ベーくん

ハーレーをのんびりカスタムしていく男

O2センサーソケットのトルク管理

2018年09月26日 | メンテナンス

画像のようなソケットをトルクレンチのような駆動工具に接続して使用すると、当たり前の話、ソケットの駆動部分は工具の軸からズレた位置に来る。このような条件下で、正しくトルクを計測するにはどうするのか…。わからないのでググってみた。

以下検証動画。動画では、トルクレンチにエクステンションを装着し駆動部分のトルクを計測するのだが、正しいトルクが計測できない。

この回避するには、ソケット駆動部分をトルクレンチの棒に対して直角の位置に持ってくる。そうすることでより正しくトルク計測ができるとのこと。


どうした?リンク速度が遅すぎる!?

2018年09月02日 | サンダーマックスAT
ひさしぶりにサンダーマックスのマップを確認しようとしてECMとパソコンを接続。でも、なにか挙動がおかしい。LINKボタンを押してからLINK点灯までたっぷり15秒。マップのダウンロード(READ)になんと20分近くかかるではないか~!

こ、故障か?!

Thundermax本体の不具合を疑ってググってみるも何も情報がない。結局、原因はUSBシリアル変換ケーブルのドライバーだった。

私が使用している変換アダプターはProlificというチップを搭載している。この製品はWindows 10ではプラグアンドプレイ対応となり、USBに挿すだけでデバイスが自動認識される仕組みです。でも、このWindows10(64ビット)ネイティブのドライバーこそが曲者だったのね。

以下の記録は無保証情報です。ダウンロードするファイルにセキュリティソフトが警告を発する可能性がありますが、少なくとも手元の環境(Windows 10 64-bit, マカフィー)では大丈夫でした。

解決策は以下のHPで確認
http://www.ifamilysoftware.com/news37.html

<手順の記録>
1)上記ホームページ上の「Windows 10 64bit fix」というところからパッチをダウンロード
2)DLしたファイルを起動するとデスクトップにショートカットが作成される
3)上のショートカットで起動する
4)USBシリアル変換アダプターをUSBに挿す
5)Continueをクリックしてパッチをインストールする
6)PCを再起動し、アダプターを一度抜いて挿す

これで問題のあるドライバーが削除され、ちゃんと動くドライバーに差し替えられます。その結果、サンダーマックスのリンクスピードは元通り。古いECMだけど、ちゃんと設定するとまだまだ動く!

103エンジンのカムのこと

2015年05月26日 | カム交換

103エンジンに搭載されているカムについて調べてみた。
従来のものとの違いなど。

情報ソースはこちら

【 わかったこと 】
  103の本国モデルでは2013年モデルまでTC96と同じカムがついていた。
  2014年にカムが大幅に変更された。

変更点は何?何がちがうの?

【 概 略 】
  2014年版にはオーバーラップがあり、リフト量が増えた。

 

説明画像があったので、拝借します。

 
【 図の説明 】
  緑=インテイクバルブが開いているとき。
  赤=エキゾーストバルブが開いているとき。
  TDC =上死点
  BDC =下死点

【 図が示している特徴 】

    2014年(図右)では

  1)バルブが開く~閉じるまでの「作用角」が増加している。

  2)インテイクとエキゾーストが同時に開いている「オーバーラップ」がある(黄色の円内)

    図ではリフト量について情報ないですが・・・

  3)リフト量が増えた(SE255より小さい) 

 

【 スペックの詳細と比較 】

カム Intake Exhaust Overlap LSA
(*)
リフト 作用角 LC リフト 作用角 LC
07up -12 30 0.465 198 111 38 4 0.465 222 107 -8 109
2014 Rushmore 3 30 0.511 213 103.5 43 10 0.511 233 106.5 13 105
SE255 6 25 0.556 211 99.5 48 7 0.556 235 110.5 13 105
Andrews21H 10 30 0.498 220 100 40 8 0.498 228 106 18 103
Andrews48H 13 29 0.548 222 98 43 15 0.548 238 104 28 101

表のソースはこちら

2014年でずいぶん変わったんですねぇ。表右端のLSAはセパレーション。2013モデルとの比較で4°狭い。数値だけの比較で言うと、2014年モデルは、従来より中低速トルクを増大させる方向へシフトしたとも言えます。また、リフト&作用角増加=吸気量増で出力あがる。オーバーラップはスムーズな吹け上がりに貢献するだろうし、おそらくはエンジンブレーキやアクセルのツキも少し変わったんじゃないでしょうかね。


