GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「ウイグル」2

2009年07月14日 | Weblog
 基本は人対人だと思います。自分の誠意が通じる人なら相手が誰であろうと、尊敬しあいながら生きていくべきだと思います。 


 仮に、北海道が日本の僻地と仮定します。いつのまにか他民族が入り込んできて北日本トルキスタン共和国として独立を宣言したら、日本政府として、近隣に住む日本人としてどう対処すべきなのでしょうか?

 日本の人口がどんどん増加して、今まで僻地だった北海道に多くの人は移住をしてきている状況下、しかも、北海道には石油や地下資源が多く眠っていることが最近になって判明してきたとしたら……。

 日本政府は間違いなく、中国政府と同じように共和国の宣言を認めず、武力を持って排除するでしょう。いくら僻地とはいえ、日本国民が住んでおり、政府は国民の財産を守る義務があり、日本の国土を守る責任があります。第二次世界大戦後、中国・北朝鮮・ロシアが何度も侵略計画を実際に立てています。年間に何度もミグ戦闘機が国境を侵略し、日本空軍がスクランブル発進して威嚇しています。このようなことを繰り返し日本の防衛体制をチェックしています。

 今日の新聞で、北方四島返還の話が振り出しに戻ったと報道がありましたが、ロシアはもともと四島を返還するつもりなどはじめからありません。せいぜい共同で(殆ど日本の金)資源を発掘し、うまい汁はすべて持って行かれるのがおちでしょう。

 どの国家もいったん自分の国土になった土地を他国に譲ることはありません。もしあるとすれば戦争に負けた時だけです。よって圧倒時武力で共和国の独立を阻止するでしょう。ソ連の崩壊後、一気に数々の国が独立したのその為です。ソ連は武力を失ったからです。今、石油を背景に国力をつけてきたロシアはある国に天然ガスを送らず、弾圧を加えています。

話を戻します。
仮に1億2千万人の日本民族の中にほんの数%のアイヌ民族が蜂起して、今まで僻地だった北海道で共和国を打ち立てられたら、私たちは漢民族と違った行動を取ることができるでしょうか? かつてアイヌの人達に日本政府は差別と弾圧を加えてきた暗い歴史が存在するのです。どこでも圧倒的多数が、少数派を差別・弾圧するのが人の常、国の常道と理解しておかねばねりません。

かつて日本政府は、9つの帝大を創設しました。
1)1886年 明治19年 帝国大学(東京帝国大学)
2)1897年 明治30年 京都帝国大学
3) 1907年 明治40年 東北帝国大学
4)1911年 明治44年 九州帝国大学
5)1918年 大正 7年 北海道帝国大学
6)1924年 大正13年 京城帝国大学 (建物等はソウル大学校に引継)
7)1928年 昭和 3年 台北帝国大学
8)1931年 昭和 6年 大阪帝国大学
9)1939年 昭和14年 名古屋帝国大

 韓国と台湾を支配下に置いたとき、その地に大学を創り、その地の知識人から同じ教育を実施しようとしました。こんなことを実施した国家は日本しかありません。そこには差別や弾圧がかなったわけではありませんが、その国の知識人のレベルを上げることでその地を共有しながら共に成長していこうとしたようです。洗脳という悪い面もあったに違いありませんが、士官学校にもその地の支配階級から選んで同じ教育をしたと聞いています。

 これは地元の優秀な人材を発掘し教育して五族協和(大和・朝鮮・漢・満州・蒙古)を押し進める政策の一環でした。かなり大和民族(日本国)中心の超右翼的思想が反映していますが、このような政策の元、創られた日本の理想国家が「満州国」でした。1908年の時点で、満洲の人口は1583万人でしたが、満洲国建国前の1931年には3000万人近く増加して4300万人になっていました。人口比率としては女性100に対して男性123の割合で、1941年には人口は5000万人にまで増加していした。(これは異常な人口増加です。当時の中国では考えられない安全で生活水準高い都市だったために多く人々が集まったとされています)。戦後この日本の統治を真似て作った都市が上海と云われています。今も上海への移住を望む国民がカ数多くいると聞きます。

 長くなりましたが、私は互いの経済発展(中国とウイグル)を押し進めると同時に教育レベルの均等化を計り、レベルアップを望む真摯な姿勢が民族を越えた結びつきを強くしていくのではないかと私は考えています。ここには他民族といった宗教がかった政策は一切含まれません。他民族の宗教を権力や政治力で弾圧を加えてはいけないのです。

 金にはダークサイドが存在します。金は醜い欲望が発生しますが、大きなエネルギーが存在するのは確かなようです。理念なき金が人々を、国家を堕落させるのです。金を持ちすぎた日本には今、その悪臭と病原菌が散らばってしまったように感じているのは私だけでしょうか。

幼い頃、特に男の子は小動物や昆虫を虐めたり、殺傷したりします。同じようなことが国家の歴史でも起こるようです。
・英国のオールストラリア、インド支配
・フランスのインドシナ半島支配
・イギリス・アイルランドからの移民によるアメリカ支配
人が人であることを忘れたような残虐行為が繰り返されました。
共感や共有などの女々しい考えなど微塵も感じられない、
同じ人間であるにも関わらず、まるで獣のような対処でした。

中には優しい方がいたはずですが、圧倒的多数の強者が弱者を虐めたのです。それを「NO!」という人の数は極端に少なく、もし口に出せば教室内と同じように仲間外れされるのを恐れ、口をつぐんできたのです。

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