銀ねず圖鑑

短歌と日記と…あとなんだっけ。

4月26日(金)のつぶやき

2013年04月27日 | 日記

♪サラリーマンは~ 気楽な稼業と きたもーんだ♪


あわてないあわてない、ひとやすみひとやすみ。


【1】わかの浦や波にかきやる藻塩草これもよしなきすさびなりけり(藤原俊成) #waka #jtanka 長秋詠藻、右大臣家百首、釈教。序詞を駆使した歌なのだけど、序歌と単純に言えない。上の句の「わかの浦や波にかきやる藻塩草」までは、ただ「和歌」ということ。

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【2】わかの浦や波にかきやる藻塩草これもよしなきすさびなりけり(藤原俊成) #waka #jtanka 『ああ和歌の浦! 波に向かって払いのける藻塩草(もしほぐさ)のように、私の和歌は波に書く文字のようなもの。とるに足らない遊びであることよ!』っていう。

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【3】わかの浦や波にかきやる藻塩草これもよしなきすさびなりけり(藤原俊成) #waka #jtanka ただ和歌の二文字を言いたいだけなのに上の句五七五をここまで費やす。それは、歌で言う『とるに足らない遊び』こそが、俊成にとっては大事なことだから。

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【4】わかの浦や波にかきやる藻塩草これもよしなきすさびなりけり(藤原俊成) #waka #jtanka 波に書いては消され、それでも書き続ける。このとき俊成65さい。勅撰集の宣下を受けるのはこの5年後のこと。(了)

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【1】玉津島たえぬ流れをくむ袖にむかしをかけよ和歌の浦波(藤原良経) #waka #jtanka 秋篠月清集、西洞隠士百首、雑。玉津島明神は和歌の浦にあるため和歌の神さんということになっている。歌人たちはよくこの神さんを詠んで自分の歌の上達を祈った。


【2】玉津島たえぬ流れをくむ袖にむかしをかけよ和歌の浦波(藤原良経) #waka #jtanka 良経というひとは、家集を『秋篠月清集』とし、摂関家の人間でありながら隠者を夢見ていた『生まれる場所を間違えたひと』。この歌を収める『西洞隠士百首』もネーミングからしてどうなのよ。


【3】玉津島たえぬ流れをくむ袖にむかしをかけよ和歌の浦波(藤原良経) #waka #jtanka 『玉津島明神の偉大な流れを組む私(の袖)に、和歌が栄えた昔のすばらしい時代の余波(なごり)をかけてくれ、和歌の浦の波よ!』。和歌の神さんを喜ばすためには隠者になったっていいっていう。


【4】玉津島たえぬ流れをくむ袖にむかしをかけよ和歌の浦波(藤原良経) #waka #jtanka こういう歌はいわゆる名歌選みたいなものではスルーされるのだけど、私はこのタイプの歌が好き。神事と呪術と詠歌と、やっぱり底のところは今もつながってると思うからね。(了)


【1】いそのかみ古きを今にならべこし昔の跡をまた尋ねつつ(後鳥羽院) #waka #jtanka 続古今和歌集、賀歌。詞書『元久二年三月廿六日、新古今集竟宴おこなはれけるによませ給ひける』。「いそのかみ」は「ふる」につく枕詞。「古きを今にならべ」はそのまま新古今集ということ。


【2】いそのかみ古きを今にならべこし昔の跡をまた尋ねつつ(後鳥羽院) #waka #jtanka 古きを今に引き上げて並べるのは、自分の編んだ新古今集こそ第一等のものであることを言う。その圧倒的な自負! はいはいその通りですよ、あなたにゃかないませんよ。


【3】いそのかみ古きを今にならべこし昔の跡をまた尋ねつつ(後鳥羽院) #waka #jtanka 本当は後鳥羽院御集から玉津島や和歌の浦を詠んだ御製を探っていたのですが、さすが後鳥羽院は俊成や良経ほどに自分を卑下するような(神さんを持ち上げるような)歌に乏しかった。


【4】いそのかみ古きを今にならべこし昔の跡をまた尋ねつつ(後鳥羽院) #waka #jtanka なら、後鳥羽院らしく自負の塊のようなこの歌の方が百首のトドメにふさわしいかなと思ってこれを選びました。これにて『銀ねずの和歌タイム』、おしまいです。ありがとうございました。(完)


まとめを更新しました。100首達成いたしました。皆様ありがとうございました。 「銀ねずの和歌タイム」 togetter.com/li/324714

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夜が明けて朝日拝む時間まで仕事した日は、その夜のちょうど今くらいの時間に疲れがドーンとくるのです。明日もあるから、今日は暗い時間に帰りたいなあ…。



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