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NHK 日本のこれから(12/9放映)

2006年12月10日 09時38分21秒 | 一般

ちょっとマジメな話題など。

昨晩、夜7時半からNHKで「ネット社会」についての視聴者参加型番組をやっていた。ちょっと興味がわいたので見ていたのだが、NHKの用意した設問が悪すぎ坂村先生がしきりに「質問が悪い」と連呼していたが、TVの前でホントその通りだなと思った。例えば・・・

匿名掲示板で事実無根の誹謗中傷を個人情報写真つきで晒された女性のケース。

  • 警察の無能な対応「インターネットみなければ良いんじゃないか」
  • 2ch管理人の西村氏のやや無責任ともとれる発言「削除できません」

匿名の告発サイトによって被害者が救われた、あるいは被害の拡大を未然に防いだケース

  • 児童福祉施設でのハラスメント
  • 悪徳商法

前者は被害女性から、後者は施設や企業から削除要請があったが両方とも削除しなかったという例で「さて、削除要請があった場合、削除はするべきかしないべきか?」という二択

そんなんケースバイケースに決まってるじゃねーか

参加していた紀藤弁護士もおっしゃっていたが「名誉毀損はあとで名誉を取り戻せる。しかしプライバシーは取り戻せない」。上記の例だと女性の方はプライバシー侵害だし施設や業者の件は名誉毀損の話。同じテーブルで比較できるはずもない。一事が万事でNHKの番組編成の悪さだけが際立った

ちなみに、オレはネット社会参加には個人認証が必要だと思っているし、インターネット利用も年齢制限を設けるべきだと思っている。匿名掲示板を擁護している方は「自由な発言がしにくくなるので、ネット社会の発展を妨げる」という意見を持っているようだが、自由には責任が付随するという原則を忘れてる人が多いような気がする。

それと参加していた一般の学生さんが「我々にもインターネットの利便性を享受する権利がある」と言っていたが、自分が使ってみるとコンピューターでの検索というのはすぐに目的の情報にたどり着く反面、そこにたどり着くまでの過程で知識を得るという機会を失わせているように思う。いろんなものを吸収する能力が豊富な時期にそうなってしまうのは、ある意味社会的な損失ではなかろうか。

オンラインゲーム関係のブログで書くのもへんな話だが、せめて中学卒業くらいまではネットに関わらず、リアルでの人間関係や苦労をしておいた方が良いと思うなぁ。