尾瀬には長い間行きたいと思っていた。
平成12(2000)年の10月の初旬に、
この機会が訪れた。ちょうど秋休みだった。
英語科の同僚Aさん、Oさんの二人に誘われた。
二人とも登山が趣味だった。
私は登山の経験はなかった。
詳しいことは忘れてしまっているが、
2泊3日での計画でOさんの車で出かけた。
尾瀬への入り口の「鳩待峠」から「至仏山」(2,228m)
の山頂を目指した。あいにくの雨の中の登山となった。
何とか頂上にたどり着いた。
雨で視界が悪く、眺望は望めなかった。
何か達成感のようなものを感じた。
尾瀬ヶ原へと下山した。雨はあがってきた。
下山して一泊した。
翌日に「尾瀬ヶ原」を歩いた。
何時間歩いたかは忘れている。「草紅葉」がきれいだった。
写真を撮りながらゆっくりと。
しかし相当の疲労感を感じていた。
燧(ひうち)ケ岳(2,356m)を眺めながら
もくもくと歩いた。修行者のような気がした。
山小屋〈長蔵小屋)で宿泊した。山小屋での宿泊は二度目だった。
翌日「尾瀬沼」を眺めて歩き、帰路へと。
自分ながらよく歩いたなとの記憶と共に、
初めての登山で、「なぜ山に登るのか」との答えを
体感することができて、良い思い出として残っている。
Aさんとは、囲碁仲間の会で毎年会っているが、
登山は続けていると聞いている。
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