先は、 近畿大学 生物理工学部 公開講座係

 〒649ー6493 和歌山県紀の川市西三谷930

 ℡・0736ー77ー3888 FAX・0736ー77ー6336

 E-mail:bostーshu@waka.kindai.ac.jp

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「高齢者講習」終了、自動車運転免許証更新手続き完了!

2008年09月26日 | Weblog
 先週の19日金曜日、台風13号が紀伊半島接近する中、朝早く起床、

 奈良交通自動車教習所での自動車運転免許更新・「高齢者講習」に出席しました。

 動体視力の低下を嘆き、適性検査で、35~50歳並、同年齢では優秀の結果を喜び、

 無事講習を終えることができました。

 帰宅後、早速、奈良警察署へ行き、運転免許証更新手続きをしました。

 再度の視力検査合格。新免許証受領は10月16日以降。免許証有効期限は11月21日まで。

 新免許証は、「中型免許」となります。ただし、以前の普通免許の範囲内。

 限定付き免許とか。
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生活ほっとモーニング「五木寛之」、「鬱の時代」を生きる!

2008年09月26日 | Weblog

 今朝の、NHKの番組、生活ほっとモーニング「この人にトキメキっ!」は「五木寛之」さんでした。

●8:35~9:25②生活ほっとモーニング「この人にトキメキっ!五木寛之」
【ゲスト】(作家)五木寛之 VTR出演:中村雅俊さん(俳優)
【司会】黒崎めぐみ 永井伸

 五木さんは、「大河の一滴」「林住期」「生きるヒント」などの作品で、

 数々の人間の心のありようを書いてきました。

 五木さんは、最近、いまの元気のない日本を「うつの時代」と表現しています。

 戦後の高度経済成長期の「そうの時代」を終えた現在の日本では、

 発想を変えて「うつの時代」なりの生き方をする必要があると五木さんは提言します。

 「うつ」をエネルギーの充実した状態と考えて内面を見つめ直すなど、

 今の時代を生きる心構えを人生の達人、五木さんは語ります。

 五木さんは、現在、NHK「ラジオ深夜便」で、月に一回、朝4時台の特集コーナーで、

 昭和の歌謡曲を振り返る「五木寛之 わが人生の歌がたり」に出演しています。

 五木さんの生まれた昭和7年の思い出から始まり、1年につき1回のペースで、

 今年で4年目の人気コーナーです。

 私も、自分をその時代に合わせて、懐かしく聴きます。

 夕刊紙に33年間連載している五木さんのエッセイが、今年の6月で8000回を越え、

 エッセイの最長連載としてギネスブックにも載りました。

 五木さんが、何処でも、原稿が書ける特技を見て、驚きました。

 五木さんは、最近、小説「親鸞(しんらん)」に取り組み、今月から、

 全国27の新聞紙上で、新作小説「親鸞」の連載がはじまったといいます。

 五木さんは、浄土真宗の開祖、親鸞の人間的な部分を描いていきたいという抱負を語りました。

 番組の中で、五木さんのキーワード、★デラシネ(根無し草)が出ました。

 原点となった戦後の引き揚げの話や、放浪、遊行、旅に生きる生き方を伺いました。

 私には、外地からの引き揚げ経験はありませんが、

 放浪、遊行、旅に生きる生き方などは、私の生き方と共感出来る点。

 五木さんが、特に強調された、「うつの時代」。

 現在の日本は「うつの時代」を迎えていると五木さんは言います。

 辞書によると「うつ」は「草木が生い茂る様」が第一義で、

 実はエネルギーが内部で発酵している状態だそうです。

 五木さんは、こうした時代、自分の心を見つめ直すなど、現代を生きる心構えを語りました。

 また、五木さん自身が「うつ状態」になったときに、

 毎日の嬉しかったことをノートに記して元気を取り戻したという体験は参考になりました。

 その前に、「悲しかったこと」を毎日一行ノートに記し、自分を見つめることも、大切なこと。

 NHKラジオ第1「ラジオ深夜便」の五木さんの特集コーナー

 「五木寛之 わが人生の歌がたり」は、毎月最後の日曜日、午前4:00から放送。

 この番組をいつも、楽しみに聴いています。

 この時代の五木さんの人生と、自分の人生を重ね合わせ、感慨一入です。

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「夏の日の想い出」、日野てる子さんの想い出

2008年09月26日 | Weblog

 今日は、朝から本格的な雨。

 先日、63歳亡くなった日野てる子さんのことを思いました。

 「夏の日の想い出」。

 ふくよかなお顔、髪にハイビスカスの花を翳し、美しい歌声。

 「きれいな月が 海を照らし~」

 今でも、日野てる子さんの透き通った歌声が、聞こえてきます。

 あれは、いつ頃だったのか?

