第二の人生を満喫!+愛犬ウィル(享年14歳)

還暦で娘・息子は結婚し孫がいます
様々な障害を抱え妻に支えられながら前向きに暮らしてます。

反乱分子

2006-11-27 16:09:57 | 職場と正面から向き合って(終)
            「「小節の信義を重んじて大綱の順逆を誤った。」といわば言え」


この記事は、過去に書いたもので、非公開にしていたものです。
投稿日時も、そのままにしています。

過去の非公開記事から、見つめなおす為、公開します。
自分自身が、どれだけ成長しているのか確認したい。という意味もあります。

カテゴリーをクリックして頂ければ、見やすくなるかと思います。(ペコリ)



2・26事件というのをご存じだろうか。
青年将校が反乱を起こしたとされる事件です。
自分はこれを幹部学校で逆賊の青年将校として習いました。
しかし、よく調べてみると違う事実が浮かび上がってきます。
青年将校は国家や陸軍は謙虚に反省し堅実な国づくりを
進めて欲しいとの思いで反乱を起こしたのです。

それは次の文からも明らかです。
「・・まず事件発生の原因を考えてみますと、国政を預かる為政者及び陸軍大臣をはじめとする軍上層部がだらしなかったことによると思っています。
よって今後心を引き締めて国政を改めるよう切望します。
つぎに、今回の首謀者の中には思想的に要注意人物がいたと考えられますが、なぜ放置し大事に至らしめたか、これは明らかに軍部の怠慢であり事件発生の要因を醸成した当局も責任を負うべきであります。
首謀者には悪いが命令によって軍隊を動かしたのはよくありません。
我々にとって命令は天皇の命令しかありません。よって今回もそのつもりで服従しました。なぜなら命令の善悪をその都度判断していたら戦闘はできないからです。
然るに私たちは命令に忠実に実行したばかりに刑罰を受け、連隊長からは免官降格等という懲罰もこうむり、あたら将来を棒に振りました。
いうなれば私たちは命令に従ったための犠牲者です。この命令が完全な命令でないにしても、事件発生当時の環境、周囲の状況、隊長と部下との関係上参加せざるを得なかった点をお汲み取りください。
以上の点からして二度とこのような事件が起こらないよう、そして犠牲者が出ぬよう、国家や陸軍は謙虚に反省し堅実な国づくりを進めていただきたく切にお願いします。」

と述べています。

その後のわが国は陸軍が政治介入して太平洋戦争へ破滅的道をたどる。これはこの事件に参加した将兵全ての心の叫びだったのでしょう。

柳下中尉(無機禁固判決)の一文の中に
「小節の信義を重んじて大綱の順逆を誤った。」といわば言え
とあります。
本当のこころの叫びとも取れます。

いつの時代も将兵は使い捨てそして将兵のこころの叫びが上層部に届くことはありません
そして今の職場も、こころの叫びが上層部に届くことはないでしょう。

自分が2・26事件の将兵だと言う気持ちは毛頭ありません。
2・26事件の将兵から見たら自分なんて屁見たいなものですから。

ただ、一つ共通していることがあります。
今年4月から反乱分子と呼ばれていることです。
反乱分子
何故?
職場にいる精神疾患の人にメンタルケアをして欲しいと求めているだけなのに。
職場を一層、良くしようと声を上げたら反乱分子なのでしょうか?

職場の知り合いから聞いたのですが、メンタルケアの教育をしたそうです。
メンタルケアの態勢を確立・実行してくれなんて人がいては困るんでしょうか?
声を上げたから、メンタルケアの教育をしたのですか?

いつか機会があれば、
銃殺により執行された、NHK向かいにある渋谷税務署の脇の「二・二事件慰霊観音」が建っている場所に行ってみたいと思っています。












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