漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

紳士服を着た悪魔

2010年02月14日 21時41分22秒 | 第15話/トリシャン・コード

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 But , ウォルポールさんが着ているのは、
「 プラダ 」 ではありません。創始者がまだ全然生まれていませんから ― 。
9月にパリに来てから、市内のどっかの仕立屋でのオーダーメイドなんでしょうが…。

 実は、ウォルポールさん、「 出たがり文化人のハシリ 」 だけあって、
英国の某服飾メーカーのイメキャラやっちゃってます。
そして、そこでの企画&人事権にもかなりの影響力を持っていて、
いずれ、ハリソンさんをジレンマに陥らせる事となります。

 それから、ウォルポールさん、自分が軽い気持ちで始めた事が、
後でトンデモナイ大騒動を引き起こしてしまうというのを
繰り返してしまう人です。

 第3部の 「 英国編 」 では、第10話でもふれた、
ルソーさん VS. ヒュームさんの大ゲンカを引き起こす原因を作ってしまうし、
漫画の中では描かれないでしょうが、
もっと後には、ある天才少年を服毒自殺へと追い込んでしまうのでした。

 ウォルポールさんも魔紳士ですが、
ハリソンさんも、もしもウォルポールさんのカンが当たっているのなら、
相当の魔紳士ってな訳なので、
この対決、どう決着するのでしょうか ― ?!

 〈 次回の更新は、2月20日 ( 土 ) の予定。 〉