中田人材経営サロン

元ソニー人事部長であり、青山学院大学客員教授の中田研一郎より、企業の視点と個人の視点で「キャリア」「生き方」を語ります。

「中田人材経営サロン」のご紹介

2007-01-27 18:56:45 | お知らせ
私が主宰している「中田人材経営サロン」をご紹介します。

人事関係や中国ビジネスに関心のある人たちにお集まりいただいて
ゲストスピーカの話を聞きながら交流を深める会です。

今月は1月31日に一橋クラブにおいて開催の予定ですが、
若干名はまだ出席が可能ですので下記の案内書末尾の申し込み先に
お問い合わせください。参加枠人数に余裕がある場合のみ受付いたします。

※定員になった場合は申し訳ありませんが受付できない点を
あらかじめご了承ください。

・・・・・・・・・詳細・・・・・・・・・
対象:人事戦略、企画、人材育成等の企業人事、
あるいは中国を中心とするアジア経営戦略等の経営課題に
関心のある方であれば、どなたでも参加自由です。
また皆様の仕事関連のお客様、ご友人もお誘いあわせのうえご参加下さい。
実費をご負担頂く会費制ですので、各回ごとの参加も可能です。

第2回例会テーマ :  「08年度新卒採用の動きについて」

ゲストスピーカー: 株式会社パフ代表取締役社長 釘崎清秀氏

日時:2007年1月31日(水)  
18:30 開場 (講演開始まで飲食をお楽しみください)
19:00 ゲストスピーカーによる講演 (30分)
19:30 フリータイム(お酒と軽いお食事を取りながらの懇談を
お楽しみください)
20:30 中田よりご挨拶(10分)
21:00 閉会

会場:一橋クラブ(一橋大学の由緒あるクラブハウスでの開催です)
東京都千代田区一ツ橋2-1-1 如水会館 14F
電話 :03-3261-1101(代)

参加費用: 3,000円(領収書を発行いたします)

協賛企業 (2006年12月19日現在、協賛加入お申し込み順) : 
エム・アイ・アソシエイツ㈱ ・ イー・ファルコン㈱
㈱レビックグローバル㈱エフピコ㈱パフ 
㈱ワークスアプリケーションズ

お申し込み&お問い合わせ:
御社名・所属部署・お役職名・ご芳名・ご連絡先(e-mail)を明記の上、
以下アドレスまでにご連絡下さい。詳細をご案内させて頂きます。

中田人材経営サロン事務局 
担当:山本・佐々木 nakata-salon@mia.co.jp

「就職活動に勝つ」出版予告

2007-01-26 12:42:26 | 著書
みなさん、こんにちは。
2月23日に角川書店より「就職活動に勝つ」という本を出版する予定です。


表題のとおり今から就職活動をしようとしている人のために書きましたが、
内容的には学生のみならず就職をしてまだ数年の若手社員にも
ぜひ読んでもらいたい内容となっています。

組織の中で仕事をして悩んでいる人、
自分がどんな仕事をしていいのか迷っている人、
もっと根本的に何のために働くのかよく分からなくなっている人たちに
この本を読んで答えを見つけてもらいたいと思って書きました。

昨年青山学院大学でこの本に書いた内容の一部の講義をしたところ、
終わったとき学生の間から拍手が起こりました。同時に、
学生からもっと多くの人に講義の内容を紹介してあげてほしいという
要望があり、悩んでいる人のお役に立てばと思い、
この本を上梓することを決意しました。

次回はもう少し内容の紹介をします。

中国青年政治学院および清華大学訪問

2007-01-22 22:41:12 | 中国
先週中国青年政治学院を訪問し、李家華副院長と会談し、
中国の新卒大学生の就職問題について意見交換をしてきました。
中国青年政治学院は中国共産党の幹部養成機関として夙に有名ですが、
日本ではあまり知られていないと思いますので、簡単にご紹介します。

中国青年政治学院は中国共産主義青年団(共青団)中央直属の高等教育学府で
中国の未来を担う次世代の指導者を輩出してきました。
同学院は中国社会の各分野におけるリーダーを育成することを目的とし、
総合的な人材育成を行っています。新中国建設の伝統を受け継いだ共青団
「中央団校」の約60年の基礎の上に、1985年に現在の名称となり、
党および国家が重視する最高学府として発展を続けています。
歴代院長は共青団第一書記が務め、胡錦濤国家主席も同学院の院長を
歴任しました。現在の院長は胡春華院長。副院長は今回お会いした李家華氏です。

