本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

筑紫さん、久米さん、そしてホリエモン。

2008-11-08 17:11:11 | 社会


 ↑ 高田渡と言えば『自衛隊に入ろう』だが、今や唯の飲兵衛爺さんになってしまったかのような高田氏は「この歌はもう封印したい、日本の風景を歌うことが反戦なのだ」と筑紫さんに答えている。新宿フォークゲリラとかを知っている私たちの世代にとっては、この歌が自衛隊をおちょくった反戦ソングであることはいちいち説明するまでもない自明のことだが、ちょっと世代が下がると「いや、これは自衛隊を心底礼賛し入隊を勧誘する歌だ」などと言い出す者まで出ている。 
*まだ二回しか見ていないが、最近の私の注目はなんと言っても毎日放送『久米宏のテレビってやつは』即ち『テレヤツ.jp』である。このため水曜日が楽しみになったと言ってもいいくらいだが、番組のタイトルは(如何にも久米さん好みのテイストではあるが)私はあんまり好きじゃない。なぜかというと、私に言わせればそれを言うなら『テレビ業界に巣食うタレント乃至業界人って奴は』(←以下《煮ても焼いても食えない連中だ》と続けてもいいのだ)となるしかないのであって、つまりは全てこれ人間の問題なのだが『敵は制度』というからには『テレビという制度』の問題と言い換えても可なりである。w

*『テレヤツ.jp』への投稿は→ここだが投稿数は回を追うごとに微減しているようだ。
 番組に寄せられたという毎回200以上あるコメントをパラパラ読んでいたら「毎週水曜日が楽しみになった」と私と似たようなことを書いている人がいた。w
 あと「福岡さんはやっぱりおっさんだけどカンさんはすてき」というコメントもあったがそれは外見だけの印象批評というもので、カンさんがオブラートに包んで柔和な語り口でわざとゆったり主張していることはいつもかなり教条的で硬直しているから、『朝生』なんかではしばしば集中砲火を浴びているのである。『朝生』の田原のやり方も異常なので、だからどうだとは言わないが。
 で、私はと言うと、先程自分のblogの宣伝も兼て《検索は『ヤースケ伝』♪》というペンネームで軽く(努めて毒は抜いて!)投稿してみたが、載せてくれるかどうかはわからない。やべえっ。笑。(実は概要文をコピペして間に合わせの投稿をしようとしたがそれは駄目だったから『書き下ろし』なのだ。あちゃ。)

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 訃報はここまで書いたときに伝わって来た。

筑紫哲也氏死去=記者出身、「NEWS23」前キャスター-番組でがん告白
jiji.com

 ジャーナリストでニュースキャスターも務めた筑紫哲也(ちくし・てつや)氏が7日午後1時50分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。73歳だった。大分県日田市出身。葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れの会を開く。喪主は妻房子(ふさこ)さん。
 1959年に早稲田大政治経済学部を卒業、朝日新聞社に入社し、政治部記者や米軍統治下の沖縄特派員、ワシントン特派員などを歴任。週刊誌「朝日ジャーナル」編集長を務め、「新人類」「元気印」などの流行語を生んだ。
 編集委員に就任後の89年に退社し、同年10月からTBSの報道番組「筑紫哲也NEWS23」キャスターに。日々のニュースを鋭い視点で掘り下げるとともに、イラク戦争直前には同国入りするなど現場取材を続け、民放キャスターの代表的存在となった。
 昨年5月、同番組で初期肺がんを告白。その後数回番組に出演したが、今年3月にメーンキャスターを降板した。8月11日に放映された哲学者梅原猛さんとの対談が最後のテレビ出演となった。 
 79年にテレビ大賞優秀個人賞を、93年には日本の放送文化に貢献した個人や団体に贈られるギャラクシー賞のテレビ部門個人賞を受賞。今年度の日本記者クラブ賞も受賞した。
 著書に「総理大臣の犯罪」「このくにのゆくえ」、訳書にデービッド・ハルバースタム著「メディアの権力」などがある。(了)(2008/11/07-21:59)

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筑紫哲也氏と言えば1.アメリカ特派員帰りで即『朝日ジャーナル』の新編集長に抜擢され、2.その後毎日系TBS『ニュース23』のキャスターとして『多事争論』で日々発言されていたことがまず思い浮かぶが、実はこの両方に私はあまり良い印象を持ってはいない。理由は省略する。
 この方は朝日新聞からTBS(毎日系)へ行かれたが、一方久米さんはというと人気局アナだったTBSを辞したのが79年で、80年『おしゃれ』82年『TVスクランブル』はいずれも日テレ(但しフリー)、83年テレ朝『がん戦争』というのだが、これは私は知らない。85年に開始された『ニュースステーション』は一旦出演を中断した後2000年に復帰したが、結局は久米さんがどうしても辞めるというので番組自体も04年終焉を迎え、その後続に古舘・『報道ステーション』が開始されたわけである。
 久米さんは『ニュースステーション』を辞めた後数ヶ月失業(?)して、その後『日テレ』とかで幾つか番組を持ったがなぜか『変』でパッとせず、私も殆ど見なかった。今回また古巣のTBSに(但しフリーとして)舞い戻って来たのであるが、こうしてみるとまさに『久米って奴は』根っからのテレビ業界人なのである。
 今古舘『報道ステーション』は視聴率で『ニュースステーション』のピーク時を上回っているという大変な盛況ぶりだが、番組自体の面白さから言ったら久米さんの方が断然面白かったと思う。『ニュースステーション』には『金曜チェック』とかを楽しみにする視聴者も大勢いたし、私自身毎晩『ニュースステーション』を見ることを日課としていた時期もあって、「10時からはNHKのニュースじゃないと駄目だ」という知り合いと一瞬気まずくなったことさえあるのだ。
 一方『報道ステーション』というととてもじゃないけどそれ程の求心力はなく、言ってしまえば他に見るものがないから見ているだけであって、今仮にその知り合いとチャンネル争いをするような事態になれば、私はあっさり譲るだろう。
 古舘さんのことを私は以前「ニュースキャスターは不似合いだから競輪中継かプロレス中継のアナウンサーに戻った方がいい」と言ったことがあるが、彼はこれが『天下の朝日』が要請するカラーなのか、最初の頃はそれでも昔のキャラを垣間見せていたのだが、今ではかつての面影はすっかり影を潜めて、矢鱈めったら真面目腐った『ぶりっ子』を演じるに至っている。彼は相当無理をしているように私には見受けられるが、久米さん程には我侭ではないようだから(!)局アナとの女性問題も起こさず(はあ?)テレ朝とうまく協調出来ているのだろう。w