 昭和39年、東京オリンピックの頃、奈良国立病院の病床で、この歌を聴いていた。

 その日野てる子さんの姿を、幼かった娘が「日野てる子さんです」と紙に描き、届けてくれました。

 その後、時々、日野てる子さんのお姿を、テレビで拝見、

 いつも、懐かしい思いで、見ていました。

 日野てる子さんが、作曲家一ノ瀬義孝さんの奥様になられたとは知りませんでした。

 結婚を機に一時期引退、家庭に専念、子育てが一段落して歌手に復帰し、

 活動を続けていたというのも知りませんでした。

 早速、手持ちの、昭和歌謡大全集のCDの中から、引っ張り出して、聴きました。

◇「夏の日の想い出」作詞・作曲:鈴木道明

 きれいな月が海をてらし
 たたずむ影は砂にうかび
 ・・・・・・・・・・
 夏の想い出が恋しくて
 ただひとりだけで
 来てみたのよ
 冬の浜べはさみしくて
 よせる波だけがさわいでた

 透き通った声、まさしく、昔聴いた、日野てる子さんの声。

 あの時代、いまよりも、マシな時代だったことを痛感。

 団塊の世代のみなさまは、この歌よりも、

 「いまは もう秋 だれも いない海」の「誰もいない海」の方が、身近かも知れませんね。

 確かに、季節もピッタリ。

 だが、冬が遠くても、日野てる子さんの「夏の想い出」では忘れられない一曲です。
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いま再び、谷山浩子「猫の森には帰れない」の想い出

2008年09月25日 | Weblog
 
 昨日、ヤマハのメルマガを見ていたら、

 「ファンクラブ限定公開録音の谷山浩子新アルバム」の記事。

 「デビューから35年を過ぎてなお、

 瑞々しい世界を繰り広げる谷山浩子。

 提供楽曲のセルフカバーとTVアニメ曲や社歌など

 未録音の楽曲だけを収録した新譜を強力リコメンド!

 谷山特集のラジオ番組レポートも掲載。」


 私は、谷山浩子さんの曲は殆ど知らないのですが、

 ただ一曲、「猫の森には帰れない」には、懐かしい想い出が・・・。

 今から10数年前、娘が、勤め先を3年余で退職、

 ワーキングホリディーのビザで、オーストラリアに語学留学。

 最初は、ホームスティー、あと、友人と共同生活など。

 スキー場でバイトしたり、オーストラリア国内を東西南北、

 方々をバックパッカーの日々。

 本人は、不自由、苦労は何のその、大いに青春を満喫。

 しかし、親の私たちは、日本で、ただ見守るしか、術がない。

 時折届く、電話とエァーメールで、安否を確認するだけ。

 丁度その頃、

 NHK衛星第2放送の番組、「フォーク大全集」を見ていたら、

 ピアノを弾き歌う、谷山浩子さんの映像と共に、

 「きのう手紙を出しました・・・」、

 あの「猫の森には帰れない」の曲が流れる。

 「猫の森には帰れない、猫の森には帰れない~」

 このリフレインが、強烈なインパクトで、心に染み入ってきた。

 我が家は猫の森、そこへ娘が帰ってこない、帰れない・・・。

 複雑な気持ち・・・。

 その頃、我が家には、シャムの牝猫がいました。

 娘は、この猫をとても可愛がっていたので、

 この猫も、娘の帰りを待ち侘びているかのようでした。

 結局、娘は猫の森に帰ってきました。

 無事、帰国。

 「可愛い子には旅をさせよ」の諺どおり、

 娘にとって貴重な体験、収穫の一年となりました。

 この頃を思い出して、とても懐かしくなり、

 「猫の森には帰れない」の曲を聴きたくなりました。

 でも、谷山浩子さんのCDを持っていません。

 そこで、ネット内を検索、

 ありました。ご存じ、youtubeのビデオ・・・。

 http://jp.youtube.com/watch?v=3x5fk7he7_0

 あの時と同じ気持ちで、聴きました。

 良い曲を、谷山浩子さん、ありがとう。
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快挙!佐渡のトキ放鳥、「トキ色」27年ぶりに、空を舞う

