作者自身も一員としてそれを支えてしまっている、「 貧困ブーム 」 の昨今、
「 家族の暖かさ・支え合いを見直そう 」 とのムーブメントが高まっている昨今、
アラベラさんの言葉は、 「 おセレブ階級のワガママ 」 としか映らず、
全く共感性の無いものなのかもしれません。
でも、18世紀後半当時、欧米のご令嬢方には、
● 学校教育を受けて就職する。
● 自分で家を買って自活する。
● 起業する。
● お嬢様 ( or お姫様 ) 女優になる。
… なんて道は、絶対に無い訳ではありませんでしたが、
女社長ランズバーグ夫人のような運のいい女性は別として、
ほぼ無かったのでした。
親兄弟の意向に逆らって勘当されたり、格下男と駈け落ち婚でもすれば、
先には悲惨なボンビー生活が待っているのでした―。
来週は、 「 愛の告白 」 の場面となります。
〈 次回の更新は、5月16・17日の予定 〉