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田母神前空幕長とアパグループ代表、10年来の親交
2008年11月8日10時4分 asahi.com

 日本の侵略などを正当化する論文を発表して更迭された航空自衛隊の田母神俊雄・前幕僚長(60)は、懸賞論文を主催したアパグループの元谷外志雄代表とは10年来の親交があった。元谷氏の出版パーティーに出席するなど、その親密ぶりは関係者の間では有名だった。

 元谷氏は空自小松基地のおひざ元の石川県小松市出身。98~99年に基地トップの司令に赴任した田母神氏と意気投合した。元谷氏は99年には、地元政財界が参加する「小松基地金沢友の会」を設立して会長を務め、基地と地元をつなぐ役割を担った。

 親交は田母神氏の転勤後も続いた。アパグループが経営するホテルにも置かれている雑誌「アップルタウン」の連載企画で、元谷夫妻が政財界要人と懇談する「日本を語るワインの会」のコーナーに田母神氏が数回参加。今年6月に開かれた元谷氏の著書「報道されない近現代史」の出版記念パーティーには、田母神氏が制服姿で出席した。

 元谷氏は07年8月、小松基地では民間人として初めてF15戦闘機に体験搭乗。その時の写真は元谷氏の著書に収められている。航空幕僚監部広報室は「広報活動の一環で、小松基地金沢友の会の会長として搭乗してもらった」と説明する。

 元谷氏は朝日新聞社の取材に対し、田母神氏に論文の応募を依頼したことはないと説明している。「毎月送っているアップルタウンの告知で気づいたのではないか。まさか航空幕僚長が応募してくれるとは思わなかった」。田母神氏の論文は8月に届いた。他の航空自衛官の応募作78編も含む235編が、執筆者名を伏せた形で審査されたという。その結果、元谷氏のペンネームを冠した最優秀賞に田母神氏が選ばれ、300万円の懸賞金を受け取ることになった。

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*F15に載せて貰ったのも300万円貰ったのも出来レースではなかったと両者言い張っているが、我々がここから連想するのは先日有罪判決の出た例のゴルフ接待塗れの事件だけだ。見苦しい奴らだ。大概にしろ!

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民主・大地、選挙協力を正式表明 連合も連携協定
(11/08 00:05)『北海道新聞』

 民主党の小沢一郎代表と新党大地の鈴木宗男代表は七日、札幌市内のホテルで記者会見し、次期衆院選で選挙協力を行うことを正式発表した。会見には連合の高木剛会長も同席し、連合と大地との間で「連携強化協定」を締結したことを表明した。

 三氏は会見に先立ち、それぞれ合意文書に調印した。民主、大地両党の選挙協力では、大地が道内全十二選挙区で民主党候補を支援し、民主党側は比例代表で大地の二議席以上獲得に向けて協力する。

 小沢代表は会見で「(麻生太郎首相は)近いうちに総選挙を実施せざるを得なくなる。互いの協力関係をてこにして、北海道から日本の政治を変える意気込みで、全力で頑張っていく」と述べた。

 鈴木氏は、「民主党との選挙協力で間違いのない結果を出していきたい。確実に新しい政治の流れをつくりたい」と述べ、両党が協力して、政権交代実現を目指す考えを強調した。

 一方、連合の高木会長は連携強化協定について「選挙協力ではないが、(大地と)考え方、価値観を共有し、一緒に運動に取り組めると思い、合意した」と説明した。

 連合と大地の協定文書では、労働団体と政党という互いの立場を尊重しつつ、官僚政治の打破や格差是正に向けて民主党中心の新政権実現に努力することを明記。民主、大地両党の選挙協力の枠組みを通じ、連合が大地の得票を支援していく考えを示した。

 鈴木代表はこれまで民主、自民両党との選挙協力の可能性を示唆してきたが、会見後、取材に対し、アイヌ民族の権利確立や北方領土政策などを挙げて「民主党の方がよく理解してくれた。政策の中身で判断した」と強調した。

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 最後になりましたが、筑紫哲也氏のご冥福を心よりお祈りします。これでまた私たちは巨星をひとつ失いました。

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