2008年09月25日 | Weblog
トキ、野生復帰目指し放鳥=27年ぶり日本の空舞う-新潟・佐渡の保護センター(時事通信) - goo ニュース

 城崎のコウノトリにつづいて、佐渡のトキが野生復帰を目指して、放鳥された。

 日本国内絶滅のトキが、中国から譲り受け、無事育ち、今回10羽も空を飛ぶ。

 これまで、トキを育てられた、人々の熱意に敬服する。

 トキが生きられる環境づくりに尽力された、大勢の方々の協力も素晴らしい。

 暗いニュースが多い昨今、久し振りに、心温まるニュースをきき、嬉しい。

 昔、母が良く語っていた、「トキ色」とは・・・、

 今日飛び立った、トキの翼の色。

 「朱色に薄いピンク」、これぞまさしく「トキ色」。




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レッドソックス、プレーオフ進出決める。

2008年09月24日 | Weblog
松坂・岡島が所属のレッドソックス、プレーオフ進出決定(読売新聞) - goo ニュース

 今日の試合、プレーオフ進出へのマジックを「1」としていた、レッドソックスが

 5-4でインディアンスを下し、2年連続のプレーオフ進出を決めた。

 昨年まで、ア・リーグ東部地区の戦いは、レッドソックスとヤンキース、

 2強の争いでした。

 しかし、今年は、デビルを取り払った、レイズが、2強の間に割っては入り、

 しかも、失速することなく、首位を走り続けていた。

 レッドソックスは、これを追う苦しい展開の中で、

 ようよく、プレーオフ出場に漕ぎ着けました。

 最後は抑えのパペルボンが締め、ナインがグラウンドに飛び出して、

 歓喜の輪をつくり、互いに感動のハウ。

 松坂は、「去年とは騒ぎ方が違う」と興奮気味に話したという。

 長く苦しい連戦を勝ち抜いての到達点、喜びは格別。

 東地区優勝の可能性は低いものの、残り数試合、激戦が続く。

●~11:00BS①大リーグ中継「レッドソックス5-4インディアンズ」
(フェンウェイ・パーク、19:05 日本時間:24日 8:05)

