たばこについて

たばこを吸わないことにした。いろんなことを考えた。忘れないうちに書いておこう。禁煙したい人へのヒントにもなればいいな。

たばこを止めたくなった理由についてその1

2006-12-20 20:15:11 | 煙のない世界へ
あんなにもたばこに憧れ、たばこを吸う人に憧れ、たばこを吸う自分に憧れ、けむいのに辛いのに頑張ってたばこに慣れるように努力したのに、なぜたばこを止めたくなったのか?

この世の中にはいろんな理由でたばこを止める人がいる。
「健康」。
私の場合は、たばこは健康に悪いということはもちろんよくわかっていたが、病気だったわけでもないし、あと一本くらい吸ったからといって今日明日にどうこうという状況ではなかった。
だから、私の場合は少々気にはなっていたが、「健康」はたばこを止める理由にはならなかった。

しかし、医者からたばこを止めなければ死んでしまいますよ、と言われた人の気持ちはどんなものだろう?
恐怖におののいて、たばこをすっぱり止める事ができるものだろうか?
依存する心よりも恐怖の方が大きければ、それがきっかけとなってたばこを止める事もできるのだろうか?
たばこを吸うなんてとんでもない、よっぽど健康面で切羽詰っている状態なら禁煙できるのだろうか?

しかし、薬物中毒の人が恐れを感じた時に、それを緩和する方法は、まさにその薬物を摂取することだという。
たばこを止めねばと切羽詰って、恐怖にかられて、ますますたばこへの渇望は大きくなっていく。
しかし止めねばならない。
この狭間でどんなにか苦しい思いをすることだろうか。
たばこは健康に悪いと思う→止めなければ恐ろしい事が起きる→でも依存症だから止められない・恐怖を和らげるためにたばこを吸う→こんなに吸っては健康に悪い…といますます底なし沼におぼれていく、精神状態は最悪だ。