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<>内の数字はメキシコ国境を起点としたPCTトレイル上の距離(単位:マイル 1マイル=1.609344km 1フィート=0.3048m)
6時30分起床 8時15分出発
― ノースバウンド(Northbound)とサウスバウンド(Southbound)-
PCTトレイルを南(メキシコ国境)から北(カナダ国境)を目指す場合(Northbound)、一つのネックは Sierra Nevada 山脈だ。この山岳地帯は3000~4000メートルの山々が連なっており、冬の降雪量は多い。この雪が解けないとこの山脈は通過できない。雪が解け始め何とか通行できるようになるのが6月10日前後と言われている。これはその年の降雪量により早くもなり遅くもなる。Sierra Nevada 山脈の入り口は、メキシコ国境より約1100km 北ある。
メキシコ国境をいくら早く出発してもこの山脈があるため6月10日前後より前には山に入れない。6月10日前後に山脈の入り口に着こうと思えば、メキシコ国境を4月の後半もしくは5月の初めに出発することになる。というわけで、みんなこの時期に国境を出発するのでハイカーのだんご状態となる。
このトレイルエンジェルの家に20~30人ものハイカーが泊まっているのも上記のような事情による。昨日30名のハイカーが入り、30名のハイカーが出てゆく、今日30名のハイカーが入り、30名のハイカーが出てゆく。明日も同様だ。ボランティアの方は、無償でビザを提供しているが腹をすかせた大人30人分のピザの材料費は、結構な金額だろう。
このトレイルエンジェルが、PCTハイカーのために使っている家は、4月~(おそらく)10月までの使われるのだろう。10月までというのは、北から南へ下る( Southbound )PCTハイカー及びPCTの一部の区間を歩く人(これをセクションハイカーというらしい)もいるからだが。そしてこのシーズンが終われば無人の家となってしまうのだろう。
高齢者の方も歩いている。私自身このときすでに66歳で高齢者なのだが、72歳の男性(ゆっくりゆっくり歩いていた。時々立ち止まって休む)、68歳の女性の方(息子さんがPCTトレイル関係の仕事をしておりそれでここを歩いてみようと思ったとのこと)、62歳の女性の方(足を捻挫し水の入ったバケツに足をいれ冷やしていた)などなど。若い人も高齢者もみな各自のスピードで楽しく歩いている。時々、立ち止まっては「どこから来たのか」、「どんな仕事をしているのか」、「メキシコ国境をいつ出発したのか」、「一日何マイルあるくのか」、「カナダ国境へいつまでに行くつもりか」などなど、立ち止まって長い話をしたりする。
午後3時頃、雷がなり雨が降り始める。
「Chihuahua」とは(多分、インデアンの言葉で)昨日宿泊したところの地名だ
PCTトレイル
山の真ん中に家。生計はなんで立てているの?と人ごとながら考えてしまう
はるか向こうに山が見える。明日はあのへんまで行くのかな
PCTトレイルは山の「わき腹」を通って行く
山火事の跡。火災の跡が非常に多い。印象ではトレイルの五分の一ぐらいは火災の跡のような気がする
当地の花はきれいだ
この家、水はどうしているのだろう?
サボテンの花
上空は西から飛んできた分厚い雲に覆われた
雨も降り始めた
「1/4マイル先の水場には水はない。谷には多分ある」
「100ft(30メートル)先、石だらけの道を下ったところに水の入ったポリタンク(Water Cache)がある。空のポリタンクは縛っておいてくれ。そうしてもらえば、(風に飛ばされた)ポリタンを谷中探さなくてもすむ」
― ノースバウンド(Northbound)とサウスバウンド(Southbound)-
PCTトレイルを南(メキシコ国境)から北(カナダ国境)を目指す場合(Northbound)、一つのネックは Sierra Nevada 山脈だ。この山岳地帯は3000~4000メートルの山々が連なっており、冬の降雪量は多い。この雪が解けないとこの山脈は通過できない。雪が解け始め何とか通行できるようになるのが6月10日前後と言われている。これはその年の降雪量により早くもなり遅くもなる。Sierra Nevada 山脈の入り口は、メキシコ国境より約1100km 北ある。
メキシコ国境をいくら早く出発してもこの山脈があるため6月10日前後より前には山に入れない。6月10日前後に山脈の入り口に着こうと思えば、メキシコ国境を4月の後半もしくは5月の初めに出発することになる。というわけで、みんなこの時期に国境を出発するのでハイカーのだんご状態となる。
このトレイルエンジェルの家に20~30人ものハイカーが泊まっているのも上記のような事情による。昨日30名のハイカーが入り、30名のハイカーが出てゆく、今日30名のハイカーが入り、30名のハイカーが出てゆく。明日も同様だ。ボランティアの方は、無償でビザを提供しているが腹をすかせた大人30人分のピザの材料費は、結構な金額だろう。
このトレイルエンジェルが、PCTハイカーのために使っている家は、4月~(おそらく)10月までの使われるのだろう。10月までというのは、北から南へ下る( Southbound )PCTハイカー及びPCTの一部の区間を歩く人(これをセクションハイカーというらしい)もいるからだが。そしてこのシーズンが終われば無人の家となってしまうのだろう。
高齢者の方も歩いている。私自身このときすでに66歳で高齢者なのだが、72歳の男性(ゆっくりゆっくり歩いていた。時々立ち止まって休む)、68歳の女性の方(息子さんがPCTトレイル関係の仕事をしておりそれでここを歩いてみようと思ったとのこと)、62歳の女性の方(足を捻挫し水の入ったバケツに足をいれ冷やしていた)などなど。若い人も高齢者もみな各自のスピードで楽しく歩いている。時々、立ち止まっては「どこから来たのか」、「どんな仕事をしているのか」、「メキシコ国境をいつ出発したのか」、「一日何マイルあるくのか」、「カナダ国境へいつまでに行くつもりか」などなど、立ち止まって長い話をしたりする。
午後3時頃、雷がなり雨が降り始める。
「Chihuahua」とは(多分、インデアンの言葉で)昨日宿泊したところの地名だ
PCTトレイル
山の真ん中に家。生計はなんで立てているの?と人ごとながら考えてしまう
はるか向こうに山が見える。明日はあのへんまで行くのかな
PCTトレイルは山の「わき腹」を通って行く
山火事の跡。火災の跡が非常に多い。印象ではトレイルの五分の一ぐらいは火災の跡のような気がする
当地の花はきれいだ
この家、水はどうしているのだろう?
サボテンの花
上空は西から飛んできた分厚い雲に覆われた
雨も降り始めた
「1/4マイル先の水場には水はない。谷には多分ある」
「100ft(30メートル)先、石だらけの道を下ったところに水の入ったポリタンク(Water Cache)がある。空のポリタンクは縛っておいてくれ。そうしてもらえば、(風に飛ばされた)ポリタンを谷中探さなくてもすむ」
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