『解説』大島康徳ー 『実況』上野速人

 インディアンスの先発は、リー。

 現在、22勝2敗、ア・リーグ投手成績2冠。

 サイ・ヤング賞(最優秀投手)最有力候補の左腕。

 対するレッドソックスの先発は、ナックルボーラー・ウェークフィールド。

 序盤から、双方譲らず、見応えのある投手戦。

 動いたのは、中盤に入ってから。先制、逆転、再逆転。

 レッドソックスは、4回、3番オルティスが二塁打、

 続く4番ヨーキリスの27号2ランで先制。

 その直後の5回、インディアンスは、ウェークフィールドに

 3本の適時打を浴びせて、2-4と逆転。

 しかし5回、ペドロイアのレフトグリンモンスター直撃の2点適時二塁打、

 5番ベイの中前適時打など、4本の長短打などで3点を奪って再逆転。

 ウェークフィールドは6回4失点で降板、7回、2番手デルカーメン登板、

 しかし、二死満塁のピンチを招き、急きょ3番手岡島が救援。

 岡島は、5番・マルティネスにフルカウントからファウルで粘られたが、

 最後は外のチェンジアップで一邪飛に仕留め、絶体絶命の大ピンチを凌いだ。

 岡島はこれで3連投、しかも7戦連続の無失点の活躍は美事。

 レッドソックスは、8回、4番手マスターソン、5番手ロペスを繰り出し、

 防戦につとめる、再び二死満塁の大ピンチ。

 ここで、レッドソックスは、たまらず、守護神パベルボンを登板させた。

 パベルボンは、一球で打者を内野ゴロに打ち取り、この回のピンチを脱す。

 パベルボンは、9回、二者連続三振、最後の打者を内野フライに締めくくり、

 41S目をあげた。

 ウェークフィールドは、今季10勝目(11敗)。

 一方、インディアンス先発のリーは、7回9安打、5失点で今季3敗目(22勝)。

 今季は、主力選手の故障、主砲のラミレスをシーズン途中で、

 トレードで放出するなど、大きくチームが変わった中でつかんだプレーオフ。

 試合後、早速シャンパンファイトを行い、ナインは派手に喜んでいた。

 ゴーグルをかけて、シャンパンファイとを喜ぶ、松坂の姿が映し出されていた。

 松坂は、「出場権を得ただけだけど、2年続けて出られた。

 これからとてつもなく濃い時間が始まる」という。

 松坂は、次のヤンキース戦に今季最終登板。

 そのあとプレーオフ、ワールドシリーズ連覇、過酷な戦いが続く。

 松坂の強運が果たして栄冠へと導くだろうか。

 それこそ、神のみぞ知る。

【投手】

(イ)リー、ドネリー-ショパック
(レ)ウェークフィールド、デルカーメン、岡島、
   マスターソン、ロペス、パペルボン-キャッシュ

(勝)ウェークフィールド10勝11敗(S)パペルボン41S

(敗)リー22勝3敗

【本塁打】(レ)ユーキリス27号2ラン

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レッドソックス惜敗、プレーオフ進出お預け

2008年09月23日 | Weblog

 今日のBS大リーグ衛星中継は、「レッドソックス対インディアンス」戦。

 (フェンウェイ・パーク、19:05 日本時間:23日 8:05)

 『解説』伊東勤 『実況』竹林宏

 レッドソックスは、この試合に勝利すると、

 プレーオフ進出までのマジック「1」が消え、プレーオフ進出が決まる。

 レッドソックスの先発は12勝ながら、エースのベケット。

 相手のインディアンス先発は、0勝3敗と勝ち星のないジャクソン。

 打線も来季を睨んで若手登用。

 レッドソックスが圧勝すると予想していた。

 しかし、レッドソックスは、頼みのベケットが不調で、

 序盤、連続四死球で先制点を許し、味方が同点後の5回に3点の勝ち越しを許す。

 一方、レッドソックス打線も、打てそうで、打てないジャクソンに手こずった。

 その後、指名打者オルティスの23号ソロなどで1点差まで追い上げ、

 9回裏、二死に、三塁、一打逆転のチャンスを迎えたが、ローリーがあえなく三振。

 あと一歩及ばずプレーオフ進出は持ち越しとなった。

 この試合、岡島は1点ビハインドの9回、4番手として連投登板。

 1番サイズモアをショートゴロに打ち取ると、続く2番キャロル、

 3番秋信守2者連続の空振り三振に切って取り、三者凡退。

 これで、岡島は6試合連続無失点と好調が続く。














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松坂18勝目、レッドソックス、プレーオフ進出王手

2008年09月23日 | Weblog
勘違いもありましたが…松坂ズバッと18勝(スポーツニッポン) - goo ニュース

 昨日22日、レッドソックスの松坂大輔は、敵地トロント・ロジャーズ・センターでのブルージェイズ戦に先発、7回を投げ被安打2、与四球2、奪三振6、無失点の好投、18勝目を挙げた。

 松坂は、前回登板で、日本人メジャー新記録、かつ西武ライオンズ時代の2006年に記録した自己シーズン最多に並ぶ17勝目を挙げ、さらに、自己シーズン最多勝利更新、背番号と同じ勝ち星を達成。

