巧遅拙速

良いことは早めに、でも焦らず良く考えてやることも大事ですね。

リニア新幹線開発は社会情勢に基づいて見直す機会が欲しい

2010-10-23 09:11:56 | 日記
リニア新幹線のニュースの裏で、中国が従来技術の新幹線で時速500kmを超えるものを開発中とあった。日本人として世界に誇れる技術が欲しいかも知れないが、実際に利用するお客が欲しいのは、リニア新幹線の技術ではなく安く速く移動することである。

従来型新幹線で時速400kmで営業運転できれば路線長286kmのCルートなら約50分でリニア新幹線の40分と約10分間の差である。

同じ速度であれば従来型新幹線はリニア新幹線より乗り心地は悪いかも知れないが、建設コストは約8割、維持コストは2/3以下である。約10分間の差を気にしなければ、日本人はもっと安く移動できるのである。

TGVは時速360kmの営業運転を目指しており、2027年のリニア新幹線開業なのだから、線路の基礎が出来た頃にもう一度、最終選択をしたらどうかと思う。国際競争力の無い製品では世界市場では売れず日本に国益をもたらさない高コストの移動手段を後世の人に残してはいけないと思う。


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