唐突ですが、皆さんは音楽を聴く際、目は開けていますか?閉じていますか?僕も今まではこのことを大して意識せずにいたんですが、よく考えてみたら、この選択はかなり重要な気が最近してきました。
目を開けるか閉じるかで最も違ってくるのは、おそらく「楽曲に対して何処に意識を置くか」でしょう。あくまで僕の感覚で捉えたことですが、目を開けている時は、楽曲を鳥瞰的な位置から全体のニュアンスを眺める感じで、目を閉じている時は、楽曲のさらに奥深い所まで意識を沈めていく感じがします。何となく分かりますか?
で、この違いが何で重要なのかというと、どちらの聴き方を選ぶかで、一つの音楽を理解する上での有利・不利が変わってくるからです。
例えば目を開けている時は、楽曲全体が醸し出している雰囲気・ニュアンスや、作り手の込めた感情表現や気分などが、より捉えやすくなるのでしょう。いわゆる「歌もの」や、ジャズ・フュージョン・アンビエントみたいに、あまり意識を集中しなくても楽しめる、周囲の環境に溶け込むような音楽に適していると思われます。要するに、BGM的な聴き方ですね。
と言っても、決して真剣に聴いてないわけではないですからね。そうした方が良さが分かりやすいってことですから。よく、BGMにしてた音楽が周囲の景色にベストマッチしていて、思わず感動なんてことがあるじゃないですか。これはつまり、その景色から受ける印象と、聴いていた音楽から受ける印象を、自分の中で上手く結び付けたってことなんでしょうね。これはこれで、非常に賢い音楽の聴き方だと思います。
それに対し目を閉じている時は、より深く音楽の世界に没頭し、細かいディテールにまでこだわって、楽曲を細分化して聴くのに適しています。コンポの前で真剣に聴く感じです。クラシック・テクノ・エレクトロニカ・プログレッシヴロックなどは、この聴き方がベターでしょう。個人的には、こういうタイプの音楽の方が好きですね。
ただこの聴き方は、うっかりするとそのまま寝てしまうという、重大な欠点があるのですが…。おそらくこれは、聴き手の集中力がとにかく要求される聴き方なんでしょうね。可能な限り深いところまで意識を沈めていって、一つの音も聴き逃すことなく、それぞれの意味を考えながら、作り手の表現を理解するようにしなければならないのでしょう。これを成すには、どれだけ音楽に没頭していられるかが勝負なんでしょうね。その状態を維持するためには、眠気は最大の敵ですから、事前によく睡眠をとっておくぐらいの心掛けは必要ですよね。
まあでも、これはやっぱり難しいです。正直僕も完全には出来ません。この手の音楽でアルバム1枚ずっと集中力を維持できた事なんて、今まで数えるぐらいしかなさそうです。もっと経験を積めば、いつか自分の集中力を完全に操れるようになるんでしょうか。
皆さんも、これからちょっと目の開閉を意識してみてはいかがでしょうか?今までピンと来てなかった音楽でも、この使い分け次第で新しい発見があるかもしれませんよ。
目を開けるか閉じるかで最も違ってくるのは、おそらく「楽曲に対して何処に意識を置くか」でしょう。あくまで僕の感覚で捉えたことですが、目を開けている時は、楽曲を鳥瞰的な位置から全体のニュアンスを眺める感じで、目を閉じている時は、楽曲のさらに奥深い所まで意識を沈めていく感じがします。何となく分かりますか?
で、この違いが何で重要なのかというと、どちらの聴き方を選ぶかで、一つの音楽を理解する上での有利・不利が変わってくるからです。
例えば目を開けている時は、楽曲全体が醸し出している雰囲気・ニュアンスや、作り手の込めた感情表現や気分などが、より捉えやすくなるのでしょう。いわゆる「歌もの」や、ジャズ・フュージョン・アンビエントみたいに、あまり意識を集中しなくても楽しめる、周囲の環境に溶け込むような音楽に適していると思われます。要するに、BGM的な聴き方ですね。
と言っても、決して真剣に聴いてないわけではないですからね。そうした方が良さが分かりやすいってことですから。よく、BGMにしてた音楽が周囲の景色にベストマッチしていて、思わず感動なんてことがあるじゃないですか。これはつまり、その景色から受ける印象と、聴いていた音楽から受ける印象を、自分の中で上手く結び付けたってことなんでしょうね。これはこれで、非常に賢い音楽の聴き方だと思います。
それに対し目を閉じている時は、より深く音楽の世界に没頭し、細かいディテールにまでこだわって、楽曲を細分化して聴くのに適しています。コンポの前で真剣に聴く感じです。クラシック・テクノ・エレクトロニカ・プログレッシヴロックなどは、この聴き方がベターでしょう。個人的には、こういうタイプの音楽の方が好きですね。
ただこの聴き方は、うっかりするとそのまま寝てしまうという、重大な欠点があるのですが…。おそらくこれは、聴き手の集中力がとにかく要求される聴き方なんでしょうね。可能な限り深いところまで意識を沈めていって、一つの音も聴き逃すことなく、それぞれの意味を考えながら、作り手の表現を理解するようにしなければならないのでしょう。これを成すには、どれだけ音楽に没頭していられるかが勝負なんでしょうね。その状態を維持するためには、眠気は最大の敵ですから、事前によく睡眠をとっておくぐらいの心掛けは必要ですよね。
まあでも、これはやっぱり難しいです。正直僕も完全には出来ません。この手の音楽でアルバム1枚ずっと集中力を維持できた事なんて、今まで数えるぐらいしかなさそうです。もっと経験を積めば、いつか自分の集中力を完全に操れるようになるんでしょうか。
皆さんも、これからちょっと目の開閉を意識してみてはいかがでしょうか?今までピンと来てなかった音楽でも、この使い分け次第で新しい発見があるかもしれませんよ。