テキサス州バイカーギャング銃撃乱闘事件のこと

2015年05月20日 | ニュース

192 arrested after deadly biker shootout in Texas | Mashable

 

周辺多数のモーターサイクルクラブを傘下に収めるリーダー的存在の複数のバイカーグループが、とある日曜の午後、互いの連携やなわ張りなどを平和的に話し合う定例集会を行うため街のレストランに集結した。しかし、その日、店内で起きた些細なすれ違いから事態が急転、銃撃戦となり、9人が死亡、18人が重軽傷を負い病院に搬送され、192人のメンバーが逮捕される大事件となった。

 

Waco Texas Shootout - 170 Motorcycle Gang Members Arrested in Shootout

 

事件が起きたその日、警察は2か月前から行動を監視していた複数のギャンググループがレストランで落ち合うとする情報を入手しており、事件現場となったレストランの脇に所轄の増援部隊と特殊部隊(SWAT)を事前に待機させるなどして事態を見守っていた。

 

きっかけはトイレ内で「駐車場の使い方」に関する言いがかりに腹を立てたメンバーが騒いだことだった。

 

この些細な騒ぎが全体に波及し、殴り合いのケンカが発生。集団全体がナイフ、ゴルフクラブ、チェーンを振り回して揉みあう乱闘に発展。ついにレストラン内部のバーカウンター付近で何ものかが銃を発砲し始めた。

店内にはバイカーギャングのほかに若干名の一般客がいあわせ、銃撃戦はレストラン外部の駐車場になだれ出て続けられた。

これに対し、最悪の事態を想定して銃を構えてスタンバイしていた特殊部隊を含む警察側が、眼前で発砲中のギャングメンバーに対して発砲を開始。これ以降、ギャンググループと警察部隊が撃ち合いとなった。

警察は発砲していたギャングメンバーのうち何人かを射殺、現場に居た192人を逮捕した。他の死傷者について、警察に射殺されたのか、ギャング同士の銃撃によって死亡したのかは不明。計9人が死亡し、18人が病院に搬送された。警察、一般人にけが人はなかった。

事件の詳細については、応援で駆け付けた市警察、郡警察、州警察、連邦調査官(FBI)と連邦当局(ATF)が協力して調査にあたり、事件解明に向けて乗り出す。

分かっていることは、怪我を負って病院に運ばれた18人の、その全員が、少なくとも5つの反社会的バイカーギャング組織に身を置くメンバーであり、そのうちの一つ「バンディッド」は麻薬取引などを行う「犯罪組織」として警察に認定されている。

事件現場となったレストラン「ツイン・ピークス」はその店名が「女性の胸のふくらみ」を意味しており、店内の女性店員による接客スタイルが売りになっていた。警察は、このレストランに対して、日ごろからギャング活動に対するサポートをやめるよう協力を求めていたが、その日も集会の場を提供するなど、レストラン側の協力が充分得られなかったとコメントしている。

http://www.twinpeaksrestaurant.com/

この事件を受けて、テキサスアルコール飲料組合は、事件現場となったレストランに対し、アルコール飲料提供資格の停止処分を発表した。


VIN ERR解消方法マニュアルの日本語訳(非公式)

2014年01月27日 | サンダーマックスAT

http://www.thunder-max.com/TechDocs/VinError.pdf

上の文書を日本語に訳してみた。英文と日本語が一字一句対応していない場所があります。


題名 「オドメーターのVIN ERRORメッセージの消去について」

 

サンダーマックス(第2世代)が搭載されている全てのケーブルスロットルモデル

第2世代の(サンダーマックスが搭載されている)ケーブルスロットルモデルのオドメーターに「VIN ERR」が表示される理由として、コンボメーター側に保持されているVIN(車両識別番号)情報と、接続先のECM(サンダーマックスなど)側のVIN情報が一致しないことが挙げられます。

HD製スピード/タコ(コンボ)メーターに保存されているVIN情報は、メーターが初めて車両に取り付けられたときに接続されたECMから読み込まれた情報です。VINエラーを解消するためには、コンボメーターとECMの両方のVIN情報を一致させる必要があります。