李副院長は昨年12月に日本を訪問され、政策研究大学院大学おいて講演され、
中国の大学の新卒が深刻な就職難に直面していることを説明されました。
すなわち、2001年度以来中国の大学の新卒者の数は115万人
その後145万、212万、280万、338万と急増し、
2006年には420万人が卒業をしました。日本の新卒は40数万人ですから
10倍の規模です。中国経済は毎年10%近い成長をしていますが、
さすがに雇用人口も毎年この卒業者の急増に比例して増えているわけではなく
2%台に留まっています。

したがって当然人材の供給過剰が生じて、2006年には大学を出ても
期待したような職に就けない大学生が124万人もいると推定されています。
中国の大学進学率は20%台で、日本のそれに比べると半分以下ですが、
大学生の総数は2000万人を超えています。この規模を見れば中国においても
大学の大衆化時代が現実となっているといえます。
しかし、学生および彼らの両親は選ばれた人間しか大学に入れないという
従前の期待感を持っているため、就職時に初めて現実との大きなギャップに
直面することになります。一人っ子政策を採っているため両親も
子供に教育費を惜しみなく投資するのですが、期待どおりの就職ができないと、
その投資のリターンを得られないという深刻な問題となります。

以上のような深刻な就職難を解決する方法のひとつとして私から李副院長に
下記のような提案をしました。
420万人を超える学生が一斉に自分の希望にあっ企業を探すのは大変ですし、
企業の側も採用したい学生を420万人の中から探し出すのは
容易なことではありません。需要側と供給側のマッチングを成立させるような
社会インフラがなければ、一個人や一企業の努力で解決することは容易では
ありません。そのマッチングの一助として私が顧問をしている
株式会社イーファルコンのコンピテンシーベースの人材マッチングツールを
活用し、企業が求める人材像と個人が持っている能力のマッチングを図るできである。
イーファルコン社の人材診断ツールは日本では大手の会社ですでに
導入実績があるが、中国にも導入すべく中国の日系企業と提携して中国版の作成に
着手しているので是非導入を検討していただきたい。

概ね以上のような説明の後、学生十数人とも人材の能力と仕事へのマッチングに
関して意見交換をしました。また、中国青年政治学院のみならず
私が顧問をしている清華大学継続教育学院においても同様の意見交換をし、
今後協力して検討することになりました。

日本の会社においても近年入社3年以内に36%の人が辞めてしまうことが
問題になっています。日本ではミスマッチにより若者が会社を辞め、
中国でマッチングの社会インフラがないがゆえに若者が容易に
職につけないということです。ジョブマッチングの難しさを改めて認識した
中国出張でした。

キャリアディベロップメント研修 公開セミナーのご案内

2007-01-14 23:55:45 | セミナー
みなさん、こんにちは。

本日はエム・アイ・アソシエイツでの
キャリアディベロップメント研修、公開セミナーのご案内です。


多くの企業が若手社員の離職率に頭を悩ませています。
旧来型の「先輩が背中を見せ、きめ細かいOJTを行う」時代が終わり、
若手社員の無気力化が深刻化する中、近年、企業内でのキャリア教育のあり方が
見直されています。

本来、「キャリアは自分で作り上げるもの」です。
エム・アイ・アソシエイツでは、この前提に立ち、
これまでのキャリア研修と異なり、鮮やかなキャリアビジョンを
描くことやプランニングをすることをゴールにするのではなく、
毎日の仕事を通してキャリアを育てる、行動を促進します。

日時:
2007年02月23日(金)09時30分~17時30分
2007年02月24日(土)09時30分~12時30分

1日半のコースです。
ぜひこの機会にご参加ください。

詳細&お申し込みは、こちらから。



Professional Personの構図

2007-01-11 09:09:40 | コラム
こんにちは。
一昨日、日経をご覧頂き、Blogにアクセスしてくださった方、
ありがとうございます。(PVが増えています。うれしいことです。)

さて、私が顧問を務めております、エム・アイ・アソシエイツにも
定期的にコラムや特集記事をUPしておりますので、
ぜひご購読いただければ幸いです。

今月号の特集は、いわゆる社会人基礎力を
立体的な「Professional Personの構図」としてとらえ、
相互関係を更に明らかにしておりますので、ぜひご覧ください。

↓応援してください。
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1月9日の日経1面に。

2007-01-09 12:08:54 | パブリシティー
1月9日 本日の日本経済新聞1面記事「成長を考える」に、
私の取材記事が掲載されました。
ご覧いただけましたでしょうか?

下記がその記事の要約になります。

記事要約:~「玉ねぎより桃」~
玉ねぎはむき続けたら何も残らないが、桃には種が残る。ソニー時代、
誰にでもできる業務は外部に委託し、ホワイトカラーの生産性を向上する等、
社員に「核(種)になって」もらうための取組を行ってきました。