 この試合、松坂は、初回を3者凡退に抑え、順調な滑り出しだった。

 2回、この回先頭のウェルズにツーベースを浴び、さらに、内野ゴロと四球で一死一、三塁のピンチを背負う。

 しかし、そこから2者連続三振で切り抜けた。

 続く3回から5回の3イニングは無安打無失点と好投。

 6回、先頭打者にツーベースを浴びたが、後続3人を完ぺきに抑えた。
 さらに7回も3者凡退に片付け、この回限りで降板した。

 3点リードの8回、松坂に代わって2番手岡島が、今季60試合目の登板。

 先頭のスナイダーをセカンドゴロ。続くシグペンを得意のチェンジアップで空振り三振に仕留めると、最後はイングレットをセカンドライナーに打ち取り、3者凡退に退けた。

 レッドソックスは、初回、ペドロイアの犠牲フライで先制。さらに3回、3番・指名打者オルティスの2ランで3-0とリードを広げた。

 レッドソックスは、松坂、岡島、守護神のパペルボンとつなぐ、必勝リレーで、ブルージェイズを3-0で完封勝利。

 パペルボンは40セーブ目。

 この試合、松坂は、シーズン終盤を迎えての疲労などから、

「自分自身の状態は良くない。丁寧に、なんとか相手を抑えようと必死で投げた」という。

 だが、それでも二回一死一、三塁から速球で2者連続三振を奪うなど、6三振はすべて速球系の決め球で奪っていた。

 松坂は、この日で、計163回2/3とシーズンの規定投球回に到達した。

 先発は残り1試合。逆転での地区優勝を目指し、最後の登板、頑張って欲しい。

 なお、ワイルドカード首位のレッドソックスは、この後のナイター試合で、2位のニューヨーク・ヤンキースが負ければ、プレーオフ進出が確定するところだったが、ヤンキースが勝利、プレーオフ進出はお預けに。

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ヤンキースタジアム最終試合、松井秀には今季最終試合。

2008年09月23日 | Weblog
ヤンキースタジアムに幕…松井の08年も終わった(スポーツニッポン) - goo ニュース

 米大リーグ、ヤンキースのホーム球場として、数々の歴史、名勝負の舞台となってきたヤンキースタジアムが21日(日本時間22日)、86年の歴史を終え、来季からは隣接する約5万人収容の新球場に移る。

 この球場がなくなるのは淋しい。この球場で活躍した数々の名選手、名場面は、想い出とともに記憶の中へ移りゆく、感慨無量。

 この日、他チームの試合は、すべてディーゲームとし、

 ナイトゲームは、ここ、ヤンキースタジアム一試合のみ。

 ファンの関心、他チーム選手の関心を、ヤンキースタジアム一点に絞り込む、

 MLB関係者の粋な計らい。

 記念セレモニーでは、センターバックスクリーンに1922年のア・リーグ優勝旗が披露され、23年のワールドシリーズ初優勝メンバーがレプリカユニホーム姿で入場。

 ヤンキースの歴史を彩ってきた往年の名選手がポジション別で紹介。

 最後に名前を呼ばれたのは、イチローが憧れた名外野手・背番号51・バーニー・ウィリアムズ。ファンの惜しみない拍手が一段と高まった。

 その後、この日の先発メンバーが呼ばれた。

 明日、左ひざを手術予定の松井秀がレフトのポジションまで走り、かって、巨人の同僚、ロイ・ホワイトらと固い握手を交わしていた。

 セレモニーの最後を飾ったのは、ベーブ・ルースの娘ジュリアさんの始球式。

 ジュリアさんは92歳の高齢ながら、お元気、美事な始球式。

 そして、「父はこの球場を『第2の家』と言っていた。

 そして、(ヤンキー・スタジアムが)『ルースの建てた家』と

 言われたことを、とても名誉に思っていた」と。

 試合中、電光スクリーンに、かっての名選手、名場面が映し出され、観客が大いに沸き、

 ラストゲームの雰囲気を盛り上げていた。

 記念の一戦にふさわしく、試合は華やかなセレモニーに続いて開始。

●10:10~12:00BS①大リーグ中継「ヤンキース7ー3オリオールズ」
(ヤンキースタジアム、20:05 日本時間:22日 9:05)
『解説』武田一浩 『実況』森中直樹

