広がる格差を是正する為、若者にも年金を支給しようと言う「若者基礎年金」なるものを提案しているバカな大学教授のことが、以前新聞に載っていましたが私は大反対です。
20~29歳の全員(高所得者は別)に月4万円を支給すると言う、この案を実現させる為には、なんと年間7.5兆円もの莫大な金が要るのに………
この案の主旨は、資金がない為に新たな事に挑戦できない「機会の不平等」を減らす事が目的で、何に使っても自由だが職業訓練や資格取得の費用などを想定しているとの事。月4万円も若者にやると大半の若者はギャンブルで勝った時のようなあぶく銭感覚になって、上記のような使い方はしないと思います。
財源はどうするかとの案は、厚生年金支給年齢をもっと引き上げるとか、額をもっと下げるとか、消費税をもっと上げるなど言っていますが、貧乏人は益々貧乏になるし又、折角所得税や相続税が下がったのに又上げる事を見直すべきと言う意見があります。
一方で「努力して稼いだ人や企業を優遇したほうが経済が元気になり、その結果、非正社員の賃金も上がるし、正社員になる機会も増えると言う案」に私は大賛成です。
日本は共産主義社会ではないので、世界中の資本主義社会国と同じように貧富の差があって当然のことと思います。所得税は最高税率が大分下がって40%になっても20兆円もあるそうで、相続税も50%に下がったが2兆円足らずだそうです。
スイスは相続税が非常に少ないけれど、国民の平均所得は日本より良いそうで、イギリスのサッチャー元首相が「金持ちを貧乏人にしたからといって、貧乏人が金持ちになる訳ではない」と言う政策で、現在ロンドンには世界中の大金持ちが集まっているそうです。
今の若者は一言で言えば贅沢になった、情報が氾濫しすぎて理想を追い求めていると思います。アメリカ社会はずっと同じ会社にいたら能力がないと見なされ2~3回転職しないと一人前に認めて貰えないそうですが、私の持論ですが28歳位までは同じ職種であれば何回代わっても良いが30歳を過ぎると同じ会社に落ち着くべきではないでしょうか?
よって、今の日本は800兆円もの借金があるのに、これ以上借金を増やさない為にも、若者を甘やかす「若者年金」などは絶対にすべきではないと思います。