玄文講

日記

タイトルにだまされた本

2004-11-22 14:49:45 | 
プログラム言語の本をネットの古本屋で購入したところ、1966年発行の本が届いた。

40年前のコンピューターの本!
WindowsはもちろんのことMacでさえ存在せず、マウスという物体でさえもがなかった時代。
フロッピーと同じ性能の機械が巨大な磁気装置で、グオングオンと音をたてて動いていた時代。
カードリーダーでプログラムを読み込んでいた時代である。
当然説明されているプログラムの中身も古すぎて不便なことこの上ない。

このようにタイトルや著者だけで本を選ぶと失敗することがよくある。

たとえばヴィクトリア女王はルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を読んで感動し、ルイスの書いた本を全部購入させた。
そして後日 女王の机の上に積まれたのは、本業が数学者であるルイスの書いた数学の専門書であった。

今日は私が過去に購入したそんな失敗本をいくつか挙げてみたいと思う。

「カラスの死骸はなぜ見あたらないのか」

動物の本だと思ったらあの矢追 純一氏の書いたUFOオカルト本。
『カラスは死ぬと波動に変換されて消滅する。これこそが量子力学における粒子と波動の2重性である。ただし人が見ているとこの変換は起こらない』だそうである。
ヒャーー!!

「異域録」

SFだと思って購入。
中身は清朝使節のロシア旅行報告書。

「ゆず」

料理の本だと思ったら、猫の観察マンガだった。
猫は好きでも嫌いでもないが、面白かった。

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