 この試合、松井秀は、「8番・指名打者」で9戦ぶりに先発出場。

 ヤンキース先発のペティットは立ち上がりからピリットしなかった。

 オリオールズ打線につかまり、序盤で2点を先制された。

 だが2点を追う3回、先頭の松井が反撃の口火を切った。

 松井秀は、「ヤンキー・スタジアムで一番好きなところは、バッターボックスです」。

 松井秀は、オリオールズ先発・ウォーターズから、チーム初ヒットをライト前に放ち出塁。

 続くモリーナもセンター前ヒット、無死一、二塁。さらに、1番デーモンがライト観覧席へ16号3ランを放ち3-2と逆転。

 しかし、直後の4回表、ペティット投手が同点タイムリーを打たれたが、その裏にモリーナがレフト観覧席へ3号2ランを放ち、再び勝ち越す。

 7回にはジアンビのタイムリーなどでダメ押しとな2点を追加、7-3とした。

 その後は、ベラス、コーク、チェンバレン、守護神リベラの投手陣が無失点リレー。

 9回2死。ロバーツがファーストゴロに倒れ、リベラがランサムからボールを受け取り、「聖地」最終戦を締めくくった。

 3時間5分のゲームが終わり、日付が代わる時間でも、ほとんどのファンは家路に着かなかった。

 お馴染みの「ニューヨーク・ニューヨーク」の曲が流れる。

 ヤンキースの選手たちは、・ジーターが先頭となってグラウンドを一周し、ファンの声援に応えた。

 その中に、帽子を掲げる松井の姿があった。

 この日の松井秀は、3打数1安打、1得点。3回の第1打席で、ライト前ヒット。

 4回は無死一塁でセカンドゴロ、6回は1死一塁でセンターフライと凡退。
 7回に打席が回ってきたところで途中交代となった。

 「ベーブルースの家」といわれる、ヤンキースタジアムでの最初のホームランは、勿論、ベーブルース。

 そのベーブルースは、「この球場での最後のホームランを打つ打者は、神のみぞ知る」と語っていた。

 大リーグデビューを満塁本塁打で飾った松井秀なので、松井秀のホームランを秘かに期待していた。

 最後のホームランを打ったのは、モリーナだった。今季3号目。
 
 松井秀は語っている。

 「いい思い出も、苦い思い出もたくさんありますが、すべてが僕の宝物だと思います。

 もうこのフィールドでプレーすることはないですから、そう思うと寂しいです。

 僕の中では世界一の球場です」と。

 試合終了後、ヤンキースのキャッシュマンGMが、明日に松井の手術が行われることを明らかにした。

 その言葉を受け、まだ余韻の残る一塁側のダッグアウトで松井の今季最後の会見。

「今年はジェットコースターのような1年でした。

 出足は非常に良く、そこからジリジリ上がっていったが、

 ひざを痛めて急降下してからは、上ったり下がったり。

 こういう年も珍しいんじゃないかと思います。

 今日でチームから離れて、明日に手術する予定です。

 これもいい勉強だと思って、また体をいい状態にして、

 来年1年間をがんばりたいと思います」

 2008年9月21日。聖地は86年の歴史に幕を下ろし、

 松井は永遠の別れを告げ、球場を後にした。

 この試合、5回表裏の攻撃が終わると、試合成立で、

 ヤンキースタジアムのカウントダウンが行われた。

 表示が「1」から「0」に変わる瞬間を見ていたら、

 カウントダウンの表示は、「0」ではなく、「FOREVER」と出た。

 文字通り、ヤンキースの歴史、伝統、想い出は永遠に続く。

 場所を変えても、新球場に受け継がれる。

 新球場は、松井秀の活躍を待ちこがれている。

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ゴジラ松井秀喜左ひざ手術、来季の活躍を祈願!

2008年09月23日 | Weblog
松井秀が左ひざ手術=キャンプには参加の見込み-米大リーグ(時事通信) - goo ニュース

 しばらくブログを休んでしまいました。

 書きたいことは、たくさんあったのですが、頭の中で整理できないまま、時間が経過、アップ出来ませんでした。

 まずは、ゴジラ松井秀喜選手の左ひざ手術のことから。

 今日22日、ヤンキースの松井秀喜外野手が、ニューヨーク市内の病院で左ひざの内視鏡手術を受けました。

 今回の内視鏡手術は、関節内の傷ついた軟骨を滑らかにし、損傷部を取り除くというもの。

 成り行きを心配していました。

 しかし、手術は、午後6時ごろから約1時間半で終了。成功!