サンダーマックスのVIN情報は変更可能です。コンボメーターに換装した後、(サンダーマックスに)VIN情報をまだ未入力の場合は工場出荷時のデフォルト値である「1HD1KB4137Y603371」を登録してください。

サンダーマックスのVIN情報の変更方法とオドメーターのエラーメッセージの解消方法について

1. 「リンク」状態にする

2. Module Configuration > Warranty Information > Edit VIN を選択

3. 車両識別番号(VIN フレームのネック部、及びエンジンに刻印される車両識別番号)か、サンダーマックスのデフォルトVIN(上記)を入力する 

4. 12Vの電源を維持している状態で、メーターとECMを接続しているハーネスを一度外して再接続する。バッテリーを取り外さない。

訳注: 「12Vの電源を維持した状態で」と訳した部分の原文は "while maintaining 12v power"です。ここはLOWRIDER MAMAさんの言によると「イグニッションONのまま!」 

5. イグニッションスイッチを何度か操作してVIN ERRが解消していることを確認する

新品のサンダーマックスとコンボメーターの取り付けについて

新品のサンダーマックスと新品・未使用のコンボメーターを取り付ける場合、コンボメーターはまだどのECUとも紐づけになっていません。ですので、サンダーマックス側にVIN(フレームのネック部、及びエンジンに刻印される車両識別番号)を入力してください。

注意) 新しいメーターに走行距離を引き継がせる方法、メーターの取り付け作業の詳細についてはコンボメーターの取扱説明書を参照してください。

2011-2013 Softail-2012-2013 Dyna (Can Bus) Models 

上記モデルにおいてVIN ERRが出た場合、車両VINがサンダーマックスに未登録であるか、またはサンダーマックス取り付け作業中に誤ったVINが入力された可能性があります。

1. リンクする

2. Module Configuration > Module Service Data > Edit VIN を選択

3. 車両識別番号(VIN フレームのネック部、及びエンジンに刻印される車両識別番号)を入力する

4.  イグニッションスイッチを何度か操作してVIN ERRが解消していることを確認する

 

2008-2013 (TBW) Touring Models

上記モデルでVIN ERRが表示される場合の原因は以下のいずれかのケースに限定されます。

・ サンダーマックスへのVIN情報が未入力のまま、新しいメーターに換装されてしまった

・ サンダーマックスへのVIN情報が未入力のまま、ディーラーにおいて「デジタルテクニシャン」による診断/ABSモジュール作業中である 


1. リンクする 

2. Module Configuration > Module Service Data > Edit VIN を選択する

3. 正しい車両識別番号(VIN フレームのネック部、及びエンジンに刻印される車両識別番号)を入力する

4. イグニッションスイッチを何度か操作してVIN ERRが解消していることを確認する

VIN情報を入力してVIN ERRを解消させることについて
(TMaxI Tunerソフトウェア)

サンダーマックス取り付けた後、車両のVINを正しく設定することで、HDのサービス担当者がデジタルテクニシャン(訳注:正規販売店しか持っていないソフト)を使ってABSモジュールの点検サービスなどを行えるようになります。また、一度使用したコンボメーター、および新品のコンボメーターが使えるようになります。

すでに他車両のVINと紐づけにされたメーターがVINエラーを表示する理由は、そのメーター側のVIN情報が、接続先のEFIモジュール(ECM)のものと一致しないためです。最新のファームウェアではサンダーマックスのVIN情報が編集可能となり、VINエラー表示の問題を解消できるようになりました。

 

最新バージョンのTMaxI Tunerソフトウェアを使用するには、ファームウェアのアップグレードが必須となります。

ご注意: 下のリンクでソフトウェアとファームウェアの更新方法の詳細が説明されています。
Software Update
Firmware Upgrade (訳注: 原文まま、リンク切れ)

ソフトウェアとファームウェアの更新が完了したら、Module Configuration > Module Service Data を選択し、「Edit VIN/SRN」をクリックして車両のVINを登録してください(OKを押して終了)。 


以上、日本語訳でした。

以下、決まり文句ですみませんがご一読ください。このブログでは特定のメーカーや関係各分野のプロフェッショナルの意見、視点、主張などを代弁したりするものではございません。英文の日本語訳はブロガーの趣味です。作業される方は原文をご覧になり内容と手順をよくご理解の上、自己責任で挑戦してみてくださいね。誤訳、追加情報などあればご自由にコメント欄にてお願いします。