 松井秀は入院する必要がなく、手術終了から約5時間後に退院。

 その際、杖をつかずに立ち止まり、

 「チームはまだ戦っていますけど、キャンプに向かってスタートしていきたい」と話し、2月中旬のキャンプイン時には、プレーできる状態に戻るという。

 松井秀の左ひざは、1998年巨人時代からの古傷。

 松井秀は、「お別れできればいいですけど」と長年の悩み解消を期待。

 今季、松井秀は、スタートダッシュ、活躍したが、左ひざの腫れと痛みで6月24日から戦線離脱、8月19日に復帰。

 だが、指名打者枠の関係もあって、最近はベンチを温めることが多くなった。

 打席に立てず、ベンチでジッと過ごす、松井秀の姿は寂しそうに見えた。

 しかし、昨日21日(日本時間22日)、ヤンキースタジアムでの最終戦、「オリオールズ」戦には、指名打者として先発出場、嬉しかった。

 松井秀も、一応、これで区切りがついた。

 これまでのモヤモヤも解消、手術に臨むことが出来たと思う。

 レギュラーシーズンは、まだ、6試合を残す。

 残念ながら、ヤンキースは現在、ア・リーグ東地区3位、プレーオフ進出は絶望的。

 チームとしても、松井秀としても、来シーズンを睨んで、今回、手術に踏み切ったのは良かった。

 来季こそは、回復した、ゴジラ松井秀の活躍を期待したい。

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首位攻防戦、レイズ勝ち越す。

2008年09月18日 | Weblog
岩村“激走”逆転の口火!レイズ天王山勝ち越しM10(夕刊フジ) - goo ニュース

 2位レッドソックスとの首位攻防戦、第3戦は、

 首位レイズの地力が勝り10-3で快勝、このカードの勝ち越しも決めた。

 レイズは、レッドソックスに対して、敵地ボストンで2勝1敗、

 ホームで2勝1敗と勝ち越し、

 ゲーム差は2に拡大、M10点灯、東地区初優勝めざして猛進。

 このカードで、レイズは地力の高さを見せつけた。レイズの好調さは本物。

 レイズは、しっかり守り、粘り強く攻撃。

 レイズは、初回、オルティスの2点本塁打で先制されたが、その裏、

 岩村の一塁内野安打。二盗を足がかりに、アイバーの2点本塁打などで逆転、

 その後も攻撃の手を緩めず、レッドソックス先発・ウェークフィールドを

 序盤で攻略、8-3と大きくリード、結局、12安打で10得点の猛攻。

 守っては、先発ガーザを勝利投手の権利直前の4回二死後降板させ、

 昨日同様、バルフォア、ハウエル、ブラッドフォードと小刻みに継投、

 レッドソックスの反撃を封じた。

 レッドソックスはローエルが負傷欠場。

 上位打線は活躍したが、下位は沈黙、打線のつながりがなかった。

 オルティスが2本塁打を放ちはしたが、

 ラミレスのいないレッドソックスはやはり迫力を欠く。
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大リーグ首位攻防、「レイズ対レッドソックス」戦、1勝1敗、タイ

2008年09月17日 | Weblog

 大リーグのゲームも終盤戦、試合数も残り少なくなり、地区優勝、ワイルドカード争いの熾烈な戦いが続きます。

 昨日、今日と、「レイズ」対「レッドソックス」の首位決戦をテレビ観戦。

●~11:00BS①大リーグ中継大リーグ「レイズ5ー13レッドソックス」
(トロピカーナ・フィールド、19:10 日本時間:16日 8:10)
『解説』秦真司、『実況』工藤三郎

 昨日の初戦は、レッドソックスがホームラン攻勢で、レイズ先発のカズミヤ以下、レイズ投手陣を打ち砕き大勝。

 両軍のホームランが飛び交い、豪華なホームラン・ショーは楽しかった。

 強運の松坂は、登板前に、4点の援護をもらい、岩村に一発は浴びはしたが、

 5回まで、レイズ打線を封じ、日本人初の17勝目を手にした。

 松坂は、「記録は野茂を超えても、野茂を超えてはいない」と。

 まさに、そのとおり、7~8回くらいまではマウンドを守ってもらいたい。

 ともかく、松坂は、首位攻防の初戦、勝利投手になった。めでたい。

 この負けない、強運の投手は、今後も、レッドソックスにとって神様、仏様になれるか。

【投手】
(レド)松坂、スミス、ティムリン、ポーリー-バリテック、ロス
(レイ)カズミアー、トールボット、サラス、ハメル-ナバロ、ジェイソン
(勝)松坂17勝2敗 (敗)カズミアー11勝7敗

【本塁打】
(レ)岩村6号ソロ、ラジアーノ2号2ラン、ジョンソン2号2ラン
(レド)オルティス19号3ラン、ローウェル17号ソロ、ベイ30号ソロ、
    バリテック13号2ラン、ユーキリス26号2ラン、エルズベリー8号ソロ


●8:10~11:00BS①大リーグ「レイズ2Xー1レッドソックス」レイズサヨナラ勝ち
(トロピカーナ・フィールド、19:10 日本時間:17日 8:10)
『解説』伊東勤、『実況』石川洋

 今日の第2戦は、昨日と対照的な投手戦。接戦をものにしたのはレイズ。

 9回裏サヨナラ勝ち、このカード1勝1敗タイに。レイズが再び1ゲームリード。

 レイズ・ソナンスタイン、レッドソックス・ベケット両先発投手が好投、

 5回まで両者無得点、息詰まる投手戦。

 先制したのは、レッドソックス。

 6回表、この回、先頭の1番エルスバリーが二塁内野安打、2番ペドロイアの三塁ゴロエラーで無死、一、二塁。3番オルティスは一塁ゴロ、この間に走者進塁、一死二、三塁。ここで、4番ヨーキリスが左翼犠飛、エルスバリー生還、レッドソックスが1-0とリード。

 しかし、7回、好投のベケットが、レイズこの回先頭の3番ペーニャに外角球を左翼席に運ばれ同点、試合は1-1のまま、振り出しに。

 レイズは、7回から、2番手バルフォア、8回から3番手ハウエル、9回二死、一、二塁では、4番手ウィーラーがローリーを三振に打ち取るなど、小刻みな継投でレッドソックスに得点を許さずサヨナラムードへ。

 勝ち越すことが出来なかった、レッドソックスは、9回裏、守護神パベルボンを待機させ、2番手マスターソンを登板させたが、首位攻防の土壇場での登板は、このルーキーには、荷が重かった。

 マスターソンは、この回先頭の2番バートレットに右前安打、3番ペーニャは四球で無死、一、二塁。 4番ロンゴリアは見逃し三振、5番フロイドは死球で、一死満塁。6番ナバロは、2-2からセンターへサヨナラの適時打、レイズ2-1で勝利。

 レッドソックスのベケットはツキがない。

 8回、95球を投げ、被安打3、奪三振7、与四球1,与死球1,失点1,自責点1,被本塁打1,と好投しながら、味方打線の援護がない。

 前日の松坂と好対照。運も実力のうちとは言うが、気の毒。

 レイズのブルペン陣は素晴らしい。

 レイズが首位を譲らないのは、これら若手投手の頑張りによる。

 レッドソックスは、先発は強いが、ブルペン陣が手薄。守護神パベルボンにつなげない。

【投手】
(レド)ベケット、マスターソン-バリテック
(レイ)ソナンスタイン、バルフォア、ハウエル、ウィーラー-ナバロ
(勝)ウィーラー5勝5敗 (敗)マスターソン6勝5敗
【本塁打】(レイ)ペーニャ29号ソロ
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社保庁のプレゼント、「埋もれた年金記録」掘り起こし

2008年09月17日 | Weblog

 敬老の日に、もう一つプレゼントが舞い込んできました。

 社会保険庁社会保険業務センターからの

 「年金記録の確認のお知らせ」。


 封筒の表には、赤字で、

 「今回、あなた様のものである可能性が高い記録が見つかりました。

 十分お確かめいただいた上で、必ず、ご回答をお願いいたします。」

 と印刷されていました。


 封筒を開き、中の文書を見て驚きました。

 昭和27年~28年、昭和31年~33年、

 この期間、私の厚生年金加入の記録が記載されていました。

 間違いなく、私の記録でした。

 この期間、大学在籍中でしたが、アルバイトをしていました。

 確かにバイト先の職場は、しっかりした会社でしたが、

 当時も、今も、厚生年金に加入しいたとは知りませんでした。

 大学卒業後、京阪神に移住、就職移、職場も二、三変えており、

 年金申請は、こちらへ移住してから以降の記録で申請。


 今回、問い合わせのあった年金記録は、

 社保庁のコンピューター上の突き合わせなどの結果、

 「あなた様のものである可能性の高い記録」発見となったようです。

 半世紀前、本人すら忘れていた年金記録を、

 よくも探してくれたものです。

 また、記録が消えずに、残っていてラッキーでした。


 社保庁は、過去の杜撰な業務を、厳しく追及され、

 世間からも激しく罵られ、今や、解体目前、四面楚歌の中。

 こうした中、埋もれた年金記録を、

 黙々と、掘り起こし事務に従事している、社保庁職員がいる。

 叩くだけが能ではない。感謝、応援、拍手も必要。

 私同様、埋もれた年金記録の多くが掘り起こされることを期待。


 早速、「この年金記録は私のものだ」と、

 事業所名や住所を記入して、回答書を返送しました。

 これから、いろいろ手続きが必要らしいが、簡便に